かつて前橋市に1基だけあった見慣れないレンズの小糸鉄板がなんと広島市内にもありました。昭和53年頃に樹脂県で設置された小糸樹脂に搭載されている二重格子レンズに似ていますが、樹脂のものよりも模様の大きさが大きく、よく見ると大きな斜め格子の模様の中にさらに長方形の模様があるという不思議な模様をしています。この交差点の4基の小糸鉄板のうち南向きの1基が青黄赤全てはこのレンズ、もう1基が青のみ他でも見られるような通常の格子レンズ、黄赤がこのレンズになっています。2基とも昭和54年10月製となっています。因みに他の東西方向の小糸鉄板は青黄赤全て通常の格子レンズとなっています。前橋にあった同じレンズの灯器は昭和54年8月製で、製造年月はここのものと割と近いです。因みに愛知県みよし市にはかつて赤レンズのみこの二重格子レンズとなった小糸角形がありましたが、現在は更新されており、前橋のものも更新され、現在このレンズが見られるのはここのみかもしれず、大変貴重なものです。2021/12/30に再訪問しましたが、まだ残っていました。ただ入札が既に入っているらしく、近々撤去されてしまう予定です。ここのものが撤去されてしまうと、このタイプのレンズは絶滅の可能性が高いです。もう一度見ることができて良かったです。
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