◆◆◆交差点別紹介 - 愛知県名古屋市中区「万松寺東」交差点◆◆◆

 概要

【設置状況】 名電22号のみで構成.
東西方向はカッコー,南北方向はピヨ.
【特記事項】 22号銘板(側面四角銘板)のU-Bが3基あり.大変貴重.
【収録年月日】 2016/01/31
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◆各音響装置紹介◆
【1】南西側ピヨピヨ

南西側U-TP-1:設置状況

南西側U-TP-1:スピーカ

南西側U-TP-1:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(ピヨピヨ)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-TP-1
 ・製造年月:昭和57年10月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は長方形で,スピーカ筐体側面に貼られています.

【コメント】

 鳴り出しの第1音目が若干弱く,第2音目から普通の音量で鳴るということからも,後期型U-TP-1としてはオーソドックスな鳴り方をしていますが,経年劣化により「声変わり(素子劣化によって音が野太くなる現象)」しています.
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.

【2】北東側カッコー

北東側U-B(後期型):設置状況

北東側U-B(後期型):スピーカ

北東側U-B(後期型):スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-B
 ・製造年月:昭和51年12月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は長方形で,スピーカ筐体側面に貼られています.

【コメント】

 一回目の「カッコー」が「カッ…コー」というように間延びしているタイプで,U-Bとしてはオーソドックスな鳴り方をしています.
 これは推測ですが,U-BやU-TK-1(初期筐体)は,スピーカへAC100Vが供給される(ことによりAC-DC変換を通じて鳴動回路に電源が供給される)と同時に一回目の「カッ」が鳴る仕組みとなっているようで,電源立ち上がりの鈍りによって,下記のように鳴動パタンが分かれるようです.
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」の間隔が延びる.(90%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」が間隔が縮まる.(7%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」が鳴らず(聞こえず),「コー」から可聴音量で鳴り出す.(3%くらいはこのパタン)
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.
 なお,U-AやU-Bは銘板が円形をしており,スピーカ穴の開いている板の中央に貼り付けられていますが,このタイプはU-TP-1やU-TK-1の初期型と同様に,銘板が四角形であり,スピーカ後方側面に貼り付けられています.丁度形式が変更になる直前に製造された分のようで,数自体は少ないと考えられます.

【3】北西側カッコー

北西側U-B(後期型):設置状況

北西側U-B(後期型):スピーカ

北西側U-B(後期型):スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-B
 ・製造年月:昭和51年12月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は長方形で,スピーカ筐体側面に貼られています.

【コメント】

 一回目の「カッコー」が「カッ…コー」というように間延びしているタイプで,U-Bとしてはオーソドックスな鳴り方をしています.
 これは推測ですが,U-BやU-TK-1(初期筐体)は,スピーカへAC100Vが供給される(ことによりAC-DC変換を通じて鳴動回路に電源が供給される)と同時に一回目の「カッ」が鳴る仕組みとなっているようで,電源立ち上がりの鈍りによって,下記のように鳴動パタンが分かれるようです.
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」の間隔が延びる.(90%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」が間隔が縮まる.(7%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」が鳴らず(聞こえず),「コー」から可聴音量で鳴り出す.(3%くらいはこのパタン)
 この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.
 なお,U-AやU-Bは銘板が円形をしており,スピーカ穴の開いている板の中央に貼り付けられていますが,このタイプはU-TP-1やU-TK-1の初期型と同様に,銘板が四角形であり,スピーカ後方側面に貼り付けられています.丁度形式が変更になる直前に製造された分のようで,数自体は少ないと考えられます.

【4】南東側カッコー

南東側U-TK-1:設置状況

南東側U-TK-1:スピーカ

南東側U-TK-1:スピーカ銘板

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号:警交仕規第22号
 ・形式:U-TK-1
 ・製造年月:平成24年1月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社
※銘板は長方形で,スピーカ筐体側面に貼られています.

【コメント】

 名電22号中期型以降のカッコーでは,スピーカにAC100Vが印加されると,「ブン」という音が鳴り,0.5秒~1秒程度のインターバルを置いてからカッコーが鳴り出します.
 また、歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号型□号や22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.

【5】南西側カッコー

北西側カッコー:設置状況

北西側カッコー:スピーカ

北西側カッコー:スピーカ銘板(脱落)

【音声】

♪音を聴く(カッコー)

【諸元】

■スピーカ銘板情報(抜粋)
 銘板が脱落しているため詳細不明.恐らく,【2】や【3】と同じく,U-Bの後期型と思われる.

【コメント】

 一回目の「カッコー」が「カッ…コー」というように間延びしているタイプで,U-BやU-TK-1(初期筐体)としてはオーソドックスな鳴り方をしています.
 これは推測ですが,U-BやU-TK-1(初期筐体)は,スピーカへAC100Vが供給される(ことによりAC-DC変換を通じて鳴動回路に電源が供給される)と同時に一回目の「カッ」が鳴る仕組みとなっているようで,電源立ち上がりの鈍りによって,下記のように鳴動パタンが分かれるようです.
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」の間隔が延びる.(90%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」と「コー」が間隔が縮まる.(7%くらいはこのパタン)
 ・一回目の「カッコー」の「カッ」が鳴らず(聞こえず),「コー」から可聴音量で鳴り出す.(3%くらいはこのパタン)
 なお,U-AやU-Bは銘板が円形をしており,スピーカ穴の開いている板の中央に貼り付けられていますが,このタイプはU-TP-1やU-TK-1の初期型と同様に,銘板が四角形であり,スピーカ後方側面に貼り付けられています.丁度形式が変更になる直前に製造された分のようで,数自体は少ないと考えられます.
 ただし,銘板は脱落しているため詳細は不明です.交差点の設置状況からするとU-Bの後期型の可能性が高いですが,同等品であるU-TK-1(初期筐体)という線も否めません.

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