山梨県の信号機3
変則3灯(黄黄赤・赤黄赤)

最終更新:2024年11月27日
(更新後の画像追加)

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1 黄黄赤(更新前)









黄黄赤(更新後)











赤黄赤(更新前)









赤黄赤(更新後)




山梨県/甲府市/酒折3丁目/「酒折トンネル第2」交差点
(更新前)2020年11月22日撮影
(更新後)2024年11月23日撮影

山梨県内は踏切付近の交差点や変則交差点でたまに黄黄赤灯器が設置されていますが、この交差点には黄黄赤灯器と赤黄赤灯器の両方が設置されており、しかもいずれも左黄・左赤がちゃんと点灯する貴重な交差点です。この交差点は十字路交差点にT字路交差点が隣接したような形になっており、T字路交差点の従道側の細い道から出てくる車と十字路交差点に向かう車と一緒に進行させるため黄黄赤と赤黄赤が設置されているようです。サイクルとしては黄黄赤灯器が左黄が点滅している間、赤黄赤灯器が左赤も同時に点滅し、同時に黄→赤となります。灯器はどちらも京三製の鉄板丸型で平成9年製です。黄黄赤が4基、赤黄赤が1基あります。2024年に更新され、貴重な鉄板灯器の赤黄赤・黄黄赤は撤去されました。これを以って山梨県内から電球式の変則3灯は絶滅したことになります。ところが、なんと更新後も黄黄赤も赤黄赤も引き継がれました!しかも山梨県らしく(?)日本信号製の低コスト灯器となっています!日本信号製の低コスト灯器自体比較的珍しく、黄黄赤は横型が熊本県に2箇所、縦の黄黄赤が僅かに隣の長野県に予告信号としてある程度で新潟県や兵庫県など黄黄赤が多数ある県でも確認されていません。赤黄赤に至っては、おそらくこの交差点が初かと思われます。また赤黄赤は誤認防止庇となっています。最近は赤黄赤・黄黄赤が更新される際に通常の灯器に戻ったり、左赤ないし左黄が点灯しないものに変更されることが多い中でこのように引き継がれるのは非常に珍しいケースと思われます。黄黄赤の銘板は形式がED1191F、赤黄赤の銘板の形式はED1191Eとなっています。

(恥ずかしながら赤黄赤の銘板の撮影に失敗(というか字が不明瞭な写真)し、背面写真をアップにしたもので代用しています(近いうちに再撮影しなくては))