トップページへ移動 県別設置状況

信号の設置状況は都道府県ごとに異なります。
九州・山口の設置状況をまとめてみました。
メーカー別/筐体別の表の凡例
数字は百分率[%]
”微”:結構見かけるがおおよそ5%以下
”稀”:ほとんど存在しないもの
”+”:同じ割合で記しているもののうち多そうなもの
注意事項
探索方法はメインは徒歩です。実際に歩いて探索した場所は探索範囲に示している箇所です。その他、移動中の列車、バスなどからの車窓を参考にしています。
地域別に灯器種類を変えている場合など県域全体から見た場合、事実とかなり異なるかもしれません。また、探索を重ねるごとに実情に合わせ更新します。
正解に近いと思われる県から順に記載しています。
熊本県
探索範囲 県内全市(熊本市・八代市・荒尾市・玉名市・人吉市・水俣市・宇城市・宇土市・阿蘇市・菊池市・・・・・・・)ほか
  メーカー別 筐体別
種別 小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
車両用 30 30 30 10 - - - - 30 超稀
4方向1灯点滅 33 33 33 - - - - - 95 5
歩行者用 30 30 30 10 - - - - 10 超稀
小糸・京三・日本信号がほぼ同数で多く、信号電材もあちこちに点在。その他のメーカーの灯器は未確認。
中心部には8角形オリジナルデザイン灯器が非常に多く、オリジナルデザイン設置度九州一。
見通しの悪い交差点の手前には黄黄黄の信号と「信号注意」の標示板が設置されている。
昭和55年頃から平成10年頃までは、ほぼ完全に警察署の管轄ごとに灯器メーカーが分けられていた。私的通称「県下三分の計」
図は「県下三分の計」を示す平成の大合併以前の地図で、警察署管轄を基準に色分けしているため、実際には信号自体が無い自治体もある。
なお、熊本市は熊本南警察署管内⇒小糸、熊本北警察署管内⇒日本信号、熊本東警察署管内⇒京三に分けられたいた。
(※下図は鎌田輝男氏作のフリーソフト白地図KenMapの地図画像を編集したもの)
熊本県の以前のメーカー別信号設置状況を示す地図
昭和60年頃まで設置された灯器は大半250φ、平成5年頃からの設置は平成7年の視角制限灯器を除き300φ。
昭和63年頃にアルミ製に完全移行。各社アルミ製灯器が製造されるまでは電材分割タイプを設置、平成設置の丸型は確認していない。
なお、アルミ移行前はほぼ完全に鉄製で、樹脂製灯器は路面電車関連と4方向1灯点滅を除きほとんど無い。
平成5年より西日対策で東西側に信号電材の多眼レンズを採用。ただし平成10年頃で終了。
小糸DN、京三スフェリカル、日信セパ多眼はそれぞれ一桁程度。
最近の新設/更新は小糸,京三,日信,電材の4社ほぼ均等。
平成14年10月頃から車両用はLEDを本格採用?新設では東西方向の主信号はほとんどLEDを使用。
平成15年3月頃から車両用は方向や主・補助信号関係なくLEDを採用。但し15年度下期は再び東西主信号車両用のみLED。
また、アルミ電球300中古灯器を多用するようになり、過去の警察署ごとのメーカー指定「県下三分の計」がわかりにくくなってきている。
LEDは日本信号・京三はプロジェクタ、小糸はユニット、電材は丸粒を設置。のちに日本信号・京三・小糸とも粒タイプに移行した。
平成16年度は中心部にLEDを集中的に投入した為か、郊外では電球での新設・更新となっている。
平成17年度から京三電球車両用灯器の銘板が黒色化およびEシール付きに変更。また、同年度に信号電材の薄形(電球・LEDとも)登場
平成18年度星和電機参入。待ち時間表示機能つきの歩行者用灯器が設置される。

