信号機用語の基礎知識

信号機を知る上で必要な各部の名称・設置の方式などを集めました。

T.信号機各部の名称(アーム式の場合) まずはここから。

※別名又は一般的な名称:

・フード=庇(ひさし)
・灯箱=筐体(きょうたい)
・腕金=アーム
・支持棒=ステー
・信号柱=ポール
・銘板=プレート
・エジソンソケットシール=Eシール

U.歩行者信号の各部の名称:

V.信号の身の回り品の名称:

 

W.信号機の支持方式

頭上式…主に灯器が道路の上部にくる設置法。

張出し式
路側又は中央分離帯に信号柱を立て、腕金(アーム)で道路上部に灯器を設置する方式。
通常アーム式
パイプ状のアームを2本使用する一般的な方式。
デザインアーム式
装飾を施した信号柱・アームに灯器を取り付ける方式で、観光地や市街地に見られる。
豪雪型設置
間隔を開けたアームに縦型灯器を取り付ける方式で日本海側に多い。雪の重みで灯器が下を向かないようにするためのもの。
曲柱式
太いパイプをL字形に曲げた信号柱を使うデザインアームの一種。
懸垂式
交差点の隅に立てた信号柱から信号灯器をワイヤーで吊る方式。信号ファンの間では、複数の方向の信号がアーム又はワイヤーで交差点の中央に吊られた設置方法を総称して言うことが多い
ブリッジ式
道路をまたぐアーチ状の柱(ブリッジ)に信号を取り付ける方式。

路側式/中央式…アームを使用しないか、使用しても路側か中央分離帯から道路に張り出さないように設置する方式。

←側柱式
信号柱の側面に灯器を取り付ける方式。

→柱頭式
金具を使うか、串刺しにするなどして信号柱
の先端に灯器を取り付ける方式。

X.レンズと電球

信号機は大きく分けて電球式とLED式に分かれています。

電球式・ノーマル
網目状パターン

平成6年前後まで主流に
なっていたパターン。

電球式・ノーマル
ブツブツパターン

最近の灯器の大半がこの
パターン。

電球式・ダークアイレンズ

日本信号や京三の灯器で、
西日対策に黒く加工されたレンズ。

電球式・擬似点灯防止機能付き

小糸・日本信号・信号電材の
灯器で、レンズと電球の間に
遮光ルーバーの入っている
レンズ。

LED素子式

LEDを円周状に配列して、その
上に透明レンズを被せる方式。

LEDプロジェクター式
LEDレンズユニット式

中心に高輝度LEDの集合体
を置き、不透明レンズとLEDの
間にあるもう一つのレンズで
光を均等に行き渡らせる方式。

信号機の電球

信号機用電球。一見すると家庭用の電球と同じ
だが、長寿命、耐衝撃性能が高められている。
写真はバンドミラー電球。エジソン式(ねじ込む)
タイプの口金のほかに、スワン式(車の電球の
ように半回転ではめるタイプ)がある
TS-60E
ソフトホワイト電球(70W)

中心の電球付近がぼんやり
しているのが特徴。
省電力仕様
で、この電球に対応したレン
ズの採用された灯器には、
Eシールが付けられている。

TS-70P
バンドミラー電球(81W)

電球付近がくっきりしている。
バンドミラー電球は電球の
先端部分を輪状にアルミ蒸着処理が
されているので、信号の真下に来ると
この輪が確認できる。

ソフトホワイト電球が採用されている県…山形県・宮城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・愛知県・三重県・岐阜県・長野県・新潟県・石川県・富山県・京都府・和歌山県・岡山県・香川県・高知県
バンドミラー電球が採用されている県…北海道・青森県・岩手県・秋田県・福島県・茨城県・東京都・静岡県・福井県・奈良県・滋賀県・大阪府・兵庫県・広島県・鳥取県・島根県・山口県・福岡県・大分県・佐賀県・熊本県・鹿児島県・沖縄県
※宮城県と高知県は途中からソフトホワイト電球に切り替えたため混在している。

Y.制御機の主な分類

信号機をコントロールする装置。1998年頃にU型制御機が制定される前と後で、ラインナップが異なっています。

1998年以前の大まかな分類: 1998年以降の大まかな分類:
名称 機能 名称 機能
地点感応式交通信号制御機 プログラム多段式制御機に車両感知器からの通行量・車両の有無情報に基づいて現示時間などを調整する制御機能が付加されたもの。
A型はテンキー、以前のものはピンで設定を行う。
複雑←           →簡素 U型交通信号制御機
これまでの地点感応式・定周期式・プログラム多段式の制御機の機能を統合。従来はピンやテンキーで設定していたサイクル・現示設定がパソコンによる設定となり、きめ細かく設定できるようになる。伝送機能に対応、集中制御にも対応。
プログラム「多段式」交通信号制御機 あらかじめ時間帯や曜日に応じて数通りのプログラムが設定された制御機により交差点ごとに信号表示が制御されるもの。通称プロ多。カレンダー制御など定周期式よりきめ細かい。
A型はテンキー、以前のものはピンで設定を行う。
UC型交通信号制御機 U型の機能省略版(車両2方向・歩行者2方向)。十字路などといった標準的な交差点での使用を想定した仕様にすることにより小型軽量化を実現・コストダウンを実現。
集中制御式交通信号機 定周期制御機に伝送機能や集中制御機能を盛りこんだ仕様。車両感知器の交通データをもとに、交通管制センターにより一元的に信号表示が制御されるもの。
A型はテンキー、以前のものはピンで設定を行う。
U型集中制御式交通信号制御機 U型交通信号制御機の、交通管制システムの接続に特化した仕様。
定周期式交通信号制御機 予想される交通量に対応した数パターン(朝、昼、夜)等、交通信号制御機ごとに秒数設定された制御。
A型はテンキー、以前のものはピンで設定を行う。
UC型集中制御式交通信号制御機 U型集中制御式の機能省略版。管制システムの接続・標準的な交差点での使用前提の仕様。
押ボタン式交通信号制御機 通常車両用が青もしくは黄色の点滅で、歩行者が押しボタンを押すことで車両用を赤・歩行者用を青に変える制御。普通の交差点でも使えないことはないが、現示数が限られている為押しボタン以外では殆ど使われない。 UC押しボタン交通信号制御機 UC型のさらに機能省略版で、現示数を少なくし、押しボタン用に特化した仕様。
1灯点滅式交通信号制御機 黄色もしくは赤の点滅制御を行うもの。 LED1灯点滅式交通信号制御機 黄色もしくは赤の点滅制御を行うものという基本は変わらないが、20cmLED1灯点滅にも対応できる設計となった。

このコーナーでは、まだまだ知られていない各部の正式名称を募集しています。ぜひ「よもやまの場」まで寄せてください。