感応式交差点に見る素材 <<暫定公開>>

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車両灯器(又は交差点)に取り付けられた「感応式」板 いろいろ

日本信号 小糸工業 京三製作所
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1.2輪車はボタンを押すよう指示する文章も小さく添えられている。
2.こちらも、2輪車に対しての指示があるが、丁寧に書かれている。
3.車両は、白線の所で止まらないと感応しない、という実に親切な板。さすがに灯器に付けるわけには行かない(^^;;
4.他の板と比べてスマート。フォントも微妙に違う。
5.信号素材の中にある唯一の「全感応式」の板。
6.一番スタンダードなタイプの板。

※「感応式」板は、都道府県によって、デザイン、文章などが異なります。


車両を感応するためのセンサー

超音波式車両感知器
警交仕規 第6号
日本信号 小糸工業 京三製作所 松下通信工業 住友電気工業

この感知器は、一般的に見られる警交仕規 第34号の感知器が登場する前の物で、
今では、かなり淘汰されている貴重な素材です。どの素材も私が調査した限り、広島市、及び近郊で1箇所ないし、
2箇所位しかお目にかかれない大変レアな素材です。
松下の素材については、「ひょっとしたらあれか?」という物を先日見かけましたので、近日中に取材しようと思っています。

超音波式車両感知器
警交仕規 第34号
日本信号 小糸工業 京三製作所 松下通信工業 住友電気工業

この感知器は、現在あちこちに設置されている一番スタンダードな感知器です。
しかし、なぜか広島市近郊では、小糸と京三の感知器を見かけません(^^;; 写真にあります、京三のプレートは、
岩国市内で撮影した物です。広島市近郊で、この2社の感知器を見かけたことがある方、情報お願いします。
汎用性があるようで、感応式交差点以外にも、交通量などを調べたり出来るようです。
(京三の感知器は、ラッパヘッドタイプのみ確認しています)

車両感応部
警交仕規 第18号
日本信号 小糸工業 京三製作所

感応する範囲を狭めている感知器と思われます。
過去の私の経験から言いますと、感応させるのが一番難しいタイプだと思います。
故に、停止線でちゃんと止まらないと、感応しないケースも多々あるようです(^^;; 
その特性から、感応式交差点や夜間ボタン式の交差点以外では、見たことがありません。

超音波ドップラ式車両感知器
警交仕規 第49号
日本信号 小糸工業 京三製作所

車両感応部の改良版だと思います。非常に感度がいいようで、乗用車はもちろん、単車や人間にも感応します(^^;;
ただ、車両感応部と同じように狭指向性のようなので、こちらも、感応式交差点や、夜間ボタン式交差点以外には、
設置されていないようです。日本信号の素材については、家のすぐ近所にありますので近いうちに取材に行って来ます。

C(CM)分離型
超音波式車両感知器
警交仕規 第臨72号
C「分離」型超音波式車両感知器
警交仕規 第204版1号
日本信号 松下通信工業 住友電気工業 日本信号 小糸工業 京三製作所 松下通信工業 住友電気工業

警交仕規 第34号の超音波式車両感知器の後継の感知器のようです。
感応式交差点以外にも、交通量感知などに使用されているようです。
72号のものは臨時規格で204号の物が規格制定後の物と思われます。


車両感知器で感知できない歩行者や二輪車を感知する機器

「T」形歩行者用押ボタン箱
警交仕規 第39号
日本信号 小糸工業 京三製作所 松下通信工業

感応交差点で歩行者を感知するためには、主にT形の押ボタンが使用されます。
(U形は主に夜間押ボタン交差点で使用されます。)
また、二輪車感知にも、ほとんどの場合T形押ボタンが使用されます。
京三製作所の素材をご覧下さい。ボタン下部の案内プレートには、「二輪車はボタンを押してください」とあります。
このような二輪車用押ボタンは、停止線のすぐ横のほうに設置されています。

このように、丁寧に、「この交差点は感応式であり、二輪車はボタンを押さないと青にならない」と
書かれた看板があるところも発見しました。

また、変り種の素材では、以下のようなセンサー付の押ボタンが設置されている場合もあります。


「U」形方向判別形二輪車感知器
警交仕規 制定なし
<<小糸工業製>>

赤外線カメラのようなものが内蔵されており、
どの車線にいるかを見分けることのできるボタン箱のようです。
内側の車線に2輪車がいる場合、矢印の点灯パタンが変るようです。
当然ですが、ボタンを押さなくても、感知しました。


感応式交差点を機能させるための制御機 以下調査中

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