<東京都> 矢印灯器

青灯の下に直進矢印

撮影 東京都大田区 掲載 2017/8/1

真右と斜め右下を指す2種類の矢印があるため、直進矢印が本来の黄灯の下から押し出されて青灯の下に配置されています。

なお、平成24年4月1日の改正法令施行により矢印信号に関する規定の整備が行われ、真右を差す矢印が右折(転回を含む。)を表す矢印と定められたため、2種類の右折矢印を使用する必要はありません。

黄灯の右に斜め右下を差す右折矢印

撮影 東京都大田区 掲載 2017/8/1

真右と斜め右下を差す2種類の矢印があり、斜め右下を差す矢印が黄灯の右に配置されています。(本来の配列では、真右を差す矢印よりも上に配置することになると思いますが)

なお、平成24年4月1日の改正法令施行により矢印信号に関する規定の整備が行われ、真右を差す矢印が右折(転回を含む。)を表す矢印と定められたため、2種類の右折矢印を使用する必要はありません。

この灯器の表示する信号は「右折車専用」であり、右折車はこの灯器以外の灯器の表示する信号に従いませんが、この灯器以外の灯器にも右折矢印が表示されます。

矢印組込み灯器

本灯器 矢印灯器

↑2011/9撮影 ↓2014/9撮影



撮影 東京都文京区 掲載 2012/9/19 画像追加 2014/11/4

Y形交差点で、東進で交差点に進入する左折車を横断歩行者と分離するために、左折と右折で矢印を別々に出しており、青信号にはならないため、青灯の位置を左折矢印にしています。

丸型灯器が使用されていたときには、全方向とも本灯器の下に「主要地点」標識が設置されており、そのために矢印灯器が本灯器の横に設置されているのかと思いましたが、薄型灯器に交換された際に、「主要地点」標識の設置位置が変更になったのに、そのままの配列の4位式灯器に交換されました。

4位式灯器は、3位式灯器に1位式灯器を接続したような形状ですが、銘板は1枚で、形式は「1H34AYRA」又は「1H34AGR」となっており、4位式灯器として出荷されていることが分かります。

屈折矢印

撮影 東京都千代田区 掲載 2012/9/19

「東京駅中央口」交差点の東進用の灯器です。左折路が2つあるため、通常の左折矢印信号と屈折した左折矢印信号が使用されています。

なお、現在は東京駅の改修工事のために直進路が封鎖されていますが、直進路が通行できた時には、青灯の下に2種類の左折矢印灯器、黄灯の下に直進矢印灯器を配置し、3段重ねの灯器となっていました。現在の青灯の下の左折矢印灯器の底面に、矢印灯器を接続していた跡があります。(平成24年4月1日の改正法令施行により矢印信号に関する規定の整備が行われました。画像は法令改正改正法令施行前に撮影したものです。)

×印でマスクされた矢印
撮影 東京都渋谷区 掲載 2012/9/19

赤灯の下にある斜め右方向への右折矢印が×印でマスクされており、使用されていません。

これは、「宮益坂上」交差点の西進用の灯器で、現在の信号サイクルでは、サイクル図(2)のときに斜め右方向へ右折できたとしても他の交通と交錯しないことから、当初はこのときに斜め右方向へ右折させるために、斜め右方向への右折矢印を使用していたと思われます。

しかし、赤灯の下に設置されていることから、通常の右折矢印と勘違いして宮下公園方面へ右折してしまう車両があったため、使用をやめたのではないかと思われます。また、一体型の3位式矢印灯器であり、矢印1位のみを撤去できないため、×印マスクで対応しているのでしょう。

本灯器の左側に設置
撮影 東京都町田市 掲載 2008/5/21

通常、左折矢印灯器は本灯器の青灯の右側に設置します。