京三製作所製警報灯

京三製の警報灯は概して私鉄に多く,JRには少ない。
L-53型  ?〜97年頃?
発見場所:鈴が峰踏切(広電鈴が峰女子大前すぐ)他

正面

背面
  片腕用10Vタイプの警報灯 ...の割にはA型のような両腕のような使われ方もされる。 ずいぶん古いタイプの警報灯の割には, 京三の看板灯器になっている気がする灯器。
  レンズ径がφ200と,現行のタイプより若干大きい。 又、側面にも小さな白いレンズがある。
  前面発光部に十字模様ができているが、理由は不明。
  アームと灯具との接続部がこれだけ独特な形をしている。

斜め

光る側面の孔

L61,L67型  製造年代不明
発見場所不明

正面。恐らくL67

写真:ブーパン様
  かな〜りレアな灯器で,今まで発見できませんでした。 しかしやはり普通型と言われる他社そっくしの灯器で,裏の社紋以外に違いはありません。
  L61が両腕型,L67が片腕型でどちらも24V駆動ですが, 灯器そのものには両者は大きな違いは無いと推察されます。 というか,片腕型でも結局左上の写真のように一直線に繋ぐパターンも出来ます。
  駆動電圧の違いのため電鐘と組み合わせるのは難しいと思われ, そのせいか何なのかすっかり旧式灯器のL53の方が遥かに有名です。

背面。これだけL61?

滅多に無いKYOSANロゴ

(SCL-RC7X) SCL-RC7X_B型  89年頃〜93年頃
発見場所の名前忘れた...

正面

背面
  初の京三LED警報灯。匡体は電球式と区別のつかぬ共通の形状で,ややビスが多いことが特徴。レンズに入った四角形の模様も独特。 裏側はこれまた他社のLEDタイプと比べて極めてフツーな形。 なお,SCL-RC7XもSCL-RC7X_Bも外観は変化無い。
  ステーとの接続は通常の曲げパイプ状に変更されている。
  ちなみに、輝度劣化成績は、穴だらけなのもあれば, 全体の輝度が下がって,黒点ができない物もあったりして,よく分からない。 劣化の激しいものについては,他の灯器に取替えられている。

斜め

四角形模様のレンズ

SCL-RS7X-B型  93年頃〜96年頃
発見場所:南町踏切(広電地御前電停すぐ)他

正面

背面
  RCに続くLED警報灯。襟巻き下部にあるKYOSANマークが特徴。 またその襟巻きもRCの2ピースから一体型に変更されている。 裏側は円柱状の匡体に点検蓋がついた最近のLED型共通の構成。
  輝度劣化成績は、比較的新しいこともあってか、まあまあ優秀。

斜め

誇らしげに輝く京三マーク


水平支持タイプ

片側支持タイプ
  京三製の警報灯でアームも一緒に新規製作された物は、 独特な円錐形のアームで取り付けられています。
  柱に取り付ける場合は、警報機が一列に並ぶ場合はお互いを直線状のビスで、 そうでない場合は、U字型のネジで締め付けられています。
  京三製の警報灯でない場合も、かつてそこに京三製の警報機があって、 後に警報灯だけ取り替えられた場合、このアームで取付けていることがあります。
  逆に、京三製の警報灯でも、他社の物から置き換えられた場合、 このアームで取り付けられていないこともあります。

SCL-RS2X_B型  94年頃?〜
発見場所:愛宕踏切(JR山陽線広島〜向灘間)

斜め

背面
  これしか一体型モデルはないのかと言いたいくらい, 他社にも数少ない標準口径のライト一体型LEDモデルの一つ(大口径は幾つかある。)。
  レンズは他のLEDタイプと同じ。アームが新規品なのに何故かこれだけ円柱パイプである。
  輝度劣化は、古い物にドット欠けがよく見受けられる。

  モデル数が少ないせいか,これに限りJRも数採用している。

SCL-DMAII  2000年製
発見場所:室ノ木踏切(JR岩徳線岩国〜西岩国間)

正面

背面
  大径一体型警報灯。 本体が白い異例の匡体。 また,京三にしては珍しくLED粒の見えるレンズを使っている。


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