トップページ>道michiみち道路走行記>北陸自動車道 砺波IC〜美川IC編

はじめに

今回は、青島ゆーき氏主宰の「ゆーきのホームページ」とのコラボレーション企画です。
今回のレポートで使用した写真は、青島ゆーき氏より提供いただきました!!
本家・北陸自動車道レポートも是非ご覧下さいませ。

路線概要

その名の通り北陸地域を通過する北陸自動車道。
新潟県は新潟市から滋賀県米原市までに至る全長476kmの
高速道路である。お気づきの方も多いと思うが、この道路は米
原を起点とするかのようにインターチェンジの番号が振られてい
るが、実は前述の通り起点は新潟側となっているのだ。実際、
開通当初は新潟から米原へ番号が振られ、その後番号が逆転
して現在の形になったのである。その他にも、長岡から新潟ま
での間は、当初関越自動車道として建設され、その後北陸道へ
と編入され、最終的には新潟空港ICまで延伸した。ところが、日
本海東北自動車道が開通した際に、新潟空港ICへと編入され、
北陸道終点が新潟中央ICになり、路線そのものの距離が短く
なってしまった。

なんとも多くの事情を持つ道路であるが、冬場ともなれば
豪雪に泣かされるというのもこの道路の特徴の一つか。

国土開発幹線自動車道建設法による路線名:
・北陸自動車道

計画上の起点終点:
・新潟県新潟市〜滋賀県米原市

本路線開通区間:
・北陸自動車道 米原JCT〜新潟中央JCT
(新潟中央JCT〜新潟空港IC間は、日本海東北自動車道に編入)

営業区間:
(同上)

路線的特徴:
・北陸地域を結ぶ重要な路線
・豪雪に泣かされる
・日本海の沿岸を走っている

評価(5段階)

1.走りやすさ…★★★★☆  2.風景…★★★☆☆ 3.休憩所…★★★★☆ 4.雪に泣く度数…★★★★★


Point
1. 平野部は快適、但し富山県東部側は路面の状態が少々悪し
2. 田園地帯が多い

3. 大きくてキレイなエリアが多い
4. 豪雪地帯なだけあり、冬季はチェーンが必須

※あくまでも管理人の勝手な評価です。

インターチェンジ・休憩所

種別・番号 施設名称 備考
↑小松・福井方面
15 美 川 美川/松任/川北/白山方面
国道8号線
ETC
PA
徳 光 ETC専用出口:松任市街方面
トイレ・ショッピング・スナック・自動販売機・
カフェ(下り線)・コインシャワー(下り線)

徳光ハイウェイオアシス
(松任海浜公園/シーサイド松任/他)
16 金沢西 金沢市街/野々市/海浜公園/白山方面
国道8号線
17 金沢東 金沢市街/兼六園/津幡/内灘方面
国道8号線/国道159号線
17-1 金沢森本 金沢市街北部/津幡/七尾方面
国道8号線/金沢東部環状道路/能登有料道路方面
PA 不動寺PA トイレ・ショッピング・スナック・自動販売機
↑石川県   富山県↓
18 小矢部 小矢部市街/石動/城山公園方面
国道8号線
SA 小矢部川SA トイレ・ショッピング(24H)・レストラン・スナック(24H)
自動販売機・インフォメーション・郵便
GS(上り・キグナス/下り・JOMO/上下線24時間営業)
(19) 小矢部砺波JCT 東海北陸道(福光・白川郷IC方面)接続
能越道(小矢部東・高岡方面)接続
20 砺 波 砺波市街/高岡/庄川方面
国道156号線
小杉・富山方面↓

※上り→美川・福井方面 下り→砺波・富山方面

カラーリング対応一覧:

=インターチェンジ 
=ETC専用スマートインターチェンジ
=ジャンクション(JCT)
=トイレのみのパーキングエリア(PA) 
=サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)
=県境

レポート

20 砺 波
Tonami



[20] 砺波 入口

富山県砺波市
今回のレポートはここからスタート!!



