愛知県の信号機
旧蓋の樹脂300mm

最終更新:2022年4月23日

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小糸工業製
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愛知県/名古屋市/港区/稲永1丁目1(稲永駅前)
愛知県でも低コスト灯器が導入されて以降、古い信号機が本格的に淘汰され、角形の3灯や初代金属丸型は壊滅的となりましたが、樹脂灯器は非常に数があるため、2022年現在でもいくつか古いものが残っています。それでも古い世代の300mmのものはかなりなくなってきており、旧蓋の樹脂は非常に貴重になってきているので、ここでいくつか紹介したいと思います。稲永駅前にあるこの灯器は大変珍しい小糸銘板となっています!小糸樹脂は独自の線が入った筐体の樹脂のイメージですが、昭和51〜52年は小糸はFRP灯器を使用しており、樹脂の指定があった場合は他社と同じ三協筐体を使用していたようです。愛知県内には同じ三協筐体を使用した小糸樹脂でレンズだけ自社製のドットレンズ(250は格子レンズ)のものもいくらか設置されているのですが、レンズまわりも含めて三協製のものも自社製のレンズを使用したものも現在はごく僅かしか残っていません。こちらのタイプは鳥取県に赤だけ300mmのものがかつて設置されており、他に300mmのものが香川県さぬき市のバスターミナルに設置されているくらいでほとんど見られません。この世代の樹脂自体は青森県や富山県にもいくつか設置されていますが、多くは松下製のもので、青森には日信・京三のものが見られます。銘板はかなり劣化しており、見辛いですが小糸の字がなんとなく書いてあるのがわかります。
松下製
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愛知県/名古屋市/中区/金山3丁目14/「流町」交差点
名古屋の大ターミナル駅、金山駅の近くに2022年4月現在未だに残っている松下製の古い旧蓋の樹脂丸型です。上の小糸銘板のものと違い、愛知県内でもまだちらほら見られますし、青森県・兵庫県・富山県などでも見られますが、非常に数は少なくなってきています。この交差点に4基あります。
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愛知県/名古屋市/中区/平和2丁目16/「向田町」交差点
1番の北隣の交差点にある同世代の松下の旧蓋の古い樹脂丸型です。この交差点に3基ありますが、うち2基は青だけ蛇の目レンズに交換されています(別途紹介予定)。