◆◆◆2014/11/23 - 香川・愛媛オフ◆◆◆
 参加者:Akiyaさん,下名 | 主な探索場所:高松市,新居浜市,西条市,東温市,松山市
◆収録ネタ◆


矢印拡大

側面

取付金具

裏面

裏面拡大

銘板
【コメント】
 朝一番に撮影しました.全国的に宇宙人矢印,もとい,宇宙人そのものが希少となっている昨今では,撮影時刻からも「目の覚める」ネタです.Akiyaさんが前日の晩に残存を確認してくださっていましたので,助かりました.
 宇宙人矢印で銘板付きというのもさることながら,驚くのは製造年月.昭和58年3月といいますと,鉄板灯器がバリバリ製造されている時期ですから,この灯器の存在は異様に感じます.元々,親灯器が宇宙人だったためなのか,それに合わせて少量リピート生産でもしたのでしょうか.何にせよ,謎の多いネタです.
※日がやっと上ってきたころに収録した画像ゆえに,画質が荒くなっております.

■矢印灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:A31
 ・製造番号:Z始まり…関西型と分類
 ・製造年月:昭和58年3月
 ・メーカ:株式会社京三製作所


赤時

青拡大

赤拡大

銘板

南側

ドット欠け
【コメント】
 小糸の試作LED歩灯です.2000年製造ですから,やっとこさ車両用のLED灯器が量産段階に入り始めたころのものです.電球式の形態と同じく,人形の部分は白色LED(拡散レンズ在り)で,その他の部分は灯火の色(BG,R)のLED素子の交互配列で埋め尽くされています.
 これと似たような形態の歩灯としては,奈良や千葉に京三製のものが存在しますが,小糸製は個々の2基のみとなっているようです.設置されて14年経過していますが,十分な輝度が得られていると思いますし,改めてLEDの耐久性を実感しました.
 なお,南側の1基は素子欠け(といっても1素子だけですが)を起こしています.

■歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:U形歩行者用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第219号「版1」
 ・形式:PVU
 ・製造年月:2000年12月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


南東側青時

南東側黄時

南東側赤時

南西側青時

南西側黄時

南西側赤時
【コメント】
 高松駅のすぐ近くの交差点には,3M社の偏光タイプの三位灯が計4基設置されています.交差点の形状からしても,偏光灯器,またはルーバフードを取り付けた灯器の採用は妥当かと思います.トンネル向きの灯器については,当該車線からしか見えませんので,今回の収録は時間の都合上断念しました.
 それにしても一交差点に4基も偏光灯器が残っているとは,物持ちがいいですね.電球のストックがまだまだあるのでしょうか.


北東側黄時

北東側赤時

北東側銘板

北東側底面

北東側裏面

裏面ロゴ
【コメント】
 上で紹介しました交差点の続きです.こちらの灯器は比較的撮影しやすかったので,一通りのアングルを収録しておきました.小糸の銘板がついています.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:視覚偏光用信号灯器
 ・形式:M-131
 ・製造年月:H15年2月(2003年2月)
 ・メーカ:小糸工業株式会社(3M社からのOEMとみられる)


表示部

表示部銘板

センサ部

感知器制御機

感知器制御機銘板

【コメント】
 さらに続きです.この交差点の側道は感知式となっていましたので,三位灯の下に看板(LED表示部付き)が設置されていました.センサ部については確認できませんでしたが,少なくともLED表示部と感知器制御機は小糸製でした.
 感知器制御機は,「分離」形(警交仕規第312号) の文言がないタイプで,警交仕規欄も空欄になっています.どこがどう違うのか、非常に気になるとことではあります.
 ちなみにこのセンサですが,車両のみならず人間に対しても感知しますので,収録時は交通状況を見るなどし,「空気を読みましょう」.

■LED表示部銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両感知確認灯
 ・形式:PUK-1230H
 ・製造年月:H15年3月(2003年2月) …製造年の表記がH15となっているのも気になります.
 ・メーカ:小糸工業株式会社

■感知器制御機銘板情報(抜粋)
 ・名称:リコール制御用画像式車両感知器 制御機
 ・仕様書番号:警交仕規第□(空欄)号「版□(空欄)」
 ・形式:RE20
 ・製造年月:2003年3月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


黄時

赤時

銘板

音響装置

音響装置銘板

集音マイク
【コメント】
 この交差点の2基のみ残存の,京三アルミセパ(関西型)LED灯器です.素子数が非常に多く,各灯火ごとに748素子も使用しています.まぁ,当時のLEDそしての輝度,そして製造年から考えても妥当ではないでしょうか.試作的な要素が強く感じられますし,高松の中心部に設置されていることもあり,一体いつまで稼働し続けるのか気になります.
 交差点には,従道方向に音響装置が設置されています.モノ自体は,今では珍しくなってきた昭和期の小糸21号です.形式がMP-IT-2と,岡山や高知でも見かけるタイプです.他でよく見かけるMP-I-2とどのような違いがあるのか気になるところです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1H33
 ・製造年月:平成10年1月
 ・メーカ:株式会社京三製作所

■音響装置銘板情報(抜粋)
 ・名称:視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第21号
 ・形式:MP-IT-2
 ・製造年月:昭和63年3月
 ・メーカ:小糸工業株式会社

●音響装置の音はこちら
 ・カッコー(東西方向)


三位矢印

側面

点灯状況

偏光矢印銘板

東側設置状況

西側設置状況
【コメント】
 こちらはWikipediaにも記事がある,有名な交差点です.この交差点は右折分離の矢印制御をしていますが,西向きの車線は,上天神地下道の出口があることもあり,矢印灯が全て3M社OEMの矢印灯になっています.親灯器も,使用しない青灯の庇が通常である他は,ルーバフードを採用しており,矢印灯器の形状も相まって壮観です.
 偏光灯器の形式は,上で紹介したGYR三位灯と同じM-131となっていますが,こちらは各矢印灯毎に銘板が取り付けられています.

