栃木県の信号機3
4方向1灯点滅(赤1灯のみ300mm)


最終更新:2024年2月12日

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栃木県/足利市/中川町3725
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(情報提供・撮影協力感謝:まったんさん)
栃木県と群馬県の県境にかなり近い栃木県足利市の住宅街にある4方向1灯点滅です。かなり狭い交差点なのですが、主要地方道沿いの交差点ということもあり、また赤点滅側も抜け道になっているのかひっきりなしに車が来るかなり交通量の多い交差点となっております。この1灯点滅で特筆すべきは何と言ってもレンズ径です。ちゃんと栃木県名物の赤だけ300mmに倣って、赤点滅側が300mm、黄点滅側が250mmとなっています。他県でもレンズ径が250mmと300mmが混在している4方向1灯点滅や、鉄板とアルミが混在している等、色々混じっている4方向1灯点滅はあるのですが、栃木県の場合は他の箇所でも赤点滅側が300mm、黄点滅側が250mmの4方向1灯点滅は確認されており、いずれも灯器の筐体・世代が同じものであるため、"敢えて"赤側を300mm、黄側を250mmとしていることが伺えます。赤だけ300mmの3灯式同様、重要な赤のレンズ径を大きくしようという意図でしょう。灯器は300mm、250mm共に日本信号の鉄板丸型ブツブツレンズで、平成7年製です。残念ながらこの場所を最後に栃木県内から赤点滅が300mm、黄点滅が250mmの4方向1灯点滅は絶滅してしまったようです。主道と従道の観点からすれば黄点滅側が主道、赤点滅側が従道に相当するでしょうから、主道側が250mm、従道側が300mmという点でも面白かったですね。交通量の多い交差点なので普通の信号機に格上げしても良いくらいの交差点だと思いますが、手狭過ぎて住宅も近接しており、信号機待ちの停車スペースすら作れなさそうな場所で、1灯点滅廃止=信号機廃止となってしまったようです。残念。