◆◆◆2015/03/20-22 - 徳島探索◆◆◆
 主な探索場所:徳島市,鳴門市,小松島市,阿南市,阿波市,板野郡板野町,板野郡藍住町
◆収録ネタ◆


青時

黄時

赤時

青レンズ拡大

斜め横から

銘板
【コメント】
 小糸製の初期のFRP灯器です.灯器の幅が若干広く感じられます.レンズ蓋は下開きとなっており,このタイプの筐体では後期型に当たります.裏面上部に長方形の凹みがないタイプです.
 昭和49年4月製のため,世代的には包丁設置でもよさそうなものですが,なぜか包丁未遂のような設置を取っています.灯器取付金具は包丁未遂のものと異なり,角丸長方形状です.
 徳島では自分の知る限り,ここだけの残存となったようです.他の場所にも,昨年初頭までは灯器取付金具違いで残っていたようですが,すべて更新されてしまいました.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:KDH-3F
 ・製造年月:昭和49年4月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


青時

黄時

赤時

青レンズ拡大

斜め横から

銘板
【コメント】
 小糸製の初期のFRP灯器です.上で紹介した灯器の対面側にあります.レンズ蓋は上開きとなっており,上で紹介した灯器よりも古い世代のものです.裏面上部に長方形の凹みがないタイプです.
 こちらは昭和48年5月製のため,尚更包丁設置でもよさそうなものですが,こちらも包丁未遂のような設置を取っています.徳島ではこれより古い世代の小糸製FRP灯器の残存を確認していますが,やはり包丁設置ではないため,愛知県のように包丁設置に消極的だったのかもしれません.灯器取付金具は包丁未遂のものと異なり,角丸長方形状です.
 徳島では自分の知る限り,ここだけの残存となったようです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:KDH-3F
 ・製造年月:昭和48年5月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


青時

黄時

赤時

青レンズ拡大

裏面

銘板
【コメント】
 小糸製の中期のFRP灯器です.金属製灯器と同じく包丁未遂の設置となっていますが,下腕は徳島オリジナルの形態となっています.筐体としては,千葉に残るタイプとほぼ同様(灯器取付金具用のボルトの位置,裏面コード取出口の位置と数が異なる)です.
 こちらの交差点は,小糸製FRP灯器が3基,日信製FRP灯器が1基ロゴなしの初期歩灯が2基(レンズ未更新,LED電球)あり,いずれも昭和51年頃の製造,車灯は全て徳島アームというラインナップで,古灯器好きにはたまらない場所だと思います.

■小糸製車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:1H33F
 ・製造年月:昭和51年10月
 ・メーカ:小糸工業株式会社

■日信製車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:交通信号灯
 ・形式:空欄
 ・図番:ED1010C
 ・製造年月:昭和51年10月
 ・メーカ:日本信号株式会社

■小糸製歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:歩行者用交通信号灯器
 ・型式:人形
 ・製造年月:昭和51年12月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


ダブル設置

親灯器ユニットLED

親灯器粒LED



【コメント】
 (かつての)徳島名物,ダブル矢印です.残存箇所は,市内ではこの交差点と,1/2探索分で紹介したネタくらいでしょうか.ここではダブル矢印を3セット分見ることができ,非常に迫力があります.


両面灯器青時

両面灯器黄時

両面灯器赤時

両面灯器全景

片面灯器全景

片面灯器銘板
【コメント】
 小糸の中期FRP灯器の両面タイプと片面タイプが1セットずつあり,いずれも徳島アームでの設置となっています.このタイプは徳島県内の数か所でしか残っていませんので,両面設置は貴重です.