小杉・富山・新潟方面は左方向へ。
小矢部砺波JCT・金沢・福井方面は直進方向へ。


今回は美川ICへと向かうので、直進方向へと進む。



北陸自動車道金沢方面本線へと進入した。
ここから先、延々と滋賀県は米原市まで道路は続く。



[19] 小矢部砺波JCT 2.5km
[能越道] 高岡 26km
[北陸道] 金沢 32km
[東海北陸道] 岐阜 180km

このジャンクション、元々は「小矢部JCT」という名称で開通させるつもりだったそうなのだが、
一部が砺波市にもかかっているということで名称に「砺波」がついたらしい。
このように地名を複合して施設名称としているジャンクションは、他には東北道と北関東道が
分岐する「栃木都賀JCT」や、道央道、道東道が分岐する「千歳恵庭JCT」などなど。



[19] 小矢部砺波JCT 2km

東海北陸道と能越道が十字にクロスしているのが伺える。



[米原まで 205km]

滋賀県はまだまだ遙か遠くの先である。



[東海北陸道は 白川郷I.Cで終点です これより45km]

東海北陸道は、先ほどの標識では「岐阜」と案内されていたが実際には岐阜まで開通しておらず、
小矢部砺波JCTからわずか三つ目の白川郷I.Cで終点となっている。一つ先の飛騨清見ICまで開
通することで、本道路は全線開通と相成る訳であるが、間に「飛騨トンネル」と呼ばれるトンネルの
掘削に時間が掛かり、現在に至るまで開通の見通しが立っていなかった。しかし、ようやくトンネル
が貫通したため、富山から岐阜まで一本の高速道路で完全に結ばれる日もそう遠くはない。



能越自動車道の電光表示板が設置されている。
他の表示板は一体どこへ…??



[19] 小矢部砺波JCT 1km

この標識よく見るとどこかおかしいような…??



能越道以外の表示板はこちらにあった。
東海北陸道との混同を避けるためか、北陸道側は「北陸道金沢方面」と表記されている。



[19] 小矢部砺波JCT 500m

やはりおかしい。
ってことでよ〜く見てみると実はコレ、東海北陸道の部分だけ「TOKAI-HOKURIKU EXPWY
と表記されているのに対し、能越道、北陸道側は「NOETSU」、「HOKURIKU」と、「EXPWY」を
省いた旧方式の表記になっている。

というか左側の標識の2/3は明らかに張り替えられたような痕が残っているので、張り替えられ
る前は恐らく東海北陸道側も「TOKAI-HOKURIKU」と案内していたのでは無かろうか。

19 小矢部砺波 JCT.
Oyabe-Tonami





[19] 小矢部砺波JCT
東海北陸道 福光・小矢部方面、能越道 小矢部東・高岡方面は左方向へ。
北陸道 小矢部・金沢方面は直進方向へ。

東海北陸道は、現在白川郷I.Cから飛騨清見I.Cまで建設中。
岐阜方面へは抜けられない。



小矢部市へ突入!!



小矢部川SA 2.5km
不動寺PA 18km



路線が切り替わったということを示す標識。JCT付近にはよく設置されている。



小矢部川SA 2km



[18] 小矢部 4km
[17-1] 金沢森本 18km
福井 110km

頂いた画像でレポートを編集しているといつもそうなのだが、
まさか自分のサイトで「福井」なんて表示を書く日が来るとは思わなんだ…。



[この先橋 凍結スリップ注意]

冬季の走行では特に注意していただきたい。



小矢部川 橋長:170m



小矢部川SA 1km



[この先分岐点 走行注意]

恐らくSAの入口のことを指しているのだろうが、わざわざこういう標識を
設置しているのはなかなか珍しいのではないだろうか。

小 矢 部 川
Oyabegawa




小矢部SA 入口



[18] 小矢部 1.5km



高速道路で先の先まで見渡せるというのはなんとも壮観なモノである。



[18] 小矢部 1km



[18] 小矢部 500m



豪雪地用の電光表示板

雪が積もらないよう、表示板の上に三角の屋根が設置されている。

18 小 矢 部
Oyabe
国道
8号線
小矢部市街
Central-Oyabe
石 動
Isurugi
城 山 公 園
Shiroyama Park





[18] 小矢部 出口

小矢部市街、石動(いするぎ)、城山公園方面はこちらから。



[17-1] 金沢森本 13km
[17] 金沢東 16km
福井 99km



[動物注意]

シカが出るそうな…。



[この先速度規制]

この先、長い下り坂が続くのでこのように速度が規制されている。



[この先 下り坂 速度注意]

よくよく見ると、路肩に雪が残っている。



高窪トンネル 長さ:400m

なんとも不思議な形をした入口である。
まるで何かの口に吸い込まれてゆくような…。



石川県金沢市へ突入!!
ついに石川県へ突入した。石川県内は、金沢市、白山市、小松市などを経由して
加賀市まで続く。そこから先は福井県内であるが、まだまだ終点までの道のりは長い。



[下り坂 速度注意 5%]

ここから下り坂が続く。速度には十分注意願いたい。



不動寺PA 2km



[急カーブ 速度落せ]

本当にこんな標識のように急なカーブがあったら怖いモノだ…。
こちらもまた速度には注意。



鯉のぼり…??

