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街角の 信号機たち
東京編 from Tokyo
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1. 高速道路にあるヘンな信号 (東京都墨田区両国 首都高速7号小松川線) : 恐らくコイト(小糸工業)製??

首都高でたまに見かける代物で、こちらは都心環状線のジャンクションの合流部に設置されています。ご覧の通り黄色・(フタ)・黄色という奇妙な配列で、点灯のパターンは左右の黄色が交互に点滅するだけですが、通常の信号の点滅速度よりも遅かった記憶があります。ちなみにこの手前にもう一カ所同じ信号が設置されていたのですが、ここに訪れるたびに故障しており、片方のランプが点灯したまま固まっているか、あるいは片方のランプが点灯したままもう片方のランプがチカチカしているような有様で、まともに作動していた姿を見た記憶は殆ど無かったような気がします。

当初、手前側の灯器は設置されておらず、注意喚起を強める意味で奥と同じものが設置されたものと思われますが、前述の故障を繰り返したためなのか、いつのまにやら撤去されてしまいました。

信号灯器の下には標識を設置するスペースがあり、「合流注意」と言う標識が設置されていました。

※都心環状線内回り・竹橋JCT付近でも見ることが出来ます。


2. だ○ご3兄弟?? : コイト電工(小糸工業)製

(夜間の撮影のため、画像が不鮮明なことをお許し下さい)
一般的に三方向の矢印信号は通常の三位灯に矢印を組み込んだものが多いですが、こちらはなんと一灯を三つつなげて矢印信号としています。通常の信号のようにアームで灯器を支持しており、まるでどこかの唄の三兄弟さながらの姿ですが、東京ではこのような設置方法はしていないため非常に珍しいです。特筆すべきは右折の矢印が右下方向に向いていること。Uターンレーン専用の矢印信号という意味合いを強めているようです。

わざわざ三つに分割せずに、通常の三位灯に矢印を組み込めば済むものと思われますが、何故このようなイレギュラーな設置方法をとったのか不思議でなりません。

3. 電球形LED灯器 : 信号電材製

(夜間の撮影のため、画像が不鮮明なことをお許し下さい)
高速の入り口を探していたらたまたま見つけたこの灯器。一見するとただの電球式の灯器なのですが、よく見るとそれぞれの色の光り方、青信号の色合い、切り替わり時の点灯に特徴が有る不思議な灯器でしたので、引き返してよく観察してみると、光源のみを電球形LEDに差し替えたもののようでした。

歩行者用も含む全ての灯器が電球型LEDに取り替えられていましたが、灯器はそのままに光源を取り替えるだけで手軽に信号をLED化できるので、こういった手法も今後増え続けていくかもしれません。


後日談:
どうやら薄型のLED灯器に交換されてしまったようです(´・ω・`)無念



(手前側の信号)


(奥側の信号)

4. トンネル用信号 (東京都千代田区 首都高速都心環状線) : 日本信号製(と思われる)

前々から気になっていた代物なのですが、ご覧の通り高速道路上のそれもジャンクションの近くと言うこともあって車を止めて撮影…というわけにもいかず。別の機会に千鳥ヶ淵付近を歩いていたら撮影できそうなポイントがありましたので撮ってみました。

一般的な丸形灯器ですが、都内にはない『ぶつぶつレンズ』を使用しているのがポイント。プレートが確認できなかったためにメーカーは不明ですが、灯器底面部分(この場合は側面)に2本のスリットが入っているので、恐らく日本信号製ではないかと思われます。

青信号を点灯させている時間が長いためかレンズが黒く焼けてしまっています。

(環八通り開通前日)


(環八通り開通当日)
5. 以前は…… (東京都練馬区 目白通り・環八通り:練馬中央陸橋交差点) : 信号電材製

一見すると特に珍しい光景…というわけではないのですが、実は今では見られない光景です。勘の鋭い方はすでにおわかりかと…(笑)

これは、目白通りと環八通りが十字にクロスする『練馬中央陸橋』交差点に設置されています。2006年の環八通りの全通に伴って、陸橋部分と井荻トンネルまでの区間が供用開始されましたが、それ以前は目白通り〜川越街道方面のみが暫定供用しており、交差点の形態としては十字路ではなく、『T字路』の扱いになっていました。
全通のおよそ5ヶ月前に、丸形灯器(LED)から写真の薄型灯器に交換され、交換以前と同様に青信号による現示で車両を誘導していましたが、開通と同時に矢印信号のみで誘導するサイクルに切り替わり、青が点灯することはなくなりました。

この灯器に交換されてから青信号を現示していたのは開通までのごく短い期間のみだったので、もはや永遠に拝めない(多分)非常に貴重な光景ではないかと思われます。