特集 10月号

レポート Vol.1「宇都宮大通り」

JR宇都宮駅から東武宇都宮駅を結び、大谷街道へアクセスする宇都宮大通り。
こういった駅前通りは宇都宮人ににとって、普段見なれているものです。しかし、信号機の設置方法がこんなに変わっているものがあるとは、気づく方も多くないでしょう。

そこで、宇都宮大通り(JR宇都宮駅〜R119池上町)の信号を取り上げて見ました。

オーナー自筆の
超〜簡単な大通りの地図
撮影写真とオーナーの気ままなコメント
大通りを簡単な地図に
してみました。建物の
位置も非常に大雑把
です。ご参考までにどうぞ。
※8番の交差点ですが、今回は取り上げる事が出来ませんでした。
この交差点は9番の馬場通りと同じ灯器・デザインステーです。
JR宇都宮駅。東北新幹線/JR宇都宮線(東北本線)/JR日光線にアクセス。 宇都宮駅から大通りを撮りました。
宮の橋交差点
田川にかかる宮の橋そばにあります。
橋に合わせて青銅色のデザインアームが使われています。
取り付けられている日信製セパレート灯器も青銅色…じゃないですが、アームに合わせてカーキ色になっています。
この灯器は通常のグレーの灯器と同じ要領で、左右に接続されています。
↑歩行者信号には、待ち時間表示器が取りつけられています。これがあると無いとでは信号待ちのイライラが全然違います。この表示器は日本信号製です。
←デザインアームの全景。
ちなみに「宮の橋」という地名板がついたのはここ1年間です。
↑宮の橋から100mほど先の交差点。
こちらは押しボタン式の信号です。
栃木県の押しボタン信号は、日本の西側に多い普段黄点滅ではなく、他の信号同様青です。
↑信号灯器は日本信号の丸型擬似点灯防止レンズ灯器です。
デザインアームはパイプをL字型に曲げたごく普通のチョコレート色のステーです。
↑上河原町 信号全景。
普通のグレーの灯器です。
灯器は日本信号製丸型ノーマルレンズです。
↑この信号のポールは低く、通常のワイヤーの設置方法では灯器を支えるのが難しい為、ワイヤーをポール側の灯器固定用の金具に一旦引っ掛けて、道路側の金具に接続しています。
上河原町の交差点から100m先に、速度取り締まり用オービスがありました。
このオービスはループ式です。いじられないよう厳重に有刺鉄線でガードしてあります。
一般に交通機器には小さな製造プレートがありますが、これにはついていませんでした。恐らく、内部にあるのでしょう。

オービスは大通りの池上町交差点付近にもありますが、大切なのはオービスに撮られない様、オービスがある所を覚えて減速するのではなく、どこでも制限速度を守って走りましょう。
このオービスの30mほど先にある信号です。ここも普通のグレーの灯器です。
ここは目の不自由な方向けに、信号が青になるとピヨピヨ音が鳴る装置がついています。この装置は県下の交差点に設置されているのですが、ここ(と馬場通り1丁目・池上町)の場合は、信号の変わり目に「信号が青になりました。横断してください」のアナウンスが流れます。

感じたのは、この手の信号「盲人用信号」ではなくこの交差点の様に「声の出る信号機」の方が分かりやすく、表現がやさしいと思います。

大通り1丁目

ここは灯器もステーも3番の交差点と同じ物です。

馬場通り1丁目

ここのデザイン灯器のアームは、3番の物と同じですが、灯器は日本信号製丸型ノーマルレンズです。この信号は時差式ですが、最近時差式の後発側を赤+全方向矢印に変更する工事が行われました。この為、矢印灯器は日信製セパレート灯器ベースです。

で、何で青黄赤灯器の下にアームが見えるのかというと、矢印灯器をつけた分地上から灯器の間が狭くなるので、この分をカバーしようと、デザインアームにつけた今までの取り付け金具にさらに金具をつけて高く灯器を取りつけて有ります。

ここの歩行者信号のデザインアームですが、歩灯が1つ付けられていません。
この付けられていない方向はというと、二荒山神社の境内です。後から車が入れないようになったせいがあるのでしょうか。
PARCO側のデザイン灯器・ステー全景。
10
本町交差点

ここの交差点は栃木県庁と宇都宮市役所を結ぶシンボルロードと交差します。

ここの信号は、一見小糸の丸型灯器に見えますが、側面に平らな所が無い所からして、小糸の丸型灯器ベース(レンズ・庇を共用)のオリジナルデザイン灯器です。 左の灯器の裏面です。3つの丸い出っ張りがあります。裏も見せたいというデザイナーのコンセプトが伝わってきます。
ここの灯器は、灯器中央につけた金具とステーを接続する、栃木県には珍しい方式です。
従道側の灯器です。この信号、昨年時差式の後発側を青ではなく、赤+全方向矢印に変更しましたが、(私の推測ですが)何らかの事情で同じ型のデザイン専用灯器ではなく、日信製セパレートの矢印灯器で対応したものと思われます。専用灯器と増設する日信製セパレートの矢印灯器が合わなかった為、デザインステーと専用灯器の接続されている(灯器の中央接続)接続部に、金具を取り付けてその金具に矢印灯器を付けていました。

こちらの歩行者信号も小糸製ベースのオリジナルデザイン灯器です。
真四角の弁当箱のようなデザインです。
裏面を撮りました。
ちなみに車灯・歩灯ともにアームが非常に錆びています。これは景観にマイナスだと思います。ぜひ塗りなおしてもらいたいものです。
11
池上町

ここは、国道119号線と接続する交差点です。
非常に広いT字路です。
この近くに、壬生・栃木方向へ走る東武線の東武宇都宮駅があり、その周りに繁華街があります。

デザイン灯器・アーム全景。

まとめ

今回の企画は私の職場の周りという事もあり、毎日通勤する時ずっと気になっていたものを是非今回、取り上げたく思い特集を組みました。こんなに身の回りに変わったものがあるのかと感心させられました。
皆さんも、自分の学校・職場の回りの道路にあるものをよく見つめてください。きっと新たな発見があるかも知れませんよ。