トップページ>道みち高速道路走行記>東名阪自動車道(現・名古屋第二環状自動車道) 名古屋IC〜清洲JCT 編

◆ 路線概要 ◆

愛知県名古屋市と三重県亀山市を結ぶ高速道路、
東名阪自動車道。三重県内のルートは伊勢湾の
外周を囲むような線形をしているが、名古屋地区は
都市高速道路としての機能も有しており、環状道路の
一部を形成している。

新たに開通した新名神高速道路と一体で、
大阪と名古屋を結ぶ重要路線の一つとなっている。

※なお、今回レポートする区間は、現在
「名古屋第二環状自動車道(名二環)」と
名称が変更されている。

国土開発幹線自動車道建設法による路線名: 近畿自動車道 名古屋大阪線
計画上の起点終点: 愛知県名古屋市〜三重県津市
開通区間: 環状部 名古屋南JCT〜名古屋西JCT

◆ インターチェンジ・休憩所 


↑上り

名古屋
・東名方面
種別・番号 施設名称 備考 地名


名古屋西
方面

下り
(21) 名古屋IC 東名 小牧/京都/中央道方面
東名 豊田/静岡/東京方面
名古屋市街/長久手/尾張旭方面






5-2 本 郷 長久手方面
(5-1) 上社JCT 引山/楠/四日市方面
高針/伊勢湾岸道方面
名古屋高速2号線方面
6 上 社 (四日市方面入口・東名方面出口)
名東区役所/名東区方面
7 引 山 (四日市方面出口・東名方面入口)
名東区方面
8 大 森 (四日市方面入口・東名方面出口)
元郷/喜多山方面
9 小 幡 (四日市方面入口・東名方面出口)
緑ヶ丘方面
10 松河戸 (四日市方面入口・東名方面出口)
春日井方面



11 勝 川 (四日市方面出口・東名方面入口)
追進/森山田/町田/春日井方面

国道302号線/国道19号線
12 (四日市方面出口・東名方面入口)
名古屋市街/五反田/若鶴方面
国道302号線/国道41号線






(13) 楠JCT 名古屋高速1号 楠線方面
名古屋高速11号 小牧線方面
14 山田東 (四日市方面出口・東名方面入口)
名古屋市街
国道302号線
15 山田西 (四日市方面入口・東名方面入口)
16 平 田 (四日市方面入口・東名方面出口)
西春方面
国道302号線
17 清洲東 清洲城/清須市街/西枇杷島方面
国道302号線/国道22号線



(17-1) 清洲JCT 名古屋高速6号 清須線方面
名古屋高速16号 一宮線方面
名古屋西JCT・四日市・亀山(新名神)方面↓

上り→名古屋・東名方面 下り→清洲・名古屋西方面

カラーリング対応一覧:
=インターチェンジ 
=ETC専用スマートインターチェンジ
=ジャンクション(JCT)
=トイレのみのパーキングエリア(PA) 
=サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)
=県境


東名阪自動車道(名古屋第二環状道) 名古屋IC〜清洲JCT レポート

※おことわり※
このレポートの区間は、2011年に路線名が「名古屋第二環状自動車道(以下、「名二環」)」と
変更されていますが、本レポートでは撮影当時の状況を掲載しているため、路線表記は
一部を除いて当時の「東名阪道」ままとさせて頂いております。あらかじめご了承ください。

本レポートでは、「東名阪道」→「名二環」と読み替えてご覧ください。




[21] 名古屋 2km

今回は東名高速道路名古屋ICからスタート!!





[500m先注意 事故多発区間]

文字通り注意されたし。





[21] 名古屋 東名阪道(現・名二環)方面 出口 1km





東名阪道はJCTでの接続ではなく、ICでの接続となる。
通常は前者での接続が大半を占めているので、この東名阪道の例はかなり特殊と言える。





[21] 名古屋 東名阪道(現・名二環)方面 出口 500m





出口付近に設置される電光掲示板は、東名阪道、東名と二方向に分かれて設置されている。





カーブの途中に出口が存在するためか、『追突注意』の標識がいくつか点在している。
走行される際は速度に注意されたし。


21
名古屋市街
Central-Nagoya
瀬 戸
Seto
長久手
Nagakute
尾張旭(南部)
Owariasahi







[21] 名古屋IC 東名阪道(現・名二環)方面 出口
名古屋市街(名古屋高速方面)、瀬戸、長久手、尾張旭方面と四日市方面へはこちらから。


今回は東名阪道へ向かうので、名古屋ICから東名を降りる。
接続している高速道路に進入するためにインターチェンジを降りるというのは、なんとも奇妙だ。

※現在は標識の表記が変更され、『東名阪道』から『名二環』と表記が変更されている。





[名高東山線方面 次の出口は春岡]

