LEDと電球を見分ける方法
現在,踏切に限らず様々なLED灯器がこの世の中に出現しています。
しかしこのページでもそうですが,LED式という説明を見て
「どうやってLEDと電球を見分けているのだろう?」と考えられる方も少なくないはず。
そこで,「少なくとも作者はこうしてLEDと電球を見分けています。」という方法を教えます。
もちろん,あくまで作者のやり方であり,他の方法もあると思いますが。
左の写真の踏切は,上側と左側が電球式,下の右側がLED式です。
このように混成されている時,最も分かりやすいのが,
「電球とLEDでは,発光する時に僅かなズレができる」ことです。
具体的にいうと,電球では電気が流れてから発光するまでに時間差があるのですが,LEDでは殆どこれがありません。この為,同じタイミングで光る場合でも,LEDのほうが電球よりも少し早く光るのです。
ただ,これを見極めるのは相当慣れて気付かないと,多分無理でしょう。
又,色で見分けるという方法もあります。
写真はカメラのCCD等の都合もあって色が正しくないですが,
上の電球式と右下のLED式の光の色が明らかに違うことは,この写真でも伝わるはずです。
電球はもともとクリーム色の光を赤色レンズで赤に変えている関係上,
少し黄味のかかった赤をしているのですが,
LEDではほんとに綺麗な深紅の色をしています。
但し,色レンズによっては,電球でもホントに深紅に光ることがあり,(鉄道信号等)
あてにならないこともあります。又,最近増えてきた道路信号の黄色や青
(実際には緑にかなり近い)の色は現時点では作者には見分けづらいです。
![](../pic/bulb_led_01.jpg) 電球型 |
![](../pic/lht-1_01.jpg) LED型 |
左の2つの写真は,それぞれの光っている状態を撮った物です。
これを見ても明らかなように,電球型には中心に目のような発光体がありますが,
LEDにはそれは見られません。これは,
電球型が中心にある発光体の光を反射板で反射して全体を光らせるのに対し,
LED型では,全体に発光体を並べて,本当に全体で発光させている為です。
下の写真を見れば更に良く分かると思います。
上の写真は電球型,LED型,道路交通信号のLED型について,
それぞれ斜から撮った物です。
左の2つを比べると,電球型の方には反射板の形にそって光ムラがあるのに対し,
LED型は相変わらず全面で光っています。現在,踏切警報灯の場合は,
この方法で見分けることはとても簡単で有効と言えます。
しかし,最近道路交通信号機に出現したLED型は,
電球同様に中心にLEDを配置して,それを反射板で全体に広げる形の物が出現しています。
これについては,右の写真のように電球と見分けがつかない為,
この方法は有効とは言えないでしょう。
戻る
このページの画像、テキスト等の無断転載を禁じます。
このページは作者が調べたデータを元に独断と偏見で作成したものです。
ページ中の社名,製品名,ロゴ等は各社,各団体或いは個人の登録商標又は商標です。