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2011年 関東オフミ

2011年夏に行った関東オフミの様子をお伝えします。

行程
8月27日:茨城県南部〜千葉県探索 → その1へ
8月28日:埼玉県熊谷市〜群馬県探索 → その2へ

このページでは29日の行程で、文顔氏と宇都宮市野高谷町の交差点を見てきました。
2014年10月20日 最終更新
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文顔氏が新幹線で帰宅されるそうですが、少し時間があるとのことで当時話題になった四位矢印のムーブメント方式交差点を撮影。。。

更新以前は三位の矢印で、そのうちの一灯は所謂枝分かれの矢印がありましたが
2011年更新の際に四位式に変更され、それぞれの方向に矢印が独立した形になっています。
実は見所は四位の矢印だけで無く、大きく信号制御も変更になりました。

まだこの頃は更新したてであったので、文顔氏にも説明できず、四位式の矢印灯器撮影がメインになってしまいました。。。
現在では完全ではありませんが把握できておりますので、長文にはなりますが説明させていただきます。


周辺には複数の大手企業を抱える工業団地や、Hondaの栃木研究所があることもあり、この通りは通勤時間帯には慢性的な交通渋滞になっています。
そこで2011年の更新の際に、交通量によって現示が変わる「ムーブメント方式」が栃木県で初めて導入されました。
渋滞するr63「鬼怒通り」沿いの4箇所(「道場宿」交差点〜「刈沼町」交差点)がムーブメント方式になっています。

進行方向と、その対向方向の交通量が大体同じ時は、所謂「右折分離方式」の現示をとります。
もし、その一方の方向の交通量が多いときはまず、少ない方向の信号を「左折+直進 青」の後に全赤にし、
多い方向を時差式のように「全方向 青」にして、その後に進行・対向方向の「右折 を青」にします。

大まかに言ってしまえば、「右折分離方式」と「時差式」の複合的な現示・・と言った方が良いでしょうか。

現在3年ほど経過しているので、地元のドライバーは馴染んできていると思われますが、初めてここを通るドライバーには少し混乱してしまうかも知れません。
交通量の少ない方向の右折車はかなり時間を待たないと進めないため、精神的にかなり辛抱が必要なのかも知れません。。。

栃木のこの4交差点では、通勤時間帯で対向同士の交通量に非常に差があるため、ムーブメント交差点としての一定の効果があり現在も運用されていますが、この方式の場合、複雑な道路網で交通量が不規則な場合や、ハード面での整備(車線の拡充や右折専用車線の延長など)が不十分であると返って渋滞を引き起こしてしまうこともあるため、全国の一部の地域ではこの方式を「取り止め」になった地域もあります。

一般的には「考える信号」という言葉として、ムーブメント方式交差点が紹介されていますが「考えて」いるのは制御機の方だと・・・いうツッコミには目をつむりましょう。そうしないと、簡単に一般には説明できませんからね(笑)


話を戻しますが当初この交差点に、「歩車分離方式」も導入される予定で歩行者灯器の看板や押しボタン箱も設置されましたが、何故か運用されずに現在は右折分離方式時と同じような運用になっています。
この日はあっと言う間でしたが、宇都宮駅まで送り別れました。。。
文顔氏には、3日間ともお世話になりました&ありがとうございました。。。

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交通信号機の展覧会TOP信号機画像集2011年関東オフミ(その3)

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