鈴ヶ峰5,970/鈴ヶ峰踏切
海側 山側
海側。手前側を広電が走る。警報機は下が広電。 山側。手前側をJRが走る。警報機の並びが海側と逆。 自販機の影に僅かに祠が見える。

場所:広島県、JR山陽本線:五日市-新井口、 広電宮島線:山陽女子大前-井口間
古くからある地元では有名な「開かずの踏切」。JRと広電が共有しており、 2つの会社により名前がやや異なる。広電は「鈴ヶ峰5,970踏切(5,970とは、 宮島線の起点である西広島からの距離(単位:m)」で、JRは鈴ヶ峰踏切である。 海側に広電が、山側にJRが走っており、 この踏切に隣接して広電の「鈴ヶ峰女子大前」電停がある。 この駅の上りホームが両線路に囲まれて島状になっている。 (この写真では分かりにくいが)中央に警報機があるのはこのため。
下り方の先にJR五日市駅があって、この駅に着く前に踏切が鳴り出す。 JRが概ね5分ごと(貨物列車がない時は10分)、 広電が6分(ラッシュ時には3分)ごとに通るなどの理由があって、 特にラッシュ時には団地の道なのに車が数珠つなぎになり、人が遮断管の前に群がる。 又、この先に国道との交差点があるが、 この信号が主道は青を長く,側道は短くという典型的な多数派優先信号で、 又,踏切とも連動していないため、渋滞に拍車をかけている。 それに同電停から降りた人たちが遮断機が降りているにも拘らず、 踏切をよく横断する(主に近所の高校の高校生)。それ故、 とても事故の起こり易いポイントになっている。
海側の国道との交差点を見る。昼前なのに数珠つなぎだ。 同じ地点から山側を見る。
島部警報機島部警報機
島部にある補助警報機(左側はJR、右側は広電の線路)と、向かい側の鈴ヶ峰女子大前上り駅舎

共有しているとはいえ、設備が2社でバラバラで、遮断機と警報機柱、それに島部の 補助警報機くらいしか共同利用していない。非常ボタン(JRは障害物検知器)、制御箱、 方向指示器、スピーカ、警報灯に至るまで別持ちである。又、道路に「止まるな」の 表示があるにも拘らず、島部に電光式の「とまれみよ」標識がある(この部分に 乗用車が入りきるだけのスペースは無い)。架線注意の標識も島部に設置してある。 こういったことも、事故を引き起こす要因の一つではなかろうか。


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