<和歌山県> 特殊な信号サイクル

押ボタンを押下せずに横断できる「押ボタン信号」

撮影 和歌山県和歌山市 掲載 2020/11/23

押ボタンを押下していないときは、主道路の車両用灯器が黄点滅、従道路の車両用灯器が赤点滅となっています。歩行者用灯器がないため、主道路を横断する歩行者もこの赤点滅信号に従って横断します。横断が禁止されていない状態での横断歩道による横断のため、法令上は常に最優先で横断することができます。

押ボタンを押下すると、しばらく主道路が青信号、従道路が赤信号となるため、歩行者は一時的に横断できなくなり、その後主道路が赤信号、従道路が青信号となり、主道路車両の通行がない状態で横断できるようになります。


撮影 和歌山県和歌山市 掲載 2020/11/23

押ボタンを押下していないときは、主道路の車両用灯器が黄点滅、従道路の車両用灯器が赤点滅となっています。従道路の自転車は赤点滅信号に従って一時停止さえすれば、自転車横断帯による横断のため、法令上は最優先で横断することができます。

押ボタンを押下すると、しばらく主道路が青信号、従道路が赤信号となるため、従道路自転車は一時的に横断できなくなり、その後主道路が赤信号、従道路が青信号となり、主道路車両の通行がない状態で横断できるようになります。

なお路面の自転車横断帯は、以前あった自転車の記号が消えてしまっているため、法的効力がないかもしれません。

「バス専用」信号
撮影 和歌山県和歌山市 掲載 2011/8/1

交差点手前の道路左端にバス停があるため、路線バスがバス停から右折発進しやすいように「バス専用」信号が設置されています。信号サイクルは、青信号にはならず、他の車両に対する信号で右折矢印が出たときに、同時に右折矢印が出ます。

バスはこの信号に従わなければなりませんが、閑散時には他の車両に対する信号が青の時(「バス専用」信号が赤の時)に、路線バスが信号無視して交差点に進入することがあるようです(画像の状態)。