■片面車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:車両用交通信号灯器
 ・形式:1H33F
 ・製造年月:昭和51年10月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


青時

黄時

赤時

青レンズ拡大

側面

銘板
【コメント】
 A形の渦巻きレンズ灯器です.このタイプは,徳島県で比較的多く見られる他は静岡県などで若干見られる程度で,全国的にも貴重な灯器と思います.徳島では,この灯器と並行して,AU形の小粒LED灯器が設置されていました.
 現在は更新対象となっているので,片面をまともに撮影できる箇所も限られてきました.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1H33AN
 ・製造年月:平成7年2月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


青時

黄時

赤時

青レンズ拡大

側面

銘板
【コメント】
 A形の渦巻きレンズ灯器の縦型です.縦型となると全国的にも非常に珍しいと思います.上で紹介した横三位灯器と違い,形式末尾に西日対策灯器を示す"N"がついていません.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1V33A
 ・製造年月:平成7年3月
 ・メーカ:小糸工業株式会社


車灯1青時

車灯1黄時

車灯1赤時

車灯1青レンズ拡大

車灯1銘板

車灯2銘板
【コメント】
 発見した瞬間「え?」と二度見してしまった灯器です.個人的な驚きポイントは下記の通り.
 ・徳島で京三製(あるにはあるが珍しい.)
 ・徳島で250φ(主に縦型で,あるにはあるが珍しい.)
 ・徳島で関東型(なぜ?!)
の掛け合わせで,ネタ要素が非常に強くなっています.おまけに,2基あるうち片方の銘板の形式が,縦三位250φ灯器にもかかわらず,1V33となっているのも注目です.

■車灯1銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1V33
 ・製造番号:T始まり…関東型と分類
 ・製造年月:平成7年1月
 ・メーカ:株式会社京三製作所

■車灯1銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製車両用交通信号灯器
 ・仕様書番号:警交仕規第23号
 ・形式:1V23
 ・製造番号:T始まり…関東型と分類
 ・製造年月:平成7年1月
 ・メーカ:株式会社京三製作所


斜め下から

側面

底面

銘板


【コメント】
 日信銘板のFRP製歩灯ですが,庇がなぜか三協高分子製のポリカーボネート製の庇になっています.そのせいか,正面から見ると,庇が歪んで見えます.
 背中合わせの灯器とも,灯器底面にスピーカ穴があいていますが,穴のあけ方がフリーハンド且つ,デザインが全く異なります.元々,名電22号が組み込まれていたのでしょうが,現在は鳴動しておらず,外部のRUH-5から誘導音が鳴っています.

■歩灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:FRP製歩行者用交通信号灯器
 ・型式:人形
 ・製造年月:昭和58年12月
 ・メーカ:日本信号株式会社


黄灯方向から

赤灯方向から

黒マスク方向から

黒マスク

底面

銘板
【コメント】
 四方向一体型の点滅灯器ですが,一方向に黒いマスクがはめられており,目つぶしされています.その上,庇も取り付けられていませんが,庇取付台座の左右・上側にねじが取り付けられています.
 徳島では,全国的にも珍しい,300φタイプの四方向一体型灯器が比較的多く設置されています.バリエーションも豊かですから,いろいろと調べてみたいです.

■四方向一体型点滅灯器銘板情報(抜粋)
 ・名称:金属製一体形一灯点滅用交通信号灯器
 ・型式:4F31
 ・製造年月:平成3年9月
 ・メーカ:日本信号株式会社


青灯

黄灯

赤灯

青レンズ拡大

レンズ形式

銘板
【コメント】
 三協高分子OEM灯器に,スタンレーのブロンズレンズがはめられています.徳島で三協高分子OEM灯器自体あまり見かけないように思いますが,ブロンズレンズ灯器との組み合わせは尚更数が少ないです.このタイプは,他に静岡ぐらいでしか見られないのではないでしょうか.
 レンズ形式はSTANLEY 080-9265で,表面には「B」マークがついています.ということで,鳥取にあったブロンズレンズ鉄板灯器のものとは違ったタイプのようです.

■車灯銘板情報(抜粋)
 ・名称:樹脂製車両用交通信号灯器
 ・形式:1H33
 ・製造年月:平成2年12月
 ・メーカ:日本信号株式会社(三協高分子からのOEM)

 新旧のレンズの色の濃い灯器を多く紹介しましたが,どれも他県ではあまり見られない灯器だと思います.最近は電球式の灯器は全て更新対象になっている上,今年度は色々とレアな灯器が消滅しましたので,探索はお早めに.
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