2007年〜設置されている、コイト(小糸)製の神奈川県で採用されている仕様のLED灯器を調査して独自に分析・レポートしてみました。 2015年より、LED素子数が他地域と同様になりましたが神奈川県では微妙に違う仕様になっているようです。 |
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2016年10月 2日 最終更新 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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▼「DK6」型灯器・海老名市▼
ここは県道51号沿いの交差点で、1枚目の画像は海老名駅方向(東方)を正面に向いております。 車両用が6基あり、すべてこちらの種類でした。 遠くから見ると、一見他の地域でも見られる「透明レンズ」のLED灯器にも見えますが近くで見るとレンズに模様が入っているのが確認できます。 点灯画像を見ていただければお分かりかと思いますが、LEDの光が一部「線香花火」のように光が散っているのが見えます。 レンズに模様を入れることで、光がある程度拡散して、他地域で設置されている従来のLEDよりも表示部分(光)の斑を減らしているようです。 そして歩灯ですが、こちらはメーカーオリジナル筐体の薄型灯器となっており、大体同じ時期の製造でした。 神奈川県では、恐らく薄型設置当初よりこのユニット・レンズの組み合わせ(以下、形式より「K6型」と呼ばせていただきます)が主流になり、1世代目薄型→(このタイプ)→2世代目薄型 という風に移行したと推測されます。 では何故、同じ薄型に移行する際に厚型が設置されたのか・・・真相は不明ですが、メーカー側が何らかの事情で薄型の生産が一時期できなくなり代用品として厚型が生産されたのではと考えております。 設置場所ですが、海老名市北部、マクドナルドが角にある十字路です。 「マクドナルド海老名上郷店」を目印に、ナビ等で検索して目印にしていただければ辿り着けるかとおもいます。 途中、大和市内を流していましたがこちらでもDK6らしき灯器がありました。 ただ、神奈川県全体としては設置数がかなり少ない方だと思います。 県外では設置が確認されていないようで、全国的にもLEDのレア物に入るのではないでしょうか。
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▼「TK6」型灯器(サイドカバー分離型)・相模原市▼こちらも海老名市で設置されているLEDユニットと同じ、K6型搭載の薄型LED灯器です。 海老名で設置されているものとは違い、筐体が2世代目の薄型(背面に模様が入っていないタイプ)です。 2011年始めの製造で、前者と僅か1年違いですが印象がかなり違うようにも見えました。 この交差点は、以前丁字路だったようで最近になり十字路に成りましたが、新しく出来た道路はまだ行き止まり状態で、周辺のプチ区画整備が今後もされていくと思われます。 このK6型ユニットは、明るいときになれば分かりやすいと思いますが、見る角度によって透明感が違って見えて面白いです。 ちなみにこちらは神奈川県内では標準設置になっていたようでよく見かけます。 2012年より再び筐体が変更されましたがK6型ユニットは現在でも搭載されているとの事です。
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▼「TK6」型灯器(サイドカバー一体型)・川崎市中原区▼
2013年より、全国的にコイト製の3世代目薄型筐体が登場しました。 側面のサイドカバー(俗の耳)が一体型となった薄型です。 筐体が変化しても、神奈川県内ではK6型ユニットでレンズ・LED素子数には変化が見られませんでした。 2015年に入っても、この灯器の設置が続きました。
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▼「TC6」型灯器・横浜市戸塚区▼県別集でも南足柄市のTC6灯器を掲載しています→県別集へ他サイトより、C6型(以下TC6)が神奈川県で設置されたという情報より調査して探してきました。設置の詳細場所は、調査時まで分かりませんでしたが偶々新しい道路が開通した場所を見つけ通った所TC6を発見できました。 LED素子配列が、他地域の一般的なタイプと同じなのでTC2と同じかと思いましたが・・・ よくよく見ると、中心に行くほどLED素子が拡散している様に見えます。これは斬新的! 特徴としては、肉眼で見るとTC2と同じに見えてしまうくらい違いが微妙なのが残念ですが、 ほぼ真下から見てみるとレンズに違いがあることが分かりました。 完全な透明なレンズではなく、敢えてレンズにスモークを貼らせていることでLED素子の光を拡散させているようにも見えます。 では何故グラデーション調に中心に行くほど拡散している様に見えるのか・・・これはあくまでも私が現物を見た憶測ですが、レンズが中心に成る程出っ張っていて、素子との距離が出来る程ぼやけて見えると思われます。 TC6は、2015年終わり頃から設置が始まったようなのでまだ見かける数は少ないですが、今後は更新箇所などで見かける機会が増えるであろうと考えられます。 GoogleMapsでは開通道路が反映されていないようですが、ストリートビューでは既に設置風景が見られます。
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▼他の灯器レンズとの比較(TK6)▼上記で紹介したK6型ユニットとそれぞれ他種の灯器ユニットと比較してみました。1・・・K6型ユニットの消灯時の様子です。以前のレンズユニット型(プロジェクタ)LED灯器のレンズ模様と良く似ています。 2〜4・・・こちらは最近話題のフラット型灯器のレンズです。2・3が埼玉県で、4は秋田県で撮影しました。フラット型のレンズは模様が複雑かつ緻密で、陽の当たり具合や角度によりかなり違って見えるようです。 5・・・こちらが先程のレンズユニット型(プロジェクタ)LED灯器のレンズ拡大画像です。@群馬県桐生市にて 6・・・1と5を並べてみました。仕組みは違うものの、レンズが類似(または殆ど一緒)していることがお分かりかと思います。 7・・・1の点灯時と7も重ねてみました。フラット型のレンズ模様とは、何となく違うような気がします。以前から気づいてはいましたが、K6型ユニットとフラット型の素子配列がほぼ一致します。この事から、共通のユニットで生産している事が予測できます。 |
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おわりに・・・半ば勢いで作ってしまった感がありますが、他のサイト等であまり詳しくは取り上げられていないのと、私自身が地域限定ネタが好みなので特集してみました。一般的に普及している、透明レンズのLED灯器は視認性が良くいいと思いますが、神奈川県のようにレンズにスモークや模様を付ける事で直下での視認性や眩しさ軽減にも役立つメリットもあるのではと思いました(他社では既に普及していますが)。 LED素子がグラデーションのように見えるTC6の今後の増加が楽しみです。 |
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