(リニューアル準備工事中)
国土開発幹線自動車道建設法による路線名:北関東自動車道
計画上の起点終点:群馬県高崎市〜茨城県水戸市
開通区間:
・北関東自動車道 高崎JCT〜太田桐生IC
・北関東自動車道 栃木都賀JCT〜真岡IC
・北関東自動車道 笠間西IC〜水戸南IC
・東水戸道路(直通・東水戸道路として営業中) 水戸南IC〜ひたちなかIC
・常陸那珂道路(直通・常陸那珂道路として営業中) ひたちなかIC〜常陸那珂港IC
通称名:北関(きたかん)
群馬県は高崎市、関越道と分岐する高崎JCTから始まり、伊勢崎、太田、足利を抜けて岩舟で東北道と分岐する。
再び都賀から始まり、宇都宮〜真岡(もおか)〜笠間を抜けて友部で常磐道と分岐。そして、茨城町を抜け、東水戸道路と
乗り入れをし、水戸南ICで北関東道は終点となる。連続して延長された道路ではなく、JCTとはさんで分断された珍しい形
態の高速道路となっている。
現状では全線開通はしておらず、群馬県側は太田桐生IC、栃木県側は真岡IC、茨城県側は笠間西IC〜水戸南IC側が
それぞれ部分開通している。
今回は群馬県側である、高崎JCT〜伊勢崎ICまでの区間をレポートする。
[9-1] 高崎JCT. 500m
この標識は圏央道と同じタイプで、分岐している路線の最初のインターチェンジ名が明記されてない。
また、現在は伊勢崎から先の太田桐生ICまでが開通している。
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[9-1] 高崎JCT.
北関東道、前橋南・伊勢崎・太田方面は左方向へ。
関越道、高崎・新潟方面は直進方向へ。
[1] 前橋南 出口 1km
最初のインターは前橋南IC。
地図で見ると高崎市の東側に位置しているように見えるが、
前橋市の南部なので、そのまま「前橋南」としている。
(ちなみに前橋南ICの仮称はそのまま「前橋南」。)
[1] 前橋南 出口 500m
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[1] 前橋南 出口
玉村、新町方面へはこちらから。
[2] 駒形 3km
[3] 伊勢崎 10km
全線開通し東北道と接続された暁には、栃木や宇都宮方面の案内も
表示されるのだろうか。
[2] 駒形 2km
[2] 駒形 出口 1.2km
[3] 伊勢崎 終点 8.3km
北関東道で使用されている標識は、一部フォントが大きいタイプになっている。
特にアルファベットの視認性を高めるためにフォントを縦長にしているそうな。
これは栃木区間も同様で、西日、東日対策用の部分的に一部メッシュになった
ものも設置されている。
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[2] 駒形 出口
伊勢崎市街へはこちらから。
山の風景がとても美しい。
場所によっては赤城山の雄大な景色を望むことも出来る。
[3] 伊勢崎 終点 6km
現在、伊勢崎ICは終点ではなくなり、その先の太田市および桐生市の市境付近にある
太田桐生ICまで延伸開業された。また、北関東道初の波志江(はしえ)PAもこの付近に
開業した。
[3] 伊勢崎 終点 2km
[3] 伊勢崎 終点 出口 1.2km
この標識は実に珍しい。
標識にある『東村』は、かつて佐波郡にあった『東』と言う村を指している。
(現在は伊勢崎市と合併してしまったため存在しない。)
高速道路の標識では通常、町名などを表記する際は、名称の後ろに
『市、町、村』はつけることはない。
また、この標識は太田桐生ICまでの延伸開業に伴い標識そのものが交換され、
『伊勢崎、東村、赤堀』から『伊勢崎 西久保』へと表記も改められた。
(2008年3月2日、現地にて確認)
[3] 伊勢崎 終点 出口 800m
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[3] 伊勢崎 終点 出口
伊勢崎、西久保方面へはこちらから
現在は、この伊勢崎ICは終点ではないのでご注意を。
この先、太田藪塚、桐生方面へと道路は続く。
今後は足利方面を経由し、東北自動車道へと接続される予定。
感想:
(ふーみんさんより)
群馬〜栃木間の移動は、主に国道50号線が使われています。
特に桐生〜佐野間は片側2車線のうえ、立体交差が多いので準高速として機能していて、
ほとんどの車が常時100km近い速度で走行しています。
しかし桐生〜前橋間は、一部片側1車線区間が残っているため、
必然的に流れは悪くなり渋滞が発生しています。
そのため高崎・前橋〜桐生・太田間の移動の短縮に、
北関東道に寄せる期待は大きいわけです。
現在北関東道群馬側は、伊勢崎までの部分開通に留まっているため、
実際のところ、まだ大きな時間短縮には至っていませんが、
一般道の交通量が非常に多いために、
最初から片側2車線のフル規格高速で建設されていて、
走行するにはまったく支障はありません。
さすがに高崎JCTで接続している片側2車線の関越道と比較すると、
まだ交通量は少ないと言わざるをえませんが、
それでも盲腸線にしてみれば交通量は多いようです。
これが太田I.Cまで延長されれば、飛躍的に北関東道の交通量は増えるでしょう。
もちろん東北道まで繋がってくれれば越したことはないのですが、
まだそれには時間がかかることと思われます。
(このレビューは、2005年当時のものです)
画像を提供してくださいました、ふーみんさん、ありがとうございました。