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◆◆◆岡山・広島探索(2017/02/18-19)◆◆◆ |
◆収録ネタ◆ |
●AN OEM KY銘板関東型FMT |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
小糸のAN形の京三へのOEM品ですが,銘板が横浜の工場のFMTになっています.このFMTの銘板を持つOEM品は,AN300φ/250φ,人形Nで見られますが,小糸FMTの京三銘板品のものと比べると格段に少ないです.調査すればもっと数はあるのかもしれませんが,通常塗装かつ片面灯器で探すと中々見つからないかもしれません.
形式は小糸の分割型ということで1H33Aとなっていますが,西日対策レンズをはめているにもかかわらず,形式末尾の"N"の表記がありません.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H33A
・製造番号:T97332
・製造年月:平成8年3月
・メーカ(括弧内はOEM供給元):株式会社京三製作所(小糸工業株式会社)
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●初期AN普通庇 ソフトホワイト球 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
小糸の第2世代西日対策レンズをはめたA形灯器です.平成8年前半頃までの製造分では,ロング庇に混じって,普通庇での設置もある程度見られました.第1世代西日対策レンズ(渦巻レンズ)の世代は普通庇がデフォルトでしたので,この年(平成7年)にレンズの世代が変わった後,しばらくは普通庇との組み合わせがあっても何ら不自然ではないです.
この灯器は岡山県内で撮影したので,光源がソフトホワイト球となっています.AN+ソフトホワイト球との組み合わせは非常に珍しく,片面のものとなるとほとんど見られないようです.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H33AN
・製造番号:5KF705
・製造年月:平成7年10月
・メーカ:小糸工業株式会社
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●電球式親子 |
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▲鉄板親子▲ |
▲ゴムZ矢印▲ |
▲ゴムZ矢印銘板▲ |
▲SDセパ矢印▲ |
▲SDセパ矢印銘板▲ |
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【コメント】
緑銘板のゴムZ300φブツブツレンズタイプ同士の親子灯器や,薄目×庇SDセパOEM京三銘板300φブツブツレンズタイプ同士の親子灯器がある交差点がありました(後者の正面アングルは真逆光なので特に低画質です).親灯器と矢印灯器とでアームを分けて設置する方式の親子灯器も,最近は中々見られなくなってきました.
■ゴムZ300φブツブツ三位矢印灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H33
・製造番号:Z40050
・製造年月:平成2年5月
・メーカ:株式会社京三製作所
■薄目×庇SDセパOEM京三銘板300φブツブツ三位矢印灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:A33
・製造番号:Z34535
・製造年月:平成8年7月
・メーカ(括弧内はOEM供給元):株式会社京三製作所(信号電材株式会社)
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●鉄板灯器図鑑KY50067 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
鉄板灯器図鑑で既に紹介済みのKY50067撮影分です.平成3年11月というと,ゴムZとゴムなしZとが並行して製造されていたとみられる時期です.この時期のレモンレンズは非常に色合いがきれいですが,反面,ひとたび灯器に錆びが出ると,すぐに茶色い錆が広がっていくという塗装の時期ですから,錆びもなくきれいに残っているものがなかなか見当たりません.
→KY50067のページ
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H23
・製造番号:Z000528
・製造年月:平成3年11月
・メーカ:株式会社京三製作所
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●NS初期丸型250φ |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
全国的にも数少なくなってきた,日信の初期の丸型灯器です※.なお,この時期の日信の角型・金属製丸型の特徴である「製造番号欄に形式を打刻する」というケースに見事に当てはまっています.
広島名物の小さい地名板が灯器の下部に見えますが,少々古いタイプのようで,L字金具を介して灯器に直付されています.灯器だけではなく,地名板自体もレアな部類に入るのではないでしょうか.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:車両用交通信号灯器
・形式:ED1008A(製造番号欄に打刻)
・製造番号:不明
・製造年月:昭和49年9月
・メーカ:日本信号株式会社
※このタイプは見かけ上ほとんど変わらないものの,わずかな世代差が数多くあるために,
個人的には「○代目」という言い方は極力避けたいところ.
