(3)オムロン UC形交通信号制御機 |
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※ちょっとお勉強(交通管制システム、制御機に興味がある方向け)
宮城県は管制がオムロンであるため、主要道路にはオムロンの制御機が多く設置されています。単独制御のもの(押しボタン式など)は別メーカーが採用されています。特に押しボタン式制御機については99%がオムロン以外のメーカーです。残りの1%ですが、私自身、宮城県全てを調査したわけではないので何処かしらオムロンの押しボタン式制御機が存在する可能性があるので残しておきました(笑) しかしなが、今のところオムロンの押しボタン式制御機は見たことがありません。
この特集の薄型灯器を制御しているこの制御機、無論、仙台の主要道路である県道仙台泉線(旧国道4号線)に設置されています。その為、オムロンの集中機が使われています。私の記憶が正しければ、2004年初頭まで、昭和60年代のA形集中制御機が使われていました。制御機は灯器の更新より1年半早く更新されています。
宮城県では現在、主要幹線道路の制御機の置き換えをする傾向が出てきており、ここも例外ではありません。我々信ちゃん同士の話の間でいつも出てくる“U形集中制御”という言葉。この“U形”というのはこれまでのM,T,D形の伝送方式に代わる新しい伝送方式のことです。U形制御機は、中央から制御データを数値で受取り、自己歩進するテーブル制御が可能となっています。無論、従来の伝送方式でも動作可能です。 |
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・メーカー…オムロン株式会社
・名称…UC形交通信号制御機
・形式…3P5FS-20
・製造年月…2004年2月
・撮影場所…宮城県仙台市泉区八乙女 |
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敢えてこれにコメントをつけることもないでしょう(笑) 以前から設置されていたものがそのまま流用されました。
百円玉コメントがちょっと難しい方向けに補足解説しますと、警交仕規202号・203号のU形・UC形集中制御機というのは、従来方式で上位のホスト<->制御機を接続する方式の制御機です。一方、警交仕規231号・232号のU形・UC形制御機というのは、内蔵された、制御するタイミングの信号を作り出す基板によって単独で制御させたり、系統制御・多段制御させたり、集中制御させたりと、マルチプラットホームの制御機です。集中制御の場合は、新しい伝送方式に対応させることが可能なようです。上位、というのはいくつか種類があり、本部センターだったり、サブセンターや地域センターだったり、路線自動感応だったりですが、逆を言いますと、これらの子供である、制御機の警交仕規の番号を見れば、上位が新しいシステムなのか、古いシステムなのかがわかってしまう訳なのです(^^;;
ああーん、補則解説したつもりが、よけいにわからなくなりそう(^^;;
まあ、要するに新しい伝送方式に対応した、集中制御機、ということですね。この交差点の場合は。
制御機の方式によるメーカー分布ですが、広島も、宮城もほとんど一緒です。
違うのは、広島の場合本部が松下、ということだけです(^^;; |
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