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◆◆◆2014/12/23 - 鳥取探索◆◆◆ |
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主な探索場所:鳥取市 |
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◆収録ネタ◆ |
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スピーカ設置状況 |
制御機 |
制御機銘板 |
スピーカ銘板 |
集音マイク |
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【コメント】
鳥取駅のすぐそばに,名電の21号の音響装置が残っていました.形式はM-GH-1となっており,今のところ鳥取県と京都府でしか確認できていないタイプですが,従来のM-GS-1とどういった違いがあるのかが非常に気になります.少なくとも音質は同一のようです.
鳥取県では,音響スピーカを独自のアームに取り付けているケースが非常に多いです.ただし,昭和50年代に多かった古めのタイプ(縦方向が非常に長いタイプ)は全滅した可能性があります.
■音響装置制御機銘板情報(抜粋) ・名称:視覚障害者用交通信号付加装置 ・仕様書番号:警交仕規第21号
・形式:M-GH-1
・製造年月:平成3年3月
・メーカ:名古屋電機工業株式会社
■音響スピーカ銘板情報(抜粋)
・名称:視障者用スピーカ
・仕様書番号:警交仕規第21号
・形式:MS-1
・製造年月:平成3年3月
・メーカ:名古屋電機工業株式会社
●音響装置の音はこちら
・ピヨピヨ(南北方向) ・カッコー(東西方向)
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車灯黄時 |
車灯赤時 |
車灯銘板 |
歩灯青時 |
歩灯赤時 |
歩灯銘板 |
【コメント】
車灯,歩灯とも元々電球式として製造されていたものですが,双方ともLEDユニットに換装されています.このようなケースは徳島県でよく見られますが,まさか鳥取県にもあるとは,といった感じでした.
車灯については,庇が長いタイプ(西日対策用)と通常タイプの二種類がみられ,双方ともこちらの粒LEDユニットになっています.
歩灯については,オマル歩灯の前期タイプですが,珍しい金属製銘板となっています.電球式であってもレアですが,更にそれがLED化されているということで,非常にネタ要素の強い灯器となっています.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第23号
・形式:1H33
・製造番号:Z始まり…関西型と分類
・製造年月:平成11年8月
・メーカ:株式会社京三製作所
■歩灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製歩行者用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第30号
・形式:人形
・製造番号:Z始まり…関西型と分類
・製造年月:平成11年8月
・メーカ:株式会社京三製作所
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制御機 |
制御機銘板 |
スピーカ |
スピーカ銘板 |
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【コメント】
スピーカこそ名電製ですが,鳴る音は京三21号…,という,名古屋等でよく見かけるケースです.制御機自体は昭和56年製という非常に古いタイプですが,平成に入ってからスピーカがなぜか名電製のものに取り換えられたようです.ラッパスピーカからの取り換えなのであれば,非常に珍しいケースといえます.
■音響装置制御機銘板情報(抜粋) ・名称:視覚障害者用交通信号付加装置 ・仕様書番号:警交仕規第21号
・形式:LTA-CBSI-B
・製造番号:X始まり…関西型と分類
・製造年月:昭和56年11月製
・メーカ:株式会社京三製作所
■音響スピーカ銘板情報(抜粋)
・名称:視障者用スピーカ
・仕様書番号:警交仕規第21号
・形式:MS-1
・製造年月:平成3年3月
・メーカ:名古屋電機工業株式会社
●音響装置の音はこちら
・カッコー(東西方向)
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青時 |
黄時 |
赤時 |
銘板 |
裏面 |
側面 |
【コメント】
鳥取県内で絶賛増殖中の,電材薄型のフードレスタイプの灯器です.裏面は一般的な電材の薄型灯器とよく似ていますが,耳の形状や前面蓋が三灯一枚形式となっているなどの違いもあります.また.,コイトフラットと比べて若干肉厚,そしてレンズに球面状のふくらみがあるのが特徴です.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:交通信号灯器(車両用)
・仕様書番号:警交仕規第1014号「版2」
・形式:1H303L
・製造年月:2014年10月
・メーカ:信号電材株式会社
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青時 |
黄時 |
赤時 |
銘板 |
裏面 |
側面 |
【コメント】
同じ交差点にあった,豪雪型設置の電材フードレスです.ストレートアームになっているため,非常にシンプルな設置方法に思えます.
こちらは狭路側にあったとはいえ,道幅としても縦型にする必要はあまりないように感じました.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:交通信号灯器(車両用)
・仕様書番号:警交仕規第1014号「版2」
・形式:1V303L
・製造年月:2014年10月
・メーカ:信号電材株式会社
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赤時 |
銘板 |
裏面 |
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【コメント】
ふと見た歩灯が非常に珍しいタイプでした.外見は何の変哲もない六角歩灯ですが,銘板がU形となっています.日信では当たり前のように見られますが,京三製でこのタイプの銘板を取り付けている六角歩灯は非常に珍しいです.鳥取のほか,埼玉でも複数設置を確認しています.