いやいや、これは『吹き流し』と呼ばれる代物。
風の通り道になる場所に設置されていて、風の強さや向きはこれで判断することが出来る。



不動寺PA 800m
[17-1] 金沢森本 2km

これは…
この不動寺PAの案内標識はちょっと反則なのでは…??
もう少しまともな作り方というモノがあるであろう…。



清水谷第2トンネル 長さ:150m

またまた出現。山形道にもあった、短すぎるトンネルである。
ここから既に出口がまる見えだ。

不 動 寺
Fudoji




不動寺PA 入口

17-1
国道
8号線
金沢市街北部
Kanazawa City
津 幡
Tsubata
七 尾
Nanao
金沢東部環状
BY-PASS





[17-1] 金沢森本 出口
金沢市街北部、津幡、七尾方面はこちらから。
金沢東部環状道路、能登有料道路方面もこちらから。


金沢東部環状道路(月浦白尾インターチェンジ連絡道路)とのジャンクション的扱いの
インターチェンジ。能登有料道路方面へ一直線に抜けることが出来る。

余談だが、このインターチェンジは当初、『月浦』という仮称であった。



[17] 金沢東 2km



[17] 金沢東 出口 1km



[17] 金沢東 出口 500m

能登道路方面へはかつてはこのインターチェンジが最寄りであった。

17
国道
8号線
金 沢 市 街
Central-Kanazawa
兼六園
Kenrokuen
津 幡
Tsubata
内 灘
Uchinada




[17] 金沢東 出口

金沢市街、兼六園、津幡、内灘方面はこちらから。



[600m先 注意 事故多発区間]

直線区間になっていてスピードが出がちになるのと、金沢東ICの合流が関係しているためか
事故が多発している模様。十分ご注意願いたい。



金沢西までは、緩やかなカーブが続く。



[16] 金沢西 2km
[徳光PA ETC出口]



[16] 金沢西 出口 1km
[徳光PA ETC出口]



[16] 金沢西 出口 500m
[徳光PA ETC出口]

16
国道
8号線
金 沢 市 街
Central-Kanazawa
野々市
Nonoichi
海浜公園
Seaside park
白 山
Hakusan




[16] 金沢西 出口
金沢市街、野々市、海浜公園、白山方面はこちらから。

出口の分岐部の標識が左側に設置されているのはあまり見かけないようで
実は多く見かける。関東では第三京浜辺りで見かけることが出来るそうな。



[15] 美川 10km
[14] 小松 21km
福井 73km




徳光PA (ハイウェイオアシス) 3km
安宅(あたか)PA 23km



徳光PA (ハイウェイオアシス) 2km
[ETC専用] 徳光 出口 2km




徳光PA (ハイウェイオアシス) 1km
[ETC専用] 徳光 出口 1km


ハイウェイオアシス
徳 光
Tokumitsu




徳光PA (ハイウェイオアシス) 入口
[ETC専用] 徳光 出口

パーキングエリアの他にハイウェイオアシスとして近隣のレジャー施設等を利用
することが出来る。海浜公園、シーサイド松任(温泉施設)などに接続している。




[15] 美川 2km



[15] 美川 出口 1km



[15] 美川 出口 500m

15 美 川
Mikawa
国道
8号線
松 任
Matto
川 北
Kawakita
白 山
Hakusan



[15] 美川 出口
松任、川北、白山方面はこちらから。


感 想

金沢地域は一度も行ったことがない未開の地であったので
非常に新鮮だった。以前から気になっていたのだが、金沢
森本ICの名称はとても不思議である。そもそも、このインター
の仮称は「月浦」という名称だった。しかし正式な名称は
「金沢森本」となったわけだが、「金沢月浦」という名称も
可能だったのでは無かろうか。「森本」は、「森本温泉」の
それである訳で、「森本」とつけるのであればそもそも
「月浦」という仮称が出てくる方がおかしい。

自分でも何が言いたいのかよくわからないが、どことなく
不思議だという意識を持ったということだけはご理解
いただければと思う。

似たような例は他にも様々あるのだろうが、
一つ一つを挙げたらきりがない。インターチェンジの名称の
付け方というのはなんとも不思議な物である。

画像を提供してくださいました、青島ゆーきさん、ありがとうございました

青島ゆーきさん製作のレポートはこちらから→北陸自動車道レポートを見る
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