歩行者用灯器をそのまま使ったように見えますが、メーカーは「大同信号」という鉄道用信号機を製作しているメーカーです。
併用軌道から専用軌道に入る交差点で、黄矢印信号が使用されています。以前は、本灯器の下に黄矢印灯器が設置されていましたが、現在は、本灯器の右に設置し、わざわざ「電車用」の標示板が併設されています。以前の設置方法では、電車用信号に不慣れな一般の車両が誤って黄矢印で進行してしまうためでしょうか。京福嵐山線のほかの箇所の黄矢印灯器の設置方法にも共通しています。
併用軌道から専用軌道に入る箇所です。電車と交錯する車線は信号のある踏切になっています。対向車線は電車と交錯しないので踏切はありませんが、電車の動きには注意する必要があるため、電車接近時には電光表示板の「電車に注意」の表示が点滅します。
併用軌道区間の押ボタン式信号です。本灯器の右に黄矢印灯器が設置されています。
併用軌道区間の押ボタン式信号です。路面電車の停留場に接続する横断歩道であり、歩行者は停留場内で信号待ちすることになりますが、通常の設置方法では歩行者用灯器が見えにくいため、停留場の方に向けた歩行者用灯器が1基追加されています。ただし、停留場内を歩いている歩行者の視線には入らないため、停留場内に信号の状態を表示するLED式表示板が設置されています。赤信号の時には「横断できません!」「ここでお待ち下さい」が交互に表示され、青信号になると「┌─地下鉄のりば」と表示されます。
併用軌道区間の交差点です。本灯器の右に黄矢印灯器が設置されています。交差点内の軌道敷内で右折待ち車両と電車が接触するのを防止するため、車両と電車の通行を分離させているようです。
歩行者用灯器を使用した「確」「認」と表示される灯器です。専用軌道区間のゆるやかなカーブに設置されています。私が見ている間は点灯しませんでした。
(左画像)路面電車が接近してくると「電車に注意」表示が点滅します。路面電車が赤信号で停止しないように、電車が遠くにいるときから通過するまで、ずっと青信号になっています。
(中画像)これは信号機のある交差点に限らず、路面電車が道路に合流する箇所に設置されています。路面電車が接近してくると「電車」「接近」の表示が交互に点滅します。場所によっては横型のものが設置されます。
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