レポート in  あいち

(Presented By 鷹の目氏・信号好き氏)

傾向 京三製作所と松下通工が多く、日本信号、小糸の順。
圧倒的に樹脂灯器が多いが、昭和50年初期の金属灯器も多く残存。金属灯器は少ないものの、灯器バリエーションはおかやま・みやぎに次ぐ多さ。日信初期丸型に独自仕様の庇がつかわれているものもある。電柱ダイレクトみたいな普通は縦にしそうなところでも、進んで横にしたがる傾向があり、縦というだけでレアである。
2000年以降から小糸以外の電球は樹脂分割灯器になっている。
電球は
LEDの
傾向
小糸・日信・京三・松下は樹脂分割灯箱に自社LEDユニットの組み合わせ。電材は輸出仕様の樹脂分割灯器。全社粒が基本だが、京三にはプロジェクター仕様があったり、TYランプ仕様もあり。
新設・更新する灯器の9割はLEDであり、急速に増加している。
探索のポイント 樹脂分割型・ポリの歩灯を標準にしているのはあいちだけ。これは押さえておきたいところ。日信の金属1代目の直角フードや角型は絶対撮っておくこと。
偏光灯器のバリエーションも多し。
比率 300 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■250 レアもの 450
金属■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■樹脂 角型 ★★
横 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 懸垂
設置度
ベスト3

あいちの信号あれこれ↓

画像 メーカー 作者のコメント
1
横型灯器
縦型灯器
松下通工
(■ ■ ■)灯器(名古屋市)

3Mの偏向レンズを3色すべて樹脂製灯器に組みこんだものです。この灯器は名古屋高速の出口によく見られ、高速出口に縦型、国道側に横型を使っています。
灯器の後ろからランプ部を3つとも貫通させてあります。その影響で、灯器背面のプレート枠の横にプレートを貼ってあったり、コードを灯器底面から通しています。
正面を見ると、普通灯器では蝶番になるところの跡もしっかり残っています。

※簡易ムービー(MPEG方式)について
このムービーの再生にはRealPlayer又はWindows MediaPlayer等の再生ツールを使用してください。
2
京三製作所/小糸工業 角型灯器の上下設置(岡崎市/春日井市)

東日本では前後両面灯器又は前後2基セットのオリジナル角型が多かったのですが、、片面灯器の真下に反対方向の片面灯器をつけるという方法が取られていました。

2段重ねの方法として、灯器をぴったりくっつける方式と、ボディ左右にアーム接続用の棒が出ており、上下の灯器のその棒を金具でつなぐ方法、さらに上側の灯器底面中央に付けた棒に、コの字型の金具を取り付け、その金具に灯器を接続する方法等多種あります。

一番下の画像は、信号好き君が寄せてくださったものですが、小糸の下に京三の角型というものです。しかも、灯器底面―上部接続で、京三灯器の串が残っているのが泣かせます。

3
小糸工業
レンズだけ2世代進んでいます(岡崎市)

今は殆ど見かけなくなった小糸の角型300mm灯器です。
しかし、やたらレンズの色が黒ずんでいないので良く見ると、2世代後のものと思われるレンズがついていました。この時代の灯器は、イチゴの表面のような点状のレンズオアターンだったことを考えると、レンズだけ交換された可能性はあります。

←同型の灯器のレンズ拡大
←この灯器と同じレンズです。
4
松下通工 歩行者灯器の青だけルーバーフード
(名古屋市)

この灯器、青灯に歩行者灯器では全くと言って良いほど見かけないルーバーフードがついています。ここの横断歩道は、一旦中央分離帯まで渡りその後中央分離帯から反対側の歩道に渡ることになっていて、歩行者信号が別動作をするため誤認防止としてつけられています。
しかし、この灯器、非常にブサイクだと思うのは私だけでしょうか?(愛嬌が感じされられる部分もありますが。)

5 京三製作所 究極の透明レンズ灯器
(名古屋市 名古屋高速笠寺出口)

3灯のレンズが全く透明という信号界の掟破りな灯器です。電球ではなくTYランプ(LEDを円筒状に並べた電球型LEDランプ)を使っています(使用しない青は通常の電球が入っています)。
反射板が露出しているのが注目。晴れた日だと光り方がかなり面白いと思います。