貨物用鉄道路線と、片側2車線で中央分離帯のある道路との踏切の「踏切信号」で使用されている灯器です。主灯器は、3色灯器を2段重ねにし、その上に赤の1位式灯器を設置しており、この灯器だけで赤灯が3つもあることになります。通常は、下から2段目の3色灯器のみを使用し、列車が接近していないときは青信号により通過車両の一時停止を省略させ、列車が接近し踏切警報音が鳴り出すと、信号が黄・・・赤になり車両を停止させます。 最下段の3色灯器と最上段の赤の1位式灯器は、異常時に使用されると思いますが、どのような変化をするのかは不明です。この踏切には踏切警報灯がなく、灯火により踏切作動を表示するのは交通信号灯火のみであり、踏切作動時の交通信号灯火の役割は大きいです。なお、この踏切、なぜか歩道には遮断棹がありません。 その後更新により、LED式灯器に交換されましたが、下段の灯器は電球式灯器に交換されました。灯器に異常が生じた場合、電球式灯器の方が対応がしやすいためでしょうか。警交仕規第1014号版1の「交通信号灯器(車両用)」の電球式灯器は珍しいです。赤の1位式灯器はなくなりました。
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