令和3年8月26日、国土交通省と警察庁が連携し、30キロ区域規制と物理的デバイスの組み合わせにより交通安全の向上を図る「ゾーン30プラス」整備の推進の一環として「スムーズ横断歩道」の設置に取り組んでいくことが発表されました。
全国では1か月〜数か月の試験設置が多い中、舞鶴市桃山町のゾーン30区域内の交差点では令和3年8月26日からの本設置となっています。 横断歩道をかさ上げすることで歩道との段差がなくなるという意味での「スムーズ横断歩道」ですが、ここではもともと歩道と車道の高さが同じであるため、横断歩道のかさ上げに合わせて、接続する歩道もかさ上げしているため、歩道に段差ができ、スムーズではなくなっています。 また、歩道をかさ上げするため、沿道建物の出入口を避けなければならず、結果的に交差点から離れた位置に横断歩道を設置しています。交差点規模のわりにまあまあの遠回りとなるため、私が見ている間、交差点を横断する歩行者は誰も横断歩道を利用していませんでした。スムーズ横断歩道の設置により横断禁止場所(横断歩道付近)の横断を誘発する形となってしまっています。 桃山町のゾーン30ではスムーズ横断歩道のほかの物理的デバイスとして、ハンプ、狭さくの設置も行われています。
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