福岡県
探索範囲 福岡市・北九州市・久留米市・大牟田市・春日市・筑紫野市・行橋市・豊前市・柳川市・小郡市ほか
  メーカー別 筐体別
種別 小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
車両用 30 30 30 微+ - - 微+ 微+
4方向1灯点滅 40 20 40 - - - - - 30 30
歩行者用 30 30 30 微+ - - 微+ 微+
小糸・京三・日本信号がほぼ同数で多く、その他のメーカーの灯器もちらほら。樹脂製の灯器のうち半数は住友製。
最近の新設/更新は小糸,京三,日信が多く、電材が少々で各社ともアルミ製のみ。LEDの本格設置とともに電材の設置割合増加ぎみ。
LEDは日本信号・京三はプロジェクタ、小糸はユニット、電材は丸粒。但し日本信号は一体型への移行とともに粒タイプが出現。
小糸一体、京三蒲鉾、日本信号セパの世代まで250φが多数存在する。
電材筐体(小糸・京三・日本信号・信号電材)は大牟田市付近では多数見ることができ、福岡/北九州でも主にデザイン灯器として設置されている。
京三製は小糸もどきも多数有り。
4方向1灯点滅灯器がずば抜けて多く、連続設置は珍しくない。
4方向1灯点滅に関しては、平成6年ごろまでは設置メーカーの地域性が濃く、北九州地区は日本信号、福岡地区は小糸、筑後地方は京三が多い。
平成14年ごろから点滅灯器専用の指向性の高い多眼レンズを全面採用しており、小糸・京三・日本信号とも信号電材OEMを使用している。

長崎県
探索範囲 長崎市・佐世保市・諫早市・大村市・島原市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
60 20 15 微+ - - - 微+ 70
小糸製が圧倒的に多く、続いて京三、日信。最近の新設/更新も同傾向だが松下、オムロンは無し。
平成7年ごろまで樹脂製灯器メイン、それ以降はアルミ製に移行した模様で新設はアルミ製のみ。
路面電車専用灯器に関しては京三製のみ確認。
電材筐体は意外と多く、郊外では珍しくない。小糸製も普通に見かける。
平成12年ごろまで矢印を含めて250φがメインだったようで、300φは以降の灯器以外はほとんど見られない。現在は全て300φへ移行。
交差点からやや離れた補助信号は「補助信号」or「補助信号灯」の表示板が付いた三位灯で大半は縦型。

佐賀県
探索範囲 佐賀市・鳥栖市・唐津市・武雄市・小城市・鹿島市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
25 25 25 5 5 5 - 消滅の模様 40 40
小糸・京三・日本信号がほぼ同数で多く、その他のメーカーの灯器も結構設置されている。
最近の新設/更新は小糸,京三,日信が多く、電材も多々あり。その他のメーカーはおそらく無しであったが、平成18年度に星和電機登場。
平成元年までは樹脂製だったが、平成2年からアルミ製に完全移行し新設はアルミ製のみ。各社のアルミ製登場までは電材もどきを設置。
かつては主信号に300φ、補助信号に250φを設置する傾向が強く、日信セパ・カマボコ・小糸Dまでは250φが存在。東西方向の主信号には西日対策灯器がよく使用されている。
平成14年ごろに300φのみに移行、相変わらす東西主信号のみ西日対策の傾向がある。また平成15年ごろから新設歩灯はほぼすべて西日対策灯となる。
灯器の更新頻度が近県より高いようで、古い灯器はあまり残っていない。
LEDは量産化直後はユニット/プロジェクタタイプを使用していたが、現在は基本的に粒タイプへ移行している。

鹿児島県
探索範囲 鹿児島市・薩摩川内市・出水市・串木野市・阿久根市・鹿屋市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
20 25 30 25 - - - - 50
小糸、京三、日本信号、信号電材がまんべんなく設置されている。
昭和63年頃にアルミ製に完全移行、大手のアルミ製登場までは電材もどきを設置。
アルミ製移行前は大半が鉄製だが、目の前が海の場所(海岸沿いというにはあまりに範囲が狭い)には樹脂製が設置されているところもある。
主要交差点には小糸製・日本信号製の450φの灯器の設置あり。
現行灯器は300φのみ確認。熊本と同じ頃に300φのみに移行した様子。
アーケードが低い場所には積極的に歩灯を横設置している模様。いまのところ薩摩川内市・阿久根市・出水市・鹿屋市にて確認。

