◆◆◆交差点別紹介 - 愛知県稲沢市「国府宮駅前」交差点◆◆◆

 概要

【設置状況】 東西方向カッコー:名電□号スピーカ×1,同22号スピーカ×1
南北方向ピヨ:名電22号スピーカ×2
【特記事項】 南側東西方向横断歩道にはスピーカなし.
【収録年月日】 2015/10/03
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◆各音響装置紹介◆
【1】北東側カッコー

北東側U-TK-1:設置状況

北東側U-TK-1:スピーカ

北東側U-TK-1:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-TK-1
 ・製造年月:平成7年1月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は長方形で,スピーカ筐体側面に貼られています.

【コメント】

 名電22号中期型以降のカッコーでは,スピーカにAC100Vが印加されると,「ブン」という音が鳴り,0.5秒~1秒程度のインターバルを置いてからカッコーが鳴り出します.
 また、歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号型□号や22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.

【2】北西側カッコー

北西側U-B:設置状況

北西側U-B:スピーカ

北西側U-B:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:視覚障害者用信号装置
 ・形式:U-B
 ・製造年月:昭和51年8月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は円形で,スピーカ筐体前面中央に貼られています.

【コメント】

 一回目の「カッコー」が「カッ…コー」というように間延びしているタイプで,U-Bとしてはオーソドックスな鳴り方をしています.
 これは推測ですが,U-BやU-TK-1(初期筐体)は,スピーカへAC100Vが供給される(ことによりAC-DC変換を通じて鳴動回路に電源が供給される)と同時に一回目の「カッ」が鳴る仕組みとなっているようで,電源立ち上がりの鈍りによって,下記のように鳴動パタンが分かれるようです.
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」の間隔が延びる.(90%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」が間隔が縮まる.(7%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」が鳴らず(聞こえず),「コー」から可聴音量で鳴り出す.(3%くらいはこのパタン)
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.

【3】北西側ピヨピヨ

北西側U-TP-1:設置状況

北西側U-TP-1:スピーカ

北西側U-TP-1:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(ピヨピヨ)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-TP-1
 ・製造年月:平成24年9月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社

【コメント】

 この個体は,後期型U-TP-1としては珍しく,後期型U-TK-1のようにスピーカにAC100Vが印加されると,「ブン」という音が鳴り,1秒程度のインターバルを置いてからピヨが鳴り出します.
# 通常はスピーカにAC100Vが印加されると同時に一回目のピヨが鳴動します.その影響で,鳴り出しの第一音目が
# 若干弱く,第二音目から普通の音量で鳴ります.
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.

【4】南西側ピヨピヨ

南西側U-TP-1:設置状況

南西側U-TP-1:スピーカ

南西側U-TP-1:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(ピヨピヨ)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-TP-1
 ・製造年月:平成3年11月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社

【コメント】

 「声変わり(素子劣化によって音が野太くなる現象)」もしておらず,鳴り出しの第1音目が若干弱く,第2音目から普通の音量で鳴るということからも,後期型U-TP-1としてはオーソドックスな鳴り方をしています.
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.
 このスピーカは平成に入ってからの製造にもかかわらず,スピーカの接続金具が旧型のひねり金具(昭和54年~昭和58年頃までの名電スピーカでよく用いられていたもの)となっていることです.以前は別の後期型22号スピーカが設置されていたのでしょうか.

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