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●鉄板灯器図鑑NS50008 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
日信の初期※の鉄板灯器自体全国的にレア(あって20基前後?)で,現在はほとんどが兵庫での残存確認になっていますが,実は広島にも残存しています.灯器は商店街入り口のアーチに"溶接で"固定された細いアングルにボルトで留められていますが,耐久性は大丈夫なのでしょうか.
→NS50008のページ
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H23
・製造番号:Y394297
・製造年月:昭和54年3月
・メーカ:日本信号株式会社
※といっても,この灯器はその中でも後期型に当たる.
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●KY鉄板OEMのNS銘板矢印灯 |
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▲矢印点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
どこからどう見ても京三の鉄板灯器ベースの一位矢印灯ですが,実は日信銘板というOEM品.どうやら下記の傾向がある模様です.興味のある方は,下記を参考に捜してみてください.
・今のところ,広島県でのみ確認(7基取材済).
・いずれも平成9年7月製.
・いずれも親灯器とは別取付.
・いずれも親灯器は日信の300φブツブツレンズの鉄板灯器.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:A31
・製造番号:Y221014
・製造年月:平成9年7月
・メーカ(括弧内はOEM供給元):日本信号株式会社(株式会社京三製作所)
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●NS250φ角型自歩灯 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
三原の有名な角型自歩灯です.交差点内に2基設置されていますが,いずれも青灯火の視認性が非常に悪いです.250φタイプの横型灯を,無理やり自歩灯として使用しているような感じがします.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:車両用交通信号灯器
・形式:ED1020A(製造番号欄に打刻)
・製造番号:不明
・製造年月:昭和49年7月
・メーカ:日本信号株式会社
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●鉄板灯器図鑑KY00054-2 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
京三の関西型の後期型タイプの300φレモンレンズタイプです.平成5年に入って,関東型と同じく,塗装の仕様が変更になったようです.この灯器は錆が少ないため判別が難しいですが,個人的な感覚で塗装仕様変更後のタイプとしました.この世代が残っている府県としては,大阪,広島,島根,福岡(こちらは絶滅寸前)くらいでしょうか.
→KY00054-2のページ
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H33
・製造番号:Z07781
・製造年月:平成5年2月
・メーカ:株式会社京三製作所
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●鉄板灯器図鑑NS50002 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
東京都以外では全然見かけない,日信の外庇タイプの250φレモンレンズタイプの灯器です.広島県福山市内に10基前後設置されています.このタイプの設置が非常に多かった東京都での電球式灯器の一斉更新に伴い,驚くことに同タイプの最期の牙城が広島になりそうです.
この灯器は,日信の鉄板灯器でもかなり新しい世代の平成9年8月製であり,広島では外庇タイプのブツブツレンズも並行して設置されていました.ただし,レモンレンズの灯器とブツブツレンズの灯器とで,製番がかなり離れています.上で紹介した前月製のOEM矢印の存在とともに,この頃の広島では何らかの事情があったのかもしれません.
→NS50002のページ
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H23
・製造番号:Y172045
・製造年月:平成9年8月
・メーカ:日本信号株式会社
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●鉄板灯器図鑑NS55004 |
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▲青点灯時▲ |
▲黄点灯時▲ |
▲赤点灯時▲ |
▲銘板▲ |
▲底面▲ |
▲裏面▲ |
▲青レンズ▲ |
▲側面▲ |
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【コメント】
意外と数が少ない,緑銘板タイプの日信の内庇タイプの250φブツブツレンズタイプの灯器です.岡山県にある程度の数が存在するほかは,大阪に少数設置されているくらいのようです.
緑銘板だからか,理由ははっきりとはわかりませんが,形式が打刻表記となっています.また,同じ交差点内で銘板の退色がほとんどない同タイプ・同年月製の灯器も見受けられましたが,銘板に印字されている字の太さが異なっていました.日当たりはあまり関係なさそうな感じがしましたので,製造ラインで品質のばらつきがあるのかもしれません.
→NS55004のページ
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・形式:1H23
・製造番号:Y423006
・製造年月:昭和63年7月
・メーカ:日本信号株式会社
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鉄板灯器以外のレアネタも拾いつつ探索しました.ほとんどが再録ネタですが,新しい発見もあってよかったです.
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