■矢印灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:視覚偏光用信号灯器
 ・形式M-131
 ・製造年月:H16年2月(2004年2月)
 ・メーカ:小糸工業株式会社(3M社からのOEMとみられる)


点灯状況(合成)

青レンズ拡大

銘板

底面(比較)

側面(比較)

動画(YouTube)
【コメント】
 高速の新居浜ICを降り,しばらく街の中心部の方向へ車で行きますと,前方に何やらでかい灯器が.そして青レンズの大きさが不釣り合い.何とも異様な灯器ですが,かつて愛媛では主要交差点やIC出口等にはよく設置されていたもののようです.
 青レンズは,三協高分子(OEM含む)の古い樹脂製丸型灯器で見られる,なんちゃって250φ(【リンク】参考画像)のように,マスクにより450φレンズの上から覆い300φに絞っているようで,レンズ自体は450φのものがはめられているようです.
 この交差点では,当該灯器が通常の300φ三位灯と裏表で設置されており,灯器サイズの比較を楽しむことができます.

★本灯器の動画をYouTubeで公開しております.併せてご覧ください.
 ・《信号機》青だけ300φの信号機(新居浜市) - YouTube動画

※上の点灯状況画像は合成です.通常はGYRとも同時点灯することはありません.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:<警交仕規欄なし>
 ・形式:1H43
 ・製造年月:平成6年9月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)


点灯状況(合成)

銘板

裏面



【コメント】
 西条市に入りますと,またもや青だけ300φの450φ灯器が.こちらは青灯の下に300φの矢印が付いていますが,やはり親灯器の大きさが際立ち,矢印灯自体が非常に小さく見えてしまいます.450φ灯器には,宇宙人や450φなどの円形の矢印灯器以外のものなら直付できるようになっていますが,この交差点では矢印灯器を別アームに設置しています.

※上の点灯状況画像は合成です.通常はGYRとも同時点灯することはありません.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:<警交仕規欄なし>
 ・形式:1H43
 ・製造年月:平成6年9月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)


矢印点灯時

矢印灯拡大

三位灯庇拡大

裏面

三位灯銘板

矢印灯銘板
【コメント】
 親灯器と矢印灯器で二度おいしいネタです.
(1)親灯器
 FRP製と思われる筒形庇の先端付近に金属製のネットを張っています.そして内部には縦方向にスリットが入っています.恐らく前面の網は防鳥虫目的なのでしょう.たまに見かけますが,最近は電材のルーバフードなどに取って代わられて減少している傾向にあるようです.
(2)矢印灯器
 小糸の樹脂製灯器で,250φとなっています.また,レンズをよく見てみますと,90度回転していることがわかります.このタイプの矢印はなかなか見かけませんね.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:<警交仕規欄なし>
 ・形式:1H23
 ・製造年月:平成2年4月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEMとみられる)

■矢印灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:A21P
 ・製造年月:昭和59年6月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


矢印点灯時

矢印灯拡大

斜め下から

三位灯銘板

矢印灯銘板

【コメント】
 こちらも矢印灯が250φとなっています.三協OEMの京三銘板で,製造番号がX始まりとなっていますから,大阪の工場向けのOEM品だったのでしょうかね.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:1H23
 ・製造番号:X始まり…関西型と分類
 ・製造年月:平成4年3月
 ・メーカ:株式会社京三製作所(三協高分子からのOEMとみられる)

■矢印灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第24号
 ・形式:A21
 ・製造番号:X始まり…関西型と分類
 ・製造年月:平成4年3月
 ・メーカ:株式会社京三製作所(三協高分子からのOEMとみられる)


加茂川橋

東温市南方




【コメント】
 そのほか,愛媛県内では色々な場所に青だけ300φの灯器が設置されていました.いずれは全制覇したいところ….







【コメント】
 時間がなく,車内からの撮影となりましたが,有名なネタだと思います.親灯器,スペアの赤一灯灯器ともに,レンズ周りの補強が多いタイプですので,昭和50年代前半のものと推測されます.こちらもいずれはキチンと調査したいところ….

 毎度の事となりますが,Akiyaさんとは朝早くからのオフとなったうえ,お車も運転してくださりありがとうございました.今回,信号探索での愛媛探索は初となり,実のあるオフ会だったと思います.
>>>オフ会レポートのトップページへ戻る
>>>トップページへ戻る
 当サイトはTrafficSignal!JPのサーバー領域をお借りして運営しております.
 Copyright©2004- Moririn All rights reserved.