出口までの連絡路は急カーブしているので注意が必要だ。





[この先急カーブ]

料金所までのランプウェイは急カーブが連続する。






[高針IC・四谷ICでは 出られません]

名古屋高速では首都高と違って、出入口のことをインターチェンジと呼んでいるのだろうか。







東名阪道(現・名二環)方面 料金所 500m

まもなく [21] 名古屋IC 出口






東名阪道(現・名二環)四日市方面、名古屋高速道路方面は右方向へ

[21] 名古屋IC 出口は左方向へ






東名高速道路名古屋ICと、東名阪道入口の料金所は別々になっており、
名古屋ICの料金所右側には下写真のようなゲートがある。




東名阪道(現・名二環)入口のゲート。
このゲートをくぐって東名阪道入口専用の料金所へ進入する。





[東名阪道(名二環)] 名古屋IC 入口 料金所

こちらは、東名阪道(名二環)の入口の料金所となる。




ETCレーンへ…





料金は割引で1250円なり。
土日休日の割引料金で、高速道路も利用しやすくなった。





[安全運転 後部座席も シートベルト着用で!!]






東名阪道(名二環)と合流した。





[5-1] 上社JCT 400m

現在、左方向は『名古屋高速』と案内されているが、高針JCTまでは実際には東名阪道の一部である。





事故注意のブリンカーランプ。このような形をしたものも珍しい。
東名阪道では多く設置されているようだ。





[800m先まで 40km/h]
[この先急カーブ]

ご覧の通り急カーブが連続するため、速度が抑制されている。





こちらにも同じ形のブリンカーランプが。





5-1





[5-1] 上社JCT 分岐
名古屋高速道路、都心環状線方面は左方向へ。
東名阪道(名二環)、楠・四日市方面は直進方向。

いずれの方向も、分岐後は急カーブしているので注意されたし。






ぐるりと一回転するような形でカーブしている。






このように急カーブが連続。速度に注意しよう。





本線と合流するため下り坂になっている。急カーブも続くので注意しよう。






東名阪道本線と合流した。






6





[6] 上社IC 入口

上社ICの入口を通過すると、突然トンネルが現れる。
名古屋西JCTまでの区間は、本来名古屋高速道路として計画されていた路線であるが、
日本道路公団(現・NEXCO)によって東名阪自動車道の区間として建設されることとなった(Wikipediaより)。
都市高速道路のような形で建設されているのはこのような経緯があったためだ。

[13] 楠JCT まで 15分
[17] 清洲東 まで 20分
[23] 名古屋西JCT まで 25分

名古屋市内(+春日井市)をぐるりと巡っている東名阪道の環状部だが、その末端までは30分近く
時間が掛かるようだ。






トンネル内まで、上社ICの進入路が延びている。





[7] 引山 出口 800m






[7] 引山 出口 600m



7
名 東
Meito





[7] 引山IC 出口

トンネル内部に出口があるというのは都市高速道路以外では恐らくここくらいなのではなかろうか。
本線上に文字通り『本線』という案内表示があるのも珍しい。

なお、危険物積載車はこの先通行することは出来ない。






[7] 引山IC 出口

名東方面へはこちらから





引き続き、トンネル区間。春日井地区の地下部分を通過する。








ご覧のように、トンネル内部は路面のアップダウンが激しい区間となっている。






[8] 大森IC 入口

このようにトンネル内部での合流もある。まるでどこかの都市高速道路さながらだ。





[10] 小幡 出口 800m

合流部を通過中に現れた出口案内。
環状部分のインターチェンジは細かく設置されている。





[10] 小幡 出口 500m






[四日市JC−鈴鹿 渋滞12km]

電光表示板もこのように設置されている。トンネル内とはいえ、このような設備は地上とは変わらない。



9 小 幡
Obata
守 山
Moriyama
緑 ヶ 丘
Midorigaoka






[9] 小幡IC 出口

守山、緑ヶ丘方面へはこちらから。







道路のアップダウンは引き続く。






ようやくトンネルの出口が見えてきた。





トンネルを抜けた先は高架橋。





[落下物 落としたあなたの責任です]

前照灯、消灯確認!!





庄内川 橋長:280m









[この道路は 60km/hです]

道路の規格そのものが都市高速道路のような造りになっているためか、
最高速度は60km/hに抑えられている。







トンネルを抜けてもカーブは続く。



10




[10] 松河戸IC 入口

カーブを抜けた先には合流部が…注意しよう。





[11] 勝川 出口 700m

[勝川〜楠間 朝・夕渋滞あり 追突注意!!]






