宮城県の信号機4-1
懸垂灯器(歩車集約) その1


最終更新:2019年7月10日
(3番の画像一部追加)

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宮城県/仙台市/青葉区/国見2丁目4
宮城県内の狭い交差点で見られる歩行者信号機と車両用信号機が一体になった集約灯器です。車両用の信号機と歩行者用信号機は別の灯器であるという概念を壊した大変ユニークな灯器で、信号機ファンではない一般の方にもある程度注目を浴びる存在ではと思います(本当か)。
宮城県内では仙台市を中心に、仙台市以外の市町村でも市街地の狭い交差点などでちらほら見ることができます。全て名古屋電気製の灯器となっています。昭和54年製〜昭和62年くらいまで製造されていたようで、製造年代によって銘板の位置やビス止めなど微妙に差があったりするようです(古い世代だと銘板が中央部、新しい世代だと銘板が下部にあるようです)
また角度調整等ができるものや、1方向消灯しているもの、歩灯特定方向のみ塞がれているものなどバリエーションがあります。ここのものはスタンダードなもので、昭和54年製のものとなっています。型式が空欄となっています。因みに名古屋でもこのような歩行者・車両用一体の集約灯器が中心部の大須にあり、そちらはかなり有名でしたが、既に撤去されています(更新後も設置としては同じですが)。
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宮城県/仙台市/青葉区/子平町2
1番の隣の交差点です。こちらにも同様の集約灯器があります。昭和59年製で、型式はNXI-X23となっています。
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宮城県/仙台市/青葉区/花京院2丁目2
こちらもスタンダードなもの。同じく昭和54年製で型式が空欄となっています。
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宮城県/仙台市/太白区/中田7丁目11
こちらもスタンダードなもの。同じく昭和54年製で型式が空欄です。ところでこの交差点は今こそ国道から降格してしまいましたが、数年前まで国道4号だった道路(仙台バイパスに対する現道で、仙台バイパス開通後もしばらくは国道4号だった)に設置されている点が驚きです。
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宮城県/白石市/長町
(撮影協力:きゅうさん)
こちらもスタンダードなものです。この灯器は仙台市内ではなく白石市内にあります。ただこちらは1〜3と比べると新しい世代のもので昭和60年製となっています。型式はNXI-X23です。
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点滅動作に変更後


宮城県/仙台市/青葉区/宮町1丁目6
仙台市内の小さな交差点にあるものです。こちらもスタンダードのものです。昭和57年製で、型式はNXI-X23です。2018/11/4に点滅動作変更後の写真を撮影しました。車両用は4方向とも赤点滅、歩行者用は消灯になってしまいました。広島県の集約灯器は点滅動作の後、少し経って灯器自体撤去されてしまったようで、この灯器もどうなるのかかなり気になるところです。因みにこの交差点のすぐ近くの12番の交差点の集約灯器も点滅動作になりました。その後2019/2/20に撤去されました。
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宮城県/仙台市/若林区/木ノ下4丁目5
こちらも仙台市内の小さな交差点にあります。こちらもスンタンダードなものですが、1方向のみ赤レンズが網目レンズから蛇の目レンズに交換されています。昭和55年製で、型式はNXI-X22です。
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宮城県/仙台市/青葉区/八幡2丁目
こちらは交差点の形状が少し道路が斜めに交差しているため、1方向のみ角度調整がなされているものです。因みに3差路で、車灯は1方向は使用しませんが、そちらも点灯しています。昭和55年製。型式はNXI-X22です。
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宮城県/仙台市/青葉区/柏木2丁目
こちらも1方向のみ角度調整がなされているものです。5のすぐ近くにあります。この交差点も3差路で車灯1方向使用しませんが、点灯しています。昭和60年製。型式はNXI-X23です。
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宮城県/亘理郡/亘理町/下小路
(撮影協力:きゅうさん)
こちらも仙台市外にある集約灯器です。亘理町の市街地にあります。仙台市以外だと上の白石市・この亘理町、他に大和町、大河原町、石巻市、角田市、大崎市で設置されているようです。この亘理町にあるものは2方向角度調整がなされています。昭和57年製で型式はNXI-X23です。
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宮城県/仙台市/若林区/三百人町
仙台市内の新幹線の高架下にある交差点にあるものですが、X字交差点にあるため、2方向角度調整がなされています。昭和59年製で型式はNXI-X23です。
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張り紙↓

点滅動作に変更後



宮城県/仙台市/青葉区/小田原5丁目2
仙台市内の小さな交差点に設置されています。が、なぜか歩灯は全方向目隠しされています。これなら大阪や群馬にあるような名古屋電気製の普通の集約灯器でも良い気がしますが()
T字路で細い道同士の交差点だからかもしれません。。T字路ですが車灯は4方向全て点灯しています。因みに最近はこの宮城名物の名古屋電気製の集約灯器は徐々に撤去・更新・点滅化が進んでいるようです。この交差点でも点滅信号になるという旨の張り紙があってありました。昭和61年製と新しいです。型式はNXI-X23となっています。2018/11/4に点滅動作変更後を撮影しました。6番の交差点と同じく車両用は4方向とも全て赤点滅となりました(歩行者用は元々なし)。因みにこの交差点は結構交通量が多く、点滅動作ではなく通常動作の信号機が必要な気はします。。2019/2/21に遂に撤去されました。
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宮城県/仙台市/若林区/三百人町
10番のすぐ近くの交差点。この交差点のものは2方向の歩灯のみレンズが塞がれています。従道が細く交通量の少ない道路であるためと思われます。昭和58年製で型式はNXI-X23となっています。
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宮城県/仙台市/太白区/中田3丁目1
T字路の交差点に設置されているものです。この集約灯器の場合、T字路であっても使用しない方向の車灯も点灯している場合が多いのですが、この交差点の灯器は使用しない1方向は滅灯しています。またこの交差点も3番と同じ国道4号の現道(現在は県道)にあり、さらに主要地方道との交差点となっているため、時差式信号機となっています。昭和59年製で型式はNXI-X23です。