東京都の信号機13-1
西対灯器--鉄板渦巻きレンズ300mm


最終更新:2016年10月1日

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小糸製
1 横型




縦型



東京都/荒川区/町屋1丁目
東京都では西日対策が盛んで、渦巻きレンズを積極的に使用していました。 渦巻きレンズは他県ではあまり採用されていなかったため、割と珍しいです。渦巻きレンズは通常、小糸製の灯器にしか搭載されていませんが、都内にはOEMとして日信銘板や京三銘板のものもあります。ただ都内ではLED化が相当激しく、電球灯器自体ほとんど残っていないため、特に300mmはもう絶滅寸前です。まず紹介するのは町屋に残っていた小糸純正の渦巻き300mmです。小糸純正のものは都内の他にも大阪、静岡などで確認されてはいるものの、ここには縦型のものもあり大変貴重でした。横は形式が1H33SN、縦が1V33SNとなっており(Nが西日対策レンズを表しているようです)、いずれも平成4年製です。
京三製
1






東京都/板橋区/小豆沢1丁目
(情報提供感謝:とれしぐさん)
こちらは京三銘板です。小糸以外の銘板のものは他県では全く見られないため、小糸純正のものよりさらに珍しいものです。この交差点にはなんと8基もあり大変貴重です。基本的には小糸のものと同一の灯器ですが、鉄板灯器としての特徴は京三のものとなっているようです。形式は1H33Nとなっておりこちらも西日対策灯器であることを示しています。他県であればこの時期の西日対策灯器というとダークアイレンズが採用されていましたが、都内では採用されませんでした。平成4年製です。
日信製
1


東京都/練馬区/大泉学園町4丁目
こちらは日信銘板です。この交差点に2基あります。こちらも京三のものと同様、他県では全く見られませんので、大変珍しいものです。こちらも小糸のものとほとんど同じではありますが、灯器下部の2本窪みがあるなど、日信製の鉄板の特徴があります。こちらも1H33Nと西日対策灯器を表す形式となっており、平成4年製です。