東邦電機工業製警報灯

LED型はJR各社で増殖しているが,広島支社に限った話最近増えていない。
また,IN型,融雪形など,特定の地方でのみ見られるものもある。
普通型  ?〜

正面

背面
  以前までの東邦の電球標準モデル。 銘版が潰れていたので型は適当(コラ)。 もはや言葉不要の標準形。 よって様々なメーカーのものが混同していると非常に見つけにくい。

支持部 逆さやん!!

斜め

正面

背面
  こちらは下のLED型と同等かそれ以降に作られたもの。 (写真のものは2002年製(!?)) 形がすっかり下のLED型と同じになっている。 なので車窓等から背面を見てLEDだと思ったら, これがとんでもないフェイクで,実は電球。 作者も,横向いてなかったら見逃すとこでした。
  それにしても,何ゆえ今さら電球を製造するのか,理由が分からない。

斜め

LED型  90年頃〜

正面

背面
  東邦のLED標準モデル。 正面はレンズの径や変化のない襟巻き等,どう見ても標準形。 ただ,ネジが見えないのが特徴。裏側は点検蓋付きの円柱状匡体と,LEDの基本形を踏襲しているが, この点検蓋に各社各様の形状が見られ,この場合は取っ手にも似た縦の2つのくぼみがある。 ちなみにこの筐体,アルミっぽいです。最近出てきてる塗装ハゲ灯器より判断。
  輝度劣化は,古い物を中心にドット欠けが多い。

斜め

融雪形(LED形)  2001年製
発見場所:上ヶ畑踏切(JR三江線作木口駅すぐ)

正面

背面
  融雪用の電熱線付き警報灯。山陰地方の山岳ローカル線(三江線,因美線など) で見られ,なぜか山陰でも山陰本線では見られない。
  雪が吹雪くと警報灯の正面にベッチャリつくことがあり, これが電球の場合は電球から出る熱で自然に溶けるのだが, LEDの場合は熱が出ないので,対策として別途電熱線を付加したものと見られる。
  レンズは警報灯には珍しく透明アクリル板。 写真で中が見えないのは何故か中が結露してたため。
  銘板に駆動電圧以外に融雪電圧が設定してあるのもユニーク。 ただこの銘板,灯器の上側にあって非常に撮りにくいのが難点。
(カレチは警報機柱に登って撮った)

斜め
白いのはカビだろうか

融雪線の様子
右下に電源口があるっぽい

銘板
別々に書かれた電圧が独特

LEDII型  2002年製

正面

背面
  ニューモデル...の割には前作と全く変化無し。
  本来は形式はLED2(2はギリシャ文字表記)ですが, ギリシャ数字が禁止文字のためこのような表現をとってあります。 (「ゥ」とか「(株)」になっちゃうのよ)

斜め

IN型  90年頃?〜

右矢印滅灯状態

右矢印点灯状態
  今まで見た中で一番変な灯器。 岡山支社で(のみ?)数を増やしている。
  とにかくおかしな灯器で,まずレンズと背面が八角形をしている。 更に大きさがデカイ。直径400位はあるのでは無かろうか。 これだけ大きいのでさぞ明るく輝くだろうと思ったら, なんと中央のほんのちょっとの部分しか光らない。 しかも真ん中に四角形の穴が開いている。
  更に驚いたのはその多機能ぶりで, 警報灯としての役目以外に,方向指示器としての役割を果たし, さらにひろくん様の情報によると,故障表示器の役割まで果たすらしい。 しかし個人的には,矢印の線がLED一個では細すぎて見えにくい。
  何はともあれ論より証拠,この多彩な動作を写真で見てください。

  この警報器が設置してある踏切には 当然故障表示器も方向指示器もありません。この写真を撮り忘れました。ゴメンなさい。
  又,輝度劣化については作者の近くに同型が存在せず, サンプル数不足のため分からないとだけさせていただきます。

左矢印滅灯状態

左矢印点灯状態

列車が通過した直後
矢印のラインがあった部分が
表示されない

背面

斜め 粒々の様子からして
まだ隠し玉アリ?

真横 庇の形も違う


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