■歩灯銘板情報(抜粋)
・名称:U形歩行者用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第219号「版1」
・形式:人形
・製造番号:T始まり…関東型と分類
・製造年月:1999年3月
・メーカ:株式会社京三製作所
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フードレス矢印 |
フードレス矢印銘板 |
フードレス矢印裏面 |
カマボコ矢印 |
カマボコ矢印銘板 |
カマボコ矢印裏面 |
【コメント】
ぼたんさんのページでも紹介されていた交差点です.電材フードレス灯器の矢印は,コイトフラットと違い角ばっており,もはやパネルのような感じです.
同じ交差点には,カマボコの二列LED矢印も設置されていました.こちらは製造年からしても,元からLED矢印だったのか,電球式をLED化したのかがよくわからないところです.
(Eシールが貼っているとはいえ,LED式として製造された灯器にも貼られているケースがあるらしい.また,オマルは2002年から製造開始.)
■電材フードレス矢印灯銘板情報(抜粋)
・名称:交通信号灯器(車両用)
・仕様書番号:警交仕規第1014号「版2」
・形式:A130L
・製造年月:2014年09月
・メーカ:信号電材株式会社
■カマボコLED矢印灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第23号
・形式:A31
・製造番号:Z始まり…関西型と分類
・製造年月:平成14年5月
・メーカ:株式会社京三製作所
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青時 |
黄時 |
赤時 |
銘板 |
レンズ拡大 |
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【コメント】
全国的に珍しい,関西型の京三鉄板灯器(レンズ縁に黒色の防雨ゴムが取り付けられているタイプ)+ブロンズレンズの組み合わせです.交差点西向きの1基だけがこの灯器でした.
気になるのが,形式が1H33止まりな点,レンズ表面に「B」マークがない点です.ここら辺の基準がよくわからないですね….
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:金属製車両用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第23号
・形式:1H33
・製造番号:Z始まり…関西型と分類
・製造年月:平成2年9月
・メーカ:株式会社京三製作所
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車灯銘板 |
歩灯青時 |
歩灯赤時 |
歩灯銘板 |
歩灯青レンズ拡大 |
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【コメント】
車灯,歩灯とも非常に珍しいタイプです.というのも…
(1)車灯
三協高分子の電球式アルミセパOEM灯器ですが,全国的にも珍しい京三銘板となっています.
鳥取県内ではこのタイプは点在しているようで,近いうちにさらに詳しく調査してみたいところです.
ちなみに,兵庫では,この後のアルミ製タイプ(レンズ周りが異なる)の電球式で,京三銘板というのが
かつて設置されていました.こちらは,設置後3年余りで撤去されてしまいました.どこかで転用されていることを
祈ります….
(2)歩灯
こちらは京三銘板のオマル歩灯ですが,銘板のフォーマットが通常と異なる(一つ下の枠で紹介のネタを参照)上,
製番がX始まりとなっています.
右折信号灯器さんによると,このタイプの銘板が取り付けられている歩灯は,京三が三協高分子に製造委託した
ものだそうです.実際,大阪の工場の銘板の傾向(三協からのOEM灯器は製番X始まりとする)から考えても,
合点がいきます.
■車灯銘板情報(抜粋)
・名称:U形車両用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第245号「版1」
・形式:1H3
・製造番号:X始まり…関西型と分類
・製造年月:2002年9月
・メーカ:株式会社京三製作所(三協高分子からのOEM)
■歩灯銘板情報(抜粋)
・名称:U形歩行者用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第219号「版2」
・形式:人形
・製造番号:X始まり…関西型と分類(三協高分子へ製造委託したタイプではないか…とのこと)
・製造年月:2002年9月
・メーカ:株式会社京三製作所
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青時 |
赤時 |
銘板 |
青レンズ拡大 |
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【コメント】
こちらは京三純正のオマル歩灯(前期型)で,レンズが飴色レンズとなっています.自分は飴色レンズを初めて目にしましたが,これまで使用されていたインターレスレンズと模様が似ており,透過性を上げ濃色レンズにしたタイプのようにも思えました.
銘板の近くには,「西日対策灯器」というシールが誇らしげに貼ってあります.
■歩灯銘板情報(抜粋)
・名称:U形歩行者用交通信号灯器
・仕様書番号:警交仕規第219号「版1」
・形式:人形
・製造番号:Z始まり…関西型と分類
・製造年月:2001年6月
・メーカ:株式会社京三製作所
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赤時 |
側面 |
裏面 |
メーカロゴ |
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【コメント】
全国的に希少となっている,3M社の偏光灯器です.こちらは角型灯器のような設置方法となっています.近日中に公開しますが,鳥取県内では,他に倉吉市と米子市に数基見つけています.香川と同じく,偏光灯器用の特殊な電球のストックがまだまだあるのでしょうか.
銘板がないため,いつごろの製造なのかというのが不明です.
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鳥取県を信号目的で回ったのは今回が初めてでしたが,古い灯器こそほとんど残っていないものの,比較的新しめの灯器に面白いネタが混じっているように思いました.特に,三協OEM灯器は詳しく調べる必要あり.
ただ,2013年頃から非常に速いスピードで灯器と音響装置の更新を行っているようなので,ストリートビューの情報はあまりあてにならないように思いました.昭和50年代の音響装置もほとんど残っていませんので注意.
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