[11] 勝川 出口 500m

[上社〜名古屋西間 60km/時です]





[四日市JC−鈴鹿 渋滞 12Km]





11 勝 川
Kachigawa
国号
302号線
追 進
Tsuishin
森山田
Moriyamada
町 田
Machida
国号
19号線
春日井
Kasugai





[11] 勝川(かちがわ)IC 出口

春日井市街方面へはこちらから。






[11] 勝川(かちがわ)IC 入口





[12] 楠 出口 1.5km

この先、インターチェンジとジャンクションが連続しているので、走行する際は注意しよう。





[17] 清洲東 まで 10分
[23] 名古屋西JCT まで 15分
[28] 桑名東 まで 30分






[12] 楠 出口 1km





どちらも[交通安全運動実施中!!]、[〜までxx分]と表示されている。





名古屋市へ突入!!

カントリーサインに描かれているイラストは、『名古屋城』。
名古屋市のイメージとして実にふさわしいものだ。





[12] 楠 出口 500m
[13] 楠JCT 分岐 1km


楠ICと楠JCTは、およそ500mしか間が開いていない。
間違えないように注意しよう。





[四日市JC−鈴鹿 渋滞12km]
[名古屋高速 別料金]






12
Kusunoki
国号
302号線
名古屋市街
Central-Nagoya
国号
41号線
五反田
Gotanda
若 鶴
Wakazuru







[12] 楠IC 出口

名古屋市街へはこちらから。






なお、都心環状方面と小牧方面への進入路は別々になっているので注意されたし。



13 楠 JCT.
Kusunoki





[13] 楠JCT 名古屋高速道路都心環状線方面分岐
都心環状線、中部空港方面へはこちらから。

[13] 楠JCT 名古屋高速道路小牧方面 分岐 500m
名古屋高速11号、小牧・名神方面は直進方向。





小牧方面への分岐はまもなく。

13 楠 JCT.
Kusunoki





[13] 楠JCT 名古屋高速道路小牧線方面分岐

名古屋高速道路 小牧、名神高速道路方面へはこちらから。






[14] 山田東 出口 1km






名古屋高速道路からの進入路。
合流に注意しよう。





[14] 山田東 出口 500m




[四日市JC−鈴鹿 渋滞 12Km]

先ほどから、渋滞の状況がいっこうに変わっていないように見えるのは気のせいだろうか。


14
国号
302号線
名古屋市街
Central-Nagoya






[14] 山田東IC 出口

名古屋市街方面へはこちらから。






[この道路は 60km/hです]

先述の通り、環状部分は速度が60km/hに抑制されている。





[この先 速度落とせ]





カーブを抜けて、合流部。
左からの合流車両に注意しよう。





[17] 清洲東 出口 1.7km





[17] 清洲東 出口 1km

[17-1] 清洲JCT 分岐 1.3km

[名古屋高速は 別料金です]




[清須線 60キロ 環状線まで 8分]
[交通安全運動 実施中 一宮ICまで 5分]

この写真を見て気がつかれた方も多いと思われるが、
この先の清洲東ICと写真の清須線の『きよす』は、描き方が違えど同じ地名である。
は旧・清洲町から、清は旧・清洲町とほかが合併して出来た清須市にちなんでいる。






[16] 平田IC 入口





[17] 清洲東 出口 500m





[16] 平田IC 入口合流部





[四日市JC−鈴鹿 渋滞12km]






17
国号
302号線
清洲城
Kiyosu Castle
国号
22号線
清須市街
Central-Kiyosu
西枇杷島
Nishibiwajima





[17] 清洲東IC 出口
清須市街、西枇杷島方面へはこちらから。

[17-1] 清洲JCT 分岐 300m




17-1





[17-1] 清洲JCT 分岐

名古屋高速道路・都心環状線方面、一宮・名神方面は左方向へ。
清洲西・四日市方面は直進方向。


今回のレポートはここまで。


※本レポートの区間は「東名阪道」から「名二環」と路線名称が変更されています。※

編集後記

東名阪自動車道には常々興味があった。短い間隔で多く設置されたインターチェンジ、
名古屋市街を囲むように、名古屋高速道路と一体で弧を描く環状路線など、
他の高速道路とは一線を画した違いが明確にあった。管理人自身、当路線を
通行した経験は一度もなく、果たしてどのような風景を見せてくれるものか
期待しながら編集に当たっていたが、驚いたことに設置されている標識などは
都市高速道路の規格ではなく、通常の高速道路のそれと全く違わないものでありながら、
走っている場所、道路の造りそのものが都市高速道路そのものなのだ。
このギャップが実に面白く、特にトンネル内に出入り口がある高速道路など、
日本中探してなかなかあるものではないだろう。

東名阪道は、他の高速道路にはない新たなおもしろさを秘めた、魅力的な路線といえる。