トップページ>道みち高速道路走行記(番外編)>北関東自動車道 開通記念イベント・ふれあいウォーキング編 小貝川橋〜桜川筑西IC 編

◆ 路線概要 ◆

去る12月13日、目前に迫った北関東道、真岡IC〜桜川筑西IC間の開通(本区間は2008年12月20日より供用開始済)を記念して、開通前の高速道路を歩く『全通記念イベント ふれあいウォーキング』が開催された。

今回のイベントには、『北関フェスタぐんま in おおた』にてご一緒した『ゆーきのホームページ』管理者、青島ゆーきさん、ぎゃんさんと共に参加、取材を行った。

本ページでは、イベント内容と開通する高速道路の模様をお送りする。

小貝川高架橋下より撮影

◆ 全通記念イベント ・ ふれあいウォーキング編 


●本線への入口

1.本線への入口

 2008年12月13日、イベント開催当日は残念ながらあいにくの曇天模様となってしまったが、雨に降られることはなかったので問題なくウォーキングに参加することができた。 東京から車で東北自動車道、北関東自動車道を約1時間ほどひた走り、真岡ICを目指した。真岡ICからは国道で会場を目指したのだが、会場の場所が分からずいろいろな道をぐるぐると回る羽目に…。果てには木々生い茂る獣道まで走らされてしまい、事前に会場の場所をよく調べなかったツケが回ってしまったらしいorz

 紆余曲折あってようやく会場への入口(図1)へ。今回はイベント会場への入口がインターチェンジからではなく、途中にある小貝川高架橋からだったため、少々会場を探すのに手間取った。普段はフェンスで厳重に仕切られているこの入口ではあるが、普段訪れる機会がないだけにこの場所を歩けるのは非常に貴重な体験だ。

 開始から90分近くオーバーしてしまっていたため、既に家路につく参加者もちらほら。

●本線 〜 桜川筑西IC方面へ


2.入口から本線へ

3.本線にあった135kp標識

 入口から坂をあがって本線へ進入(図2)した。前回のイベント、『北関フェスタぐんま in おおた』の時と同様、上り線(東北道方面)の道を逆走して水戸方面へ向かっていく形になった。


4-1. 祝 開通

4-2. 真岡IC〜桜川筑西IC

 前回のイベント同様、業務用途で使用する様々な車両が展示されていた。中でも一番興味を引いたのが、このような電光表示板を搭載した車両(図4-1,4-2)。もちろん表示板そのものも稼働しており、今回の開通をアピールしていた。



5.一路 桜川筑西IC、水戸方面へ

6.トンネル情報板も開通を告知

 さて、水戸方面へのウォーキングをスタートするとまずは山へ向けて長い上り坂が続く(図5)。この上り坂を歩き続けると、見えてきたのはトンネル。そして反対側の下り線に設置されていたのは『トンネル情報』案内装置(図6)。こちらの案内装置も、先ほどと同様に今回の開通をアピールする表示を行っていた。



7.跨道橋とトンネル

8.栃木県のカントリーサイン

 トンネルの前には巨大な跨道橋(図7)があり、周囲の景観に非常にマッチした立派な造りになっている。この跨道橋をくぐって振り向いてみると、そこには栃木県のカントリーサインが(図8)。県のシンボルマークと県名が書かれた非常にシンプルなカントリーサインである。



9.大政山トンネル 標識

10.トンネル入口

 さて、坂の上までくると、『大政山トンネル(だいしょうざん-)』(図9,10)が目の前に迫る。トンネルそのものはさほど長くはなく、1600mとウォーキングする上では手頃な長さだ。



11.越県表示

12.二宮金次郎 と 水戸黄門 と記念写真

 先ほど、トンネル入口付近で栃木県のカントリーサインを目撃したが、実際に県をまたぐのはトンネル内部である。トンネルの側面にはこのように越県表示がされており、緑色と栃木県側、青色を茨城県側と区分している。また、イベント用に二宮金次郎と水戸黄門が握手しているイメージが飾られており、栃木県と茨城県がつながったことを強く印象づけている。