宮崎県
探索範囲 宮崎市・延岡市・都城市・小林市・日向市・串間市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
20 30 30 20 - - - - 60 微+
小糸、京三、日本信号、信号電材がまんべんなく設置されている。
北部の延岡や日向方面は小糸が、南西部の日南や小林方面は日本信号が、中部の宮崎や都城方面は京三が多く、以前は地域別にメーカーが分けられていた可能性が高いが、熊本のような完璧な策ではない様子。
電材筐体の灯器が非常に多く、設置割合では確実に九州一。電材筐体設置の歴史が古く、他県ではあまりお目にかかれないプロトタイプや分割初期タイプも存在する。
電材筐体以前は金属丸型と樹脂製が設置されているがあまり残っていない。
各社アルミ製灯器登場後はそれぞれの筐体を設置。現在は基本的にはアルミのみ設置だが、中心部のオリジナルデザイン灯器の代替用として樹脂セパを使用。
一部のオリジナルデザイン灯器は、筐体そのままでレンズ部が京三の粒LEDに更新されている。
昭和の終わりごろから自転車用を除いて300φのみの設置で300φ率九州一。
主に東西方向に西日対策用の灯器が多数設置されている。主灯器、補助灯器とも西日対策用を使用。多眼レンズ灯器の場合が多い。
4方向1灯点滅の設置割合は福岡なみ(もしくはそれ以上)に高い。

大分県
探索範囲 大分市・別府市・臼杵市・日田市・中津市・佐伯市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
25 20 35 - 15 - - - 30
日本信号、小糸、京三の順に多いがオムロン製も意外と確認できる。平成10年まではオムロン製の樹脂製灯器を確認。
小糸一体、京三蒲鉾、日本信号セパまで250φが多数存在する。LEDは京三オマル粒タイプが大分市中心部に集中的に設置。
電材もどきは少数だが県内各地に散在。別府市にはまとまった数が存在する。また、大分市中心部に電材まんまの日本信号製LED矢印も数基存在。
灯器の更新やメンテナンスをあまり行ってないようで、日本信号初代クラスのサビサビ灯器はあたりまえのように存在する。

山口県
探索範囲 下関市・山陽小野田市・宇部市・周南市・山口市・岩国市・下松市ほか
メーカー別 筐体別
小糸 京三 日本信号 信号電材 松下 オムロン 住友電気 名古屋電機 星和電機 電材 樹脂
45 25 30 - - - - - 20
小糸製が多く、続いて日信、京三。日本信号製は樹脂製が多い。京三製の樹脂セパ確認。
250φの三位灯は確認できず。
平成10年代の丸型灯器を確認。
電材筐体はセパレートタイプは電材製のみ確認していたが、一体型のLEDで日本信号銘板が登場した。


番外九州共通
探索範囲 熊本県・福岡県・鹿児島県・大分県・佐賀県・長崎県・宮崎県(九州共通で本州の山口は該当しない項目あり)
平成8年頃から平成16年頃まで京三製の車両用灯器銘板はLEDプロジェクタータイプとスフェリカルレンズの一部を除き緑色。また、緑色の銘板は全て京三製。
※電材もどき、小糸もどきを見分けるのに有用。平成17年から黒銘板化
小糸製の銘板は黒のみ。
平成16年ごろまで、Eシール(ソフトホワイト電球対応を示す)は一部の小糸製LED灯器を除き日本信号のみ。
※電材もどきの日本信号製を見分けるのに有用。※平成17年から京三製にもEシールが取り付けられるようになった。
電球はバンドミラータイプ。
※おそらくEシールはレンズのソフトホワイト対応を示し、バンドミラー県では必要ないため省略しているメーカーが多いのではないかと思われる。
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