<滋賀県> 特殊な信号サイクル

上下線を別々に青信号
撮影 滋賀県長浜市 掲載 2023/10/27

従道路が食い違っている食い違い交差点であり、主道路を上下線とも同時に青信号にすると上下線の右折車の動線が交錯してしまうため、上下線を別々に青信号にしています。食い違っている従道路も別々に青信号にしており、4方向別々に青信号にしています。

主道路側の灯器には「赤色時対向車あり」の標示板が併設されています。

歩道を横切るが青信号
撮影 滋賀県大津市 掲載 2022/1/1

滋賀県ではT形交差点の道路のない方に駐車場の出入口が面している場合、青信号にはせず「赤色・赤点滅のみ」の信号サイクルにしますが、ここでは青信号にしています。青信号でも歩道を横切る直前で道路交通法第17条第2項による一時停止が必要です。

青・黄2位式灯器と同じ信号サイクル
撮影 滋賀県草津市 掲載 2015/1/31

3色灯器を使用していますが、滋賀県でよく見かける青・黄2位式灯器による「予告信号」と同じ信号サイクルの予告信号です。前方の信号が青の時に青になり、それ以外の時は黄点滅となります。赤灯火は使用しません。

常時黄点滅(「予告信号」)

撮影 滋賀県大津市 掲載 2004/12/19 差替追加 2010/7/24

前方の信号とは連動せず、常時黄点滅している「予告信号」です。ただし、前方の信号は青信号にならない信号サイクルのため、実際は前方信号に連動するタイプなのかもしれません。

常時赤+矢印
本灯器 左斜め矢印灯器 本灯器 右斜め矢印灯器


本灯器 矢印灯器
←素子欠けする前 ←素子欠けした矢印灯器


撮影 滋賀県大津市 掲載 2004/2/11 差替追加 2010/7/24

R1(五条バイパス)と京都三条が合流し、さらにR1とR161(西大津バイパス)に分岐する「横木2丁目」交差点です。全景画像手前左がR1(五条バイパス)、手前右が京都三条、奥左がR161(西大津バイパス)、奥右がR1です。

ここで珍しいのは、信号が車線によって異なることです。普通ならこのような場合、同じ道路に対する本信号(3色信号)は連動するのですが、ここでは独立しています。それにより、他の交通と交錯しない左端と右端の信号は常時赤+矢印信号となっています。

以前はすべて丸型灯器に直径450mmレンズの矢印灯器の組合せでしたが、2008年3月頃にR1(五条バイパス)側の右斜め矢印灯器がLEDの素子欠けを起こし、この矢印灯器のみが直径300mmレンズの矢印灯器に交換されました。さらに2010年1月頃には、案内標識やカラー舗装により色で方向・方面を案内するようになったのに伴い、信号機も薄型灯器に交換されました。