13.折り返し地点まであと2キロ

14.まもなくトンネル出口

 程なくして、『折り返し地点まで あと2キロ』の標識(図13)が見え、まもなくトンネルの出口(図14)が近づいてきた。1600mm程度のトンネルならば、車ならものの数秒足らずではあるが、写真を撮りながらのウォーキングでは、さすがに数十分ほどかかってしまった。



15.茨城県のカントリーサイン

16.出店

 トンネルを抜けると、反対側下り線に茨城県のカントリーサイン(図15)が見えた。こちらも先ほどの栃木県側と同様、県のシンボルマークと県名だけが表記されたシンプルなものである。その地点から、水戸方面に向かって緩やかな坂が続き、坂の下では地元の団体が運営する出店が並んでいた(図16)。



17-1.和太鼓を披露(1)

17-2.和太鼓を披露(2)

 出店の付近では、同じく地元の団体が和太鼓を披露(図17-1,17-2)していた。食事をしながら眺めていた観客も多く、演奏される太鼓の迫力に圧倒されていた。



18.折り返し地点まで あと1キロ

19. [12] 桜川 筑西 2km

 さて、引き続き坂を下ってゆくと、『折り返し地点まで あと1キロ』の看板が立っていた(図18)。そこからさらに坂を下ってゆくと、桜川筑西ICまで2kmの標識が見えてきた(図19)。



20-1.折り返し地点(1)

20-2.折り返し地点(2)

 ようやく折り返し地点(図20-1,20-2)に到達した。終了の時刻が迫っていたためか、バスがあわただしく出発してゆくシーンが目立った。我々も急ぎ足で折り返し、栃木県へと戻ることにした。 



21.栃木県へと続く道

22.後片付けが続く出店

 先ほど下ってきた道を今度は逆の行程で上ってゆくわけではあるが、こうして改めてみるとなかなか坂の勾配がきつくなっているように見える(図21)。先ほどの出店も片付けが進められており、イベントの終了時刻が近づいているようであった(図22)。


23.大政山トンネル内部

24.ジェットファン

25.大政山トンネル出口

26.栃木県に帰還

 トンネル内部(図23)は非常にひんやりとしていて、冬場のこの時期では少し寒かった。内部では換気用のジェットファン(図24)間近で撮影し、その後トンネルを出て栃木県側に帰還(図25,26)した。ジェットファンをまともに撮影したのは今回が初めてであり、車から見てもさることながら、直下から眺めるとなお迫力があって大きく感じる。


27.折り返し地点まで あと1km

28.車がすっかりといなくなった車両展示コーナー

 トンネルを抜けて、いよいよ折り返し地点まで1キロ(図27)。坂を下ってゆくと先ほどの車両展示コーナー(図28)があったが、既に終了時刻が迫っていたため車両はすべて帰庫してしまったようである。

 と言うことで、このまま会場の入口から本線をあとにし、今回のウォーキングは終了と相成った。会場は既に後片付けが始まっており、入口に立ててあった看板も既に撤去されていた。少しずつ本来の姿に戻る北関東道を眺めつつ、我々は栃木をあとにした。



編集後記

今回はなんと言っても行くのに時間がかかった!!
そもそも会場の住所を調べ損ねた自分が悪いのだが、本当に後悔している。
まさかあんな獣道を走らされることになるとは思いもしなかったので、今回の
教訓を覓に、次回からはしっかりと下調べをしてからウォーキングに臨みたいと
思う。

さて、今回の開通を機に、栃木県と茨城県が遂に一直線に結ばれたわけであるが、
2000年の開業以来、この日に至るまで実に9年近くの歳月を要した。考えように
よっては僅か9年で開通したという見方もあるかもしれないが、個人的には9年を
かけて満を持しての、といった心境だ。

やはりウォーキングはこの程度の距離が一番歩きやすくて良い。
とはいえ、写真を撮って廻りながら歩くので時間は相当かかるが…。
晴天ならばよかったのだが、雨に降られなかったのがせめてもの救いか。


と、言うわけで、青島さん、ぎゃんさん、お疲れ様でした!!
そして、色々とスンマセンでした^^;