2003年6月緊急特集:

「カメラ付きケータイは信号撮りに向いているか!?」

2年以上もやっていない特集です。今回は最近のトレンド、カメラ付き携帯電話についての話題です。

今年になり、各社から100メガピクセル級のカメラ付きケータイが発売されました。
実はワタシ、NTTドコモのSO505iを購入しまして。晴れてカメラ付き携帯デビューした訳でございまして。(ちなみに今回はSO503から2年ぶりに買い換えました。)

T.こんな感じです。

↑待ち受け画面には、オキニの京三オマルプロジェクターを設定。これ、20KBまでならアニメGIFを待ち受けにできるそうで、ちゃんと色変わりしてます。
「クルクルピッピ」のセンタージョグ。これが使いやすくて、私が代々ソニーのケータイを使う理由です。
↑折りたたみではない、回転タイプのケータイです。知らない人に渡すと折りたたみと勘違いして折られそうで怖い。
折りたたみのようにパッと開けないのが難点。
↑180度回転して開くと、こんな感じ。開かない状態でも電話を受けたりすることができます。
↑レンズは背面の蓋をスライドさせるとあります。カメラモードへは側面の銀色のシャッターボタンを長く押すと切り替えられます。
カメラモードは本体を横にして、通常のカメラのように使います。
↑撮った画像はメモリースティックDUOでPCに取り込む。これ結構小さいので紛失しそうです。16MBまでいけます。 ↑カメラモードにすると画面はこんな感じ。マビカの液晶と実は同じ大きさです。

自慢はこのくらいにしましょう。それで、

U.果たして信号撮りに使えるか検証

さて、SO505iのカメラ機能は130万画素、デジタル16倍の機能が売り。ということは信号撮影に向いてるのでは?それとも、所詮ケータイはケータイなんでしょうか?
早速撮りに行って見ました。

ノーマル。 2倍 3倍 8倍 16倍

ズームは1/2/3/4/8/16倍の6段階で16倍はメールサイズ(120×120)のみ,8倍は640×480以下、1〜4倍は最大1280×960ピクセルまでいけます。勿論メール送信は120×120のみです。

こちらは同じものをマビカで撮ってみました。

ノーマル。 10倍。

マビカのズームは光学、SO505iはデジタルオンリー。つまりSO505iは引き伸ばした状態であるということでしょうか。ズームが高くなるにつれ粉を吹いてきまして、16倍にいたっては非常にボコボコです。
プレートも狙いましたが、どこにあるかやっとわかる程度でした。
ならば、ハコのプレート撮りにと試しましたが…。

SO505i マビカ

マビカは手ぶれ対策機能つきなのに対し、SO505iはなし。いくら支えてもどうしてもぶれてしまうんです。マビカが重くて、まだ慣れていないせいもあるんですが。

SO505iには、フラッシュは無いのですが代わりにLEDライトがあり、夜間の撮影もOKです。ただ、友達と顔を並べて片手でカメラをこっちに向けて、というシーンを想定していますので、離れたところではライトは利かないようです。ただこの手法はハコのプレート撮影に使えそうです。

↑LEDライト点灯状態。常に点灯できる。 ↑これで撮ったハコのプレート

それでは、結論。

カメラケータイが出回った当初は、20万画素という非常に荒いものでした。それから比べれば格段に進化しています。私がかつて所有していたPowerShotとほぼ同じ画質です。このままいけば、マビカを抜く画質のモデルも出てくるかもしれません。
しかし、やはり機能はというとまだデジカメそのものには及ばないところがあります。まあ、友達とワイワイやって撮って楽しむのがカメラ付きケータイのメジャーな使い方ですからね。
しかし、いつもいつもデジカメを(特にマビカを)持ち歩くわけに行きません。そんなとき、効果を発揮するのがこのカメラ付きケータイでしょう。珍しいのに出くわしたらとりあえずこれで撮り、後で撮りなおしにデジカメを持っていく。今や珍品もどんどん撤去されるご時世、このような活用ができそうです。

ただ、撮った画像を「写」メールで、という方法は難しいかも。

↑市内大通り1丁目。グランディの新しいビルをバックに。こういう類ならSO505iでもきれいにいけますよ。

おしまい。