滋賀県ではかつて米原警察署管轄エリア以北で縦型灯器、カプセルカバー、フラット型灯器と着雪(積雪)対策の灯器が指定されてきましたが、低コスト灯器の登場により各メーカーともフードレス灯器となったため、着雪防止指定はなくなりました。しかし、令和5年度工事では彦根警察署管轄エリア以北で信号電材製の赤のみ融雪ヒーター付きレンズの灯器(同等品可)が指定されるようになりました。 彦根市では2021年(令和3年)12月の大雪により、積雪で信号機のアームが曲がったり灯器が前に傾くなど信号機に被害が出たことを受け、彦根署管轄エリア以北での着雪防止指定となったのでしょう。 LED式の灯火はあまり熱を発せず、レンズに着雪があっても溶けにくいため、もっとも重要な赤灯のレンズに融雪ヒーターを取り付けています。
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