レポート in  みやぎ
信号事情
全体的な
傾向
小糸・日信の灯器が多く、次いで京三・電材・松下・オムロンがまんべんなく設置されている。樹脂・金属ともに設置されており、灯器のバリエーションの多さは東北一。
仙台には初期の小糸灯器が意外と残っている。
最近設置されるタイプ 小糸のD・DNが設置されているが、神奈川・栃木と同じ電球のものに移行しつつある?
更に日信セパレート(ノーマル)、京三新角型スフェリカル、電材の一体型。松下の灯器は新しいものが見当たらないが、今後出てくる可能性あり。
信号設置度
ベスト3
1位 2位 3位
骨董・レアモノ  角型  数ヶ所に
残っている?
LED  7~8基 450  無し 音響装置 ぴよぴよかっこー
比率 300:250 55:45 金属:樹脂 70:30 横:縦 100:1 電球の仕様

みやぎの信号あれこれ↓

画像 メーカー 作者のコメント
1
名古屋電気工 車両用と歩行者用信号機が合体して(仙台市若林区)

新幹線のガ―ド下の住宅街の道路に、車両用と歩行者用の信号が合体した信号を発見。
この種の信号は
「狭街路用信号灯器」という名称の通り、交差点内に信号機のポールを設置するスペースが無い交差点に設置されているものだそうです。(そんなに狭く感じませんでしたが…)。さすが合理的なアイデア灯器だと感動する一方、実際渡ってみると、歩行者信号を見るのにわざわざ上(の信号)を見て下の左右確認をして…渡る感じになります。歩行者の視界に入る位置では、信号灯器が傷だらけになるし、その点では不便さを感じさせられました。

上から3・4番目の左写真の交差点の隣の交差点も同じタイプですが、こちらは少し角度がついているタイプです。下から見ると、平行四辺形をしています。上写真の灯器をベースに、2方向だけ鉄板を継ぎ足して角度をつけているようです。

東に100mくらい行くとまたありました(上から3・4番目右側)。今度は歩灯が2組だけ組み込まれていて、残りの2組は鉄板で目潰しされていました。

懸垂型交通信号灯器(定周期式)
型  式:NX1-X2S
製造年月:昭和59年2月

2
東西方向(電球式)
南北方向(LED式)
小糸工業 1灯点滅灯器
4方向一体でLEDと電球式が同ボディに

仙台のHNK裏に、思いがけない灯器を発見しました。小さな交差点にあるんですが、光り方がどうもLEDっぽいんです。反対側に回ると普通の電球式です。不思議に思って灯器をチェックすると東西方向が電球、南北方向がLED式でした。
ただ、レンズが赤の普通レンズで、一般的なLED灯器レンズのようにLEDそのものが見えませんでした。
考えられるのは踏切の赤赤警告灯のように赤レンズの内側にLEDをびっしり並べているものがあるかも知れません。
ただ、この灯器が昭和63年製であることを考えるとLED灯器が設置されてきたのは平成5~6年頃ということを考えると、南北方向のレンズかだけ後からLEDに替えられた可能性があります。
灯器真下に通気用と思われる穴があるのも特徴です。
ムービーで比較してみていただくと、LEDの方は電子シャッターにLED特有のちらつきが映っている
のがおわかりになるでしょう。

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3 信号電材 超ショート庇(古川市)

とにかく無いも同然くらい短い庇です。
これは恐らく大型車両による庇の破損防止の意味合いが強いのでしょうか。
4
京三製作所

さりげなくクラシカルな信号柱(仙台市泉区)

一見すると普通のコンクリートポールに見えますが、先端が尖っていて、下が少し膨らんでいて装飾の模様が入っています。昭和40年代に多く設置されていたポールのようです。
ちなみに、灯器は昭和45年9月製の角型なので、角型ファンには涙ものの逸品です。