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◆◆◆交差点別紹介 - 愛知県豊川市「南大通五丁目北」交差点◆◆◆ |
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概要
【設置状況】 |
東西方向はカッコー,南北方向はピヨ. |
【特記事項】 |
交差点内北東角の東西方向歩道向けに
RUH-5のスピーカが取り付けられた歩灯あり.
そのRUH-5から,U-TK-1の音源が流れる. |
【収録年月日】 |
2017/01/28 |
【地図】 |
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←左の画像をクリックすると,交差点の様子を見ることができます.
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◆各音響装置紹介◆ |
【1】カッコー(交差点南東角東西方向歩道向け) |
スピーカ設置状況1 |
スピーカ設置状況2 |
歩灯銘板 |
【音声】
音を聞く(カッコー)
【諸元】
■音源:不明
※ただし,下記に準ずる物の可能性が高い.
・名称:簡易形視覚障害者用交通信号付加装置
・仕様書番号:警交仕規第22号
・形式:U-TK-1
・製造年月:昭和60年前後~平成28年の範囲
・メーカ:名古屋電機工業株式会社
■スピーカ銘板情報:読み取れないため不明
※ただし,形状的に,アシダ音響製のRUH-5の可能性が高い.
【コメント】
交差点内には名電の22号のスピーカ:U-TP-1/U-TK-1が設置されている歩灯がありますが,なぜかこの歩灯にはアシダ音響製のRUH-5が設置されており,そこから鳴動するものは名電22号のU-TK-1(と思われる)の音となっていました.交差点内には他にカッコーが鳴るスピーカ(U-TK-1)は2基ありますが,そのいずれとも違う音が鳴っていました.
音源がどこに設置されているかは不明ですが,以下推測してみました.ただし,【前提】がかなり不自然であり,どうしてこのようなことになったのかという経緯が詳しく知りたいです(特に下記【前提】中の「何らかの事情」が気になる).
【仮説】音源のユニットは歩灯内部に設置されている.
【前提】音源のユニットは,かつて設置されていた歩灯からの流用である.
何らかの事情で,昔からスピーカは歩灯外部への別置きだった.
<理由1>スピーカからのスピーカケーブルがいったん歩灯下部の方向へに引き込まれている.
そして,歩灯の灯火用のケーブルとは別に,歩灯下部の方向から再度信号柱上部に向かって引き出されている
ケーブルがあるが,それはスピーカケーブルより径の太いものであり,AC100Vケーブルとみられる.
(∵)22号のスピーカはAC100V供給).
<理由2>歩灯は後期型オマル歩灯.このタイプも灯器下部に音響ユニット+スピーカを組み込むことは可能.
ただし,【前提】のとおりスピーカは既に設置されていたので,スピーカ組込可能な特注筐体ではなく,通常筐体とした.
※スピーカはかなりくたびれており,少なくとも後期型オマル歩灯よりもだいぶ古いように見える.
この個体は,歩灯の青点滅→赤点灯に伴って,「ブッブッブッブッブッブッブッブッ」と鳴ります(ごくごく小さな音です).22号のスピーカは,歩灯の端子(もしくはUT-1などを経由して)スピーカ自体にAC100V給電されているようですから,その際の残留電荷による鳴動が起きていると推定します.
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【2】UT-1 |
UT-1制御機:設置状況 |
UT-1制御機:銘板 |
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【諸元】
■制御機銘板情報(抜粋)
・名称:視覚障害者用交通信号付加装置 ・仕様書番号:警交仕規第22号 ・形式:UT-1
・製造年月:昭和57年3月
・メーカ:名古屋電機工業株式会社
【コメント】
22号が設置されている交差点に時たま設置されており,交通信号制御機からの時間帯切替情報等,外部からの信号を入力し,内部のリレー接点のON/OFF制御により,交差点内の22号スピーカを「鳴らすか」「鳴らさないか」という制御をしています.そのため,UT-1が設置されていない交差点では,22号スピーカの電源線は歩灯内の青灯端子に接続されますが,UT-1が設置されている交差点では,22号スピーカの電源線はUT-1内に一度引き込まれてから,歩灯内の青灯端子(もしくは信号制御機の端子)に接続されていると考えられます. 実際,名古屋市中村区内の「豊国神社前」交差点では,22時を回った時点の次のステップ開始時にUT-1内のリレーが作動(「ガチャン」という音が聞こえます)し,翌朝になるまで交差点内の22号の鳴動を止めていました.
※下図は,自分の勝手に想像しているシステムのポンチ絵です.実情と異なる可能性は十二分にありますのでご注意ください.
この交差点のUT-1は横づけタイプで,信号柱に接していない方の面に4か所,ボルトの頭が飛び出ています.また,この交差点のUT-1は世代的にかなり新しいもので,製番が「数字5ケタ」のみではなく,「数字5ケタ+"-(ハイフン)"+通し番号」となっています.
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