都内ではかつて三工製銘板や陸運製銘板の灯器が多く設置されてきました。陸運製銘板のものは小糸筐体のものを使用したものでしたが、三工社に関しては古いものから順に京三→NS→小糸と筐体を使用しており、NS筐体を使用した時期が一番長いので、主にこれが都内に最近まで残っていました。小糸筐体を使用した時期は割りと短くなかなか見られないのですが、大泉学園に歩灯が2016年まで残っていました。押しボタン式交差点に2基設置されています。前述のとおり元々設置数が少ないものなので非常に貴重なものです。歩行者信号燈器銘板で、昭和48年製です。三工社幡ヶ谷と書かれています。この世代の小糸筐体の歩灯にあるKOITOロゴは陸運銘板の歩灯とは違い残っているのも特徴です。
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