◆◆◆2014/06/08 - 大阪オフ◆◆◆
 参加者:ジェットカーさん,下名 | 主な探索場所:大阪市
◆収録ネタ◆


青時

青レンズ拡大

銘板



【コメント】
 驚くべきネタです.当方が再編中の鉄板灯器図鑑を再度見直さなければならない事態となったきっかけとなった灯器です.というのも,筐体自体は何の変哲もない関西型の後期タイプですが,銘板が関東型のもの(その上製番がT始まり)になっているというものです.どうやらこのケースは西日本各地で散在しており,後日,大分でも同型の250φタイプを発見しています.
 若干下火になりかけていた鉄板灯器への情熱が再燃した瞬間でした.非常に面白いネタです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1H33
 ・製造年月:平成6年12月
 ・メーカ:株式会社京三製作所(横浜の工場フォーマットの銘板)


斜め下から

銘板




【コメント】
 大阪で絶賛減少中のヤンキー兄ちゃん庇の弁当箱歩灯です.こちらは以降の白銘板で使われている丸ゴシック調のフォントと比べ,若干細いフォントが使用されている貴重なタイプです.
 画像ではわかりにくいですが,庇の裏は元々白だったものをいつぞやに黒く塗ったものの,更に時が経ち劣化したために,地の白色が見えてきています.

■歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:歩行者専用信号灯器
 ・形式:TS-2D
 ・製造年月:昭和46年1月製造
 ・メーカ:株式会社京三製作所


青時

側面

銘板



【コメント】
 こちらは先ほど紹介したタイプより若干新しく,関西型特有の白銘板になっている(はず:製番がX始まりとなっているため)のタイプです.こちらも同様に撤去が進み,なかなか見られなくなっています.

■歩灯銘板情報(抜粋)
 ・製造年月:昭和48年10月製造
 ・メーカ:株式会社京三製作所(製番の頭文字Xから推定)


斜め下から

側面

銘板



【コメント】
 大阪では大変珍しい,電材セパレート筐体の多眼レンズ搭載タイプが6基設置されていました.平成5年製ということで,日信製鉄板灯器のブロンズレンズがごく少数導入されていた時期より若干後の設置のようです.所謂「出目」「+庇」「初期多眼レンズ」タイプです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1H33
 ・製造年月:平成5年10月
 ・メーカ:信号電材株式会社


小糸歩灯銘板

星和歩灯銘板




【コメント】
 既設の電柱が撤去できないために,新設のデザインポールに取り付けられたLED歩灯が稼働されないまま放置されています.そのため,もともと設置されていた小糸製の古い歩灯がデザインポールに取り付けられ,稼働を続けていました.

■小糸製旧式歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:歩行者用交通信号灯器
 ・形式:人形
 ・製造年月:昭和52年3月製造
 ・メーカ:小糸工業株式会社

■星和製LED歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:U形歩行者用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第219号「版3」
 ・形式:H-1
 ・製造年月:2007年2月
 ・メーカ:星和電機株式会社

 オフ会としては実に9年ぶりとなりました.久々に他の信号ファンの方とお会いできてよかったと思います.このオフ会をきっかけに,のちの「安治川大橋南詰」オフの開催へとつながるのでした….ジェットカーさん,ありがとうございました.
 以下,オフ会解散後のソロ活動となります.


矢印点灯時

裏面

反対側の灯器

親灯銘板

三位矢印灯銘板

黄色矢印灯銘板
【コメント】
 工業地帯にひっそりと設置されていた七つ目の信号灯器です.ただし,うち1灯は工場引込線向けの黄色矢印で,取材当時は点灯しませんでした.黄色矢印の取り付け方がなかなか面白いです.この七つ目信号は交差点内に2セットあります.
 三位一体型矢印灯が希少な兵庫県下においては,全点灯というのもあり奇跡に近い存在です.

■三位親灯器銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:1H33
 ・製造年月:平成10年2月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)

■三位矢印灯器銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:A33
 ・製造年月:平成10年2月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)

■黄色矢印灯器銘板情報(抜粋)
 ・名称:矢印灯
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:A31
 ・製造年月:平成10年2月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)


交差点の様子

両面設置

片面設置

RR灯器


【コメント】
 矢印の設置位置が変で,直進矢印がなぜか青灯の下についています.裏側は左折矢印となっており,これに関しては本来設置する場所に合致しています.どういった経緯でこうなっているのかよくわかりません.
 また,こちらの交差点にはRRの二灯式灯器が設置されていましたが,稼働していませんでした.レンズ表面にはビニルテープのようなものでバッテン印を貼った痕跡があります.今後は稼働することなく撤去されそうです.


裏面

制御機

制御機銘板



【コメント】
 可動橋を通過する船舶向けにGRの二灯式角型灯器が用意されています.レンズ径はおそらく250φで,裏蓋はかつての200φ角型のような山型となっています.
 制御機は縦長のものですが,一体どういった用途なのでしょうか.可動橋制御ではなく灯火や音声放送の制御だと思いますが,そうであればここまで巨大にする必要はあったのかが気になります.


歩灯

歩灯側面

歩灯庇取付状況

歩灯銘板

筒形ルーバー

三位灯銘板
【コメント】
 こまごましたネタが多い交差点です.
・「尼崎市清掃局前」交差点なのに,ローマ字併記が「Seisoukyokumae」のみ.
・日信の六角歩灯に小糸の庇が無理やり取り付けてある.そしてU形銘板に変更になる直前の世代.
・ルーバー庇の樹脂製車灯.これも最近は電材の視覚制限庇に取って代わられている.

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