◆◆◆交差点別紹介 - 愛知県東海市「横須賀町」交差点◆◆◆

 概要

【設置状況】 名電□号(C-A4B4)の制御機が設置されている.
形式通り,ピヨピヨ(A)が4方路分,カッコー(B)が4方路分.
【特記事項】 スピーカは1基のみU-TP-1が混じっているが, 22号の
鳴動回路を作動させず,スピーカのみ活かしている.
それ以外は初期筐体(側面□銘板)のS-01が7基.
【収録年月日】 2015/06/27
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◆各音響装置紹介◆
【1】ピヨピヨ(南北方向)/カッコー(東西方向)

音響装置制御機

音響装置制御機銘板

中継箱

スピーカ(S-01)外観

スピーカ(S-01)銘板

スピーカ(U-TP-1)外観

スピーカ(U-TP-1)銘板

【音声】

♪音を聴く(ピヨピヨ)
♪音を聞く(カッコー)

【諸元】

■制御機銘板情報(抜粋)
 ・名称:視覚障害者用信号装置
 ・仕様書番号:空欄
 ・警交仕規第□号
 ・形式:C-A4B4
 ・製造年月:昭和52年2月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社

■スピーカ銘板情報(初期型筐体:抜粋)
 ・名称:視覚障害者用信号装置
 ・形式:S-01
 ・製造年月:昭和52年2月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社

■スピーカ銘板情報(後期型筐体:抜粋)
 ・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
 ・仕様書番号 警交仕規第22号
 ・形式:U-TP-1
 ・製造年月:平成??年??月
 ・メーカ:名古屋電機工業株式会社

【コメント】

 このタイプは,系統的には警交仕規第21号の祖先にあたるものと考えられます.形式のC-A4B4を読み解きますと,
・Cは制御機による一括制御を指していると思われる(=スピーカ毎での個別制御ではない).
・Aはピヨピヨ,Bはカッコーを示す(同時期の名電□号U-A/U-Bと同じ付番方式に則っている前提).
・形式中のAの後の数字はピヨピヨの方路の数,Bの後の数字はカッコーの方路の数.
  ※ただし,実際のスピーカ個数と合致しないパタン有.
 制御機の形状は,一般的な21号の制御機より若干細長く,側面のボルトの頭の位置も独特です.制御機からスピーカへのケーブル配線の途中に,鉄製の中継箱が個々に設置されているのも特徴です.制御機の底面には集音目的と思われる穴が開いています.ただし,形式が同じとはいえ,穴が1セットのもの(津島市と安城市に存在)と,穴が2セットのもの(この場所)があり,双方でどのような違いがあるのかがよくわかっていません.
 この交差点では,8基スピーカが存在し,うち7基は初期筐体のS-01ですが,1基だけ,後期型筐体の22号のスピーカ(U-TP-1)が設置されています.しかし,U-TP-1はスピーカのみ活かされているようで,22号用の回路は取り外されているか,配線変更されていると思われます.実際,U-TP-1の音ではなく,他のスピーカと同じC-A4B4のA(ピヨピヨ)の音が鳴ります.
 ピヨピヨの音は初期の□号や初期の21号にありがちな,「声変わり(素子劣化によって音が野太くなる現象)」が発現しています.また,ピヨピヨ・カッコー共に,鳴動と鳴動の間にプツプツといったノイズが入っています(理由は大体想像がつきますが長くなるので割愛します).

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