信号機用語の基礎知識

信号機を知る上で必要な各部の名称・設置の方式などを集めました。



信号機は大きく分けて電球式とLED式に分かれています。

電球式・ノーマル
網目状パターン

平成6年前後まで主流に
なっていたパターン。

電球式・ノーマル
ブツブツパターン

最近の灯器の大半がこの
パターン。

電球式・ダークアイレンズ

日本信号や京三の灯器で、西日対策に黒く加工されたレンズ。(スタンレー製)

電球式・擬似点灯防止機能付き

小糸・日本信号・信号電材の
灯器で、レンズと電球の間に
遮光ルーバーの入っている
レンズ。

LED素子式

LEDを円周状に配列して、その
上に透明レンズを被せる方式。

LEDプロジェクター式
LEDレンズユニット式

中心に高輝度LEDの集合体
を置き、半透明レンズとLEDの
間にあるもう一つのレンズで
光を均等に行き渡らせる方式。

信号機の電球

信号機用電球。一見すると家庭用の電球と同じだが、長寿命、耐衝撃性能が高められている。
写真はバンドミラー電球。エジソン式(ねじ込む)
タイプの口金のほかに、スワン式(車の電球の
ように半回転ではめるタイプ)がある。
TS-60E
ソフトホワイト電球(70W)

中心の電球付近がぼんやり
しているのが特徴。省電力仕様
で、この電球に対応したレン
ズの採用された灯器には、
Eシールが付けられている。

TS-70P
バンドミラー電球(81W)

電球付近がくっきりしている。
バンドミラー電球は電球の
先端部分を輪状にアルミ蒸着処理が
されているので、信号の真下に来ると
この輪が確認できる。

ソフトホワイト電球が採用されている県…山形県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・愛知県・三重県・岐阜県・長野県・新潟県・石川県・富山県・京都府・和歌山県・岡山県・香川県・高知県
バンドミラー電球が採用されている県…北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・福島県・茨城県・東京都・静岡県・福井県・奈良県・滋賀県・大阪府・兵庫県・広島県・鳥取県・島根県・山口県・福岡県・大分県・佐賀県・熊本県・鹿児島県・沖縄県
※高知県は途中からソフトホワイト電球に切り替えたため混在している。

このコーナーでは、まだまだ知られていない各部の正式名称を募集しています。ぜひ「よもやまの場」まで寄せてください。

信号機各部分の名称
信号機の支持の方式
レンズ・LEDユニット・電球
制御機の種類
押しボタン箱・感知器
フードの種類
 

信号機のレンズの大きさ

200mm(20cm) 250mm(25cm) 300mm(30cm) 450mm(45cm)
角型灯器に設定され、昭和40年代に少数設置された。現在ごく稀に自転車灯器として設置されることがある。 平成12年頃まで半数以上の都道府県の片側1車線クラスの道路を中心に設置。U型の制定により設置されなくなったが、最近東京都内に250cmLEDとして復活。 全国で一番多数設置されている。U型の制定により2008年時点で新たに設置の灯器について、東京都以外はすべてこの仕様である。 岐阜県・長野県・大阪府に意外と多く設置されている。一般道では三協高分子製FRP灯器のみ。意外に暗く、LED灯器に交換されつつある。