<東京都> 特殊な信号サイクル

黄点滅・・・黄・・・赤(駐車場出口のため)

撮影 東京都八王子市 掲載 2017/7/2

従道路がいずれも駐車場の出口でありほとんどの車両が右左折するためか、青信号にならず黄点滅で進行させています。灯器更新前は、黄・黄・赤の変則配列灯器で、左黄を点滅させていましたが、現在は中黄を点滅させています。

なお、東京都では、青灯火を使用しない灯器は、青灯の部分に黒い蓋がされる場合があります。銘板の形式は「1H32YR」又は「1V32YR」で黄・赤の2位式灯器であることを表しています。

消灯・・・黄点滅(「予告信号灯」)
撮影 東京都品川区 掲載 2015/11/14
撮影 東京都板橋区 掲載 2012/9/26

東京都の基本的な「予告信号灯」です。前方の信号が青の時は消灯していて、黄、赤になると黄点滅します。


撮影 東京都葛飾区 掲載 2012/9/26

こちらは前方の信号のサイクルに合わせて標示板の表示が変化します。

前方の信号が青の時は、信号が消灯し、標示板は「追突注意!」の表示が点滅します。前方の信号が黄の時は、信号が黄点滅し、標示板は「追突注意!」の表示が点滅を続けます。前方の信号が赤になると、信号は黄点滅を続け、標示板は「追突注意!」と「前方赤信号」の表示が交互に点灯します。
動画(YouTube)

黄点滅・・・黄・・・赤(踏切隣接信号交差点)
撮影 東京都葛飾区 掲載 2012/9/26

信号交差点、信号のある踏切、そして信号交差点と、短い距離に3連続で信号機が設置されています。2つの信号交差点とも車両用はどの方向も青信号の代わりに黄点滅になります。踏切信号は通常赤点滅で、列車接近時と前方の交差点が赤信号の時に赤信号になります。交差点の信号は踏切に連動し、列車接近時は車両が交差点に進入できないような現示になります。
動画(YouTube)

時差式組合せ方式右折車分離式信号
(20-8時)
(8-20時) 本灯器 矢印灯器
(20-8時) 本灯器 斜め左 斜め右
(8-20時)
(8-20時) 本灯器 90°左折 斜め左
(8-20時) 本灯器 矢印灯器
撮影 東京都港区 掲載 2011/10/10

東京タワーに近い「赤羽橋」交差点です。R1とr301、r319が交差する交通量が多く、交通流が複雑な5差路です。交通量の多い8時から20時の間は、R1の南進以外の方向で右折禁止又は鋭角右折禁止となり、20時から8時の間とは信号サイクルが異なります。
(20-8時) (8-20時)

R1方向は、時差式組合せ方式の右折車分離式信号となっており、まず両方向の直進・左折をさせ、その後、南進を赤信号として北進を青信号とし、さらにその後、北進の斜め右方向への右折のみをさせて同時に南進の右折のみをさせます。なお、8-20時は、北進の斜め右方向への右折ができるときに、r301の南進の斜め左方向への左折もできます。

R1の南進で交差点に流入するとき、「左折可」の標示板があり、赤信号や黄信号でも左折できます。ここからの左折路は2本(芝公園方面、金杉橋方面)あり、法令上はどちらへも進行することができますが、金杉橋方面への左折は、他の道路からの交通との交錯が多く、どう考えても危険なので、青信号(8-20時は矢印信号)に従って進行した方がよいでしょう。

東進については、8-20時に2方向への左折矢印が出ます。警察庁の通達で青灯の下は左折矢印、黄灯の下は直進矢印と決められており、黄灯の下に左折矢印灯器を設置できないためか、本灯器の幅からはみ出させて設置しています。

東京方式「右折車専用」信号

撮影 東京都国立市 掲載 2010/12/8

東京都内の、右折車の多い大規模な交差点によく設置されている「右折車専用」信号の灯器です。交差点内で右折待ちする車両から見えやすい位置に設置されています。信号サイクルは、他の交通に対する信号が青のときに黄点滅、黄信号のときも黄点滅のままで、右折矢印が表示されるとこちらも右折矢印が表示されます。なお、右折車は「右折車専用」の標示板がある灯器の信号に従わなければならないので、他の交通に対する信号で、右折矢印が表示されてもそれ自体は意味を有しません。

東京方式「右折車専用」信号(右折矢印無し)
撮影 東京都町田市 掲載 2008/5/21

変則交差点での「右折車専用」として使用されています。青にならず黄点滅・・・黄・・・赤の順に変化します。