信号機<福井県> フラット型灯器

狭角レンズ仕様のフラット型灯器(2014年型、量産2代目)


撮影 福井県敦賀市 掲載 2016/12/4

鋭角交差点での誤認防止のため、青のみレンズ表面に狭角レンズ(左右制限用)を装着したフラット型灯器です。
車載動画(YouTube)

透明な部分と光を透さない黒い部分を狭い間隔で交互に並べた薄い視角制限体を、レンズ表面に装着することで、斜め方向から灯火を見えにくくしています。狭角レンズ仕様でも灯箱の厚さはほぼ変わっていません。

フラット型灯器はフードがないのが一つの売りなので、制限フードや筒型フード、片かくしフードを使用できず、従来は誤認防止ができませんでした。

撮影 福井県あわら市 掲載 2018/1/22

鋭角交差点での誤認防止のため、青のみレンズ表面に狭角レンズ(左右制限用)を装着したフラット型灯器です。



撮影 福井県福井市 掲載 2018/1/22

鋭角交差点での誤認防止のため、青のみレンズ表面に狭角レンズ(左右制限用)を装着したフラット型灯器です。主道路側、従道路とも設置されています。

狭角レンズ仕様のフラット型灯器(量産型初代)

撮影 福井県あわら市 掲載 2017/10/11

平成25年度工事で灯器が更新された交差点です。鋭角交差点ですが設置当初は、誤認防止策はとられていませんでした。狭角レンズが開発されたことに伴い、後から青灯のみ左右制限の狭角レンズを追加したようです。狭角レンズが開発される前の量産型初代筐体との組み合わせとなっています。

フラット型灯器(2014年型、量産2代目)

撮影 福井県福井市 掲載 2015/3/8

フラット型灯器が量産されてから初めての大きなモデルチェンジです。金具取り付け部分を除いて、灯箱裏面の角が面取りされたような形状となっています。また、銘板の貼り付け部分が窪ませてあります。

銘板も変更となり、量産型初代灯器では小さな銘板でしたが、本来の大きさに戻りました。初代灯器ではすべての文字が印刷でしたが、形式欄などが刻印になっています。初代灯器の銘板は色褪せが激しく、何年か経つと文字が全く読めなくなるものもあったため変更されたのでしょうか。ただし、シール状の銘板に打刻しているためか、彫が非常に浅く、文字が読みにくいものとなっています。

灯箱前面に大きな変更はありませんが、LED素子配列が変わっています。



撮影 福井県福井市 掲載 2015/3/29

矢印灯器も同様にモデルチェンジが行われました。



撮影 福井県福井市 掲載 2015/3/8 差替え追加 2015/3/29

初代灯器から2014年型灯器への過渡期に設置されたもので、本灯器が2014年型、矢印灯器が初代灯器となっています。いずれも2014年10月製造であり、このときにモデルチェンジが行われたと思われます。

フラット型灯器(量産型初代)

撮影 福井県南越前町 掲載 2011/3/6

福井県でフラット型灯器が豪雪型の縦型で設置されました。この交差点は、平成21年度に信号機(LED式薄型灯器)が設置されたばかりですが、今回(平成22年度)、主道路の主灯器のみがフラット型灯器に交換されたので、試験設置だと思われます。

フラット型灯器は、フードが無く、前に角度をつけて設置されており、特に縦型では従来型と比べるとその違いが明らかです。灯器表面に凹凸が無く、灯器表面全体への着雪により視認性に影響が出るおそれがあるためか、信号柱には「信号機用雪かき棒」が縛り付けられています。5mほどの棒の先にクルマ窓用の霜取りのようなものが付いたものです。


撮影 福井県永平寺町 掲載 2011/9/24

この交差点で平成23年9月21日からフラット型灯器の運用が開始され、福井県でフラット型灯器が本格設置されたことになります。新聞報道によると、平成23年度中に9か所で設置される予定です。


撮影 福井県鯖江市 掲載 2011/9/24 画像差替 2011/10/10

横型灯器も設置されています。フラット型灯器独特の前傾が無く、従来の灯器と同じくらいの傾きとなっています。設置業者は、DW社です。


撮影 福井県福井市 掲載 2011/11/11

横型灯器で、フラット型灯器独特の前傾をつけて設置されたものもあります。設置業者は、SS社です。

2011/8月製造のものでは、銘板の製造社名が小糸工業から信号機部門などが分社化した「コイト電工」となっています。コイト電工化後は、銘板の縁取りがなくなっています。



撮影 福井県鯖江市 掲載 2012/3/22

横型用の矢印灯器は在庫が残っているためか、「コイト電工」銘板の本灯器と同時に設置されたものでも「小糸工業」銘板のものが設置されています。



撮影 福井県鯖江市 掲載 2011/10/10

縦型灯器では、同じ時期に本灯器、矢印灯器とも「コイト電工」銘板のものに切り替わりました。

撮影 福井県鯖江市 掲載 2011/10/10

こちらでは、電線をかわすために抱え込み型の縦型設置となっています。抱え込み型でも前傾金具が使用されています。


撮影 福井県越前市 掲載 2011/11/11

ここでは、信号のある箇所の手前が鋭角交差点となっており、誤認防止策を講じる(筒型フードを使用する)必要があるため、補助灯器1基のみ通常の薄型灯器が設置されています。ただし、交差道路からは、主灯器のフラット型灯器も正面に見えます。フラット型灯器はフードが無く、灯器の向きが分かりにくいため、こちらを向いているようにも見え、誤認しそうです。


撮影 福井県福井市 掲載 2013/7/31

既設の鉄板製丸型灯器にフラット型の矢印灯器を追加しています。フラット型灯器は下に角度をつけて設置しますが、厚型灯器の幅にちょうど収まるようです。薄型灯器ではフラット型の矢印灯器を設置できないかもしれません。