千葉市中央区から東金市を結ぶ有料道路。京葉道路と接続しており、東京方面から千葉県東部方面へのアクセスを担う路線として機能している。特に夏場は九十九里浜へマリンスポーツや海水浴を楽しむ行楽客で賑わう路線で、特に九十九里エリアへの利用者は東京・川崎エリアからのアクセスが多いとされている。 |
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↑ 上 り 千 葉 方 面 |
種別・番号 | 施設名称 | 接続路線・設備など | 下 り 松 尾 横 芝 方 面 ↓ |
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(10) | 千葉東JCT | [E14]京葉道路(蘇我・東京方面) [E14]館山道(木更津・館山方面)接続 |
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1 | 千葉東 | 千葉市街/加曽利/緑化植物園方面 国道126号線 上り線出口 下り線入口のみ |
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2 | 大 宮 | 鎌取/茂原方面 千葉外房有料道路/国道126号線 |
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3 | 高 田 | 誉田/ちはら台/国道126号線方面 |
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PA | 野呂PA | トイレ・ショッピング・スナック・自動販売機ほか
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4 | 中 野 | 土気/国道126号線方面 |
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5 | 山 田 | 山田台/大網白里/八街方面 国道126号線 上り線入口 下り線出口のみ |
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6 | 東 金 | 東金市街/九十九里方面 東金九十九里有料道路/国道126号線 |
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7 | 山武成東 | 山武市街/八街方面 国道126号線 |
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8 | 松尾横芝 | 芝山/蓮沼方面 国道126号線/銚子連絡道路 |
※ | 上り→千葉方面 | 下り→松尾横芝方面 |
□ | =インターチェンジ |
■ | =ETC専用スマートインターチェンジ |
■ | =ジャンクション(JCT) |
■ | =サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA) |
■ | =県境 |
※おことわり
・このレポートは2003年に公開したレポートに、コメントの加筆修正や写真の追加などをしてリニューアルしたものです。
・このレポートは一部でサイズが小さな写真を使用していますが、これらは2022年現在と比較して、2003年当時の制作環境における
モニターのサイズが小さかったことに由来するものです。現在の閲覧環境では画像が不鮮明になってしまっておりますが、予めご了承下さい。
・追加撮影した写真は、現行レポートと同じサイズとなっています。サイズ違いの写真が混在し、非常にお見苦しい点があるかと思いますが、
予めご了承下さい。
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[1] 千葉東IC 入口
今回は千葉東ICよりスタート。
料金所上にある標識のインターチェンジの番号部分が空欄になっている。
左から進入してくるのは京葉道路からの車両。
千葉東金道路本線
夏の行楽シーズンにもなるとこの辺りから渋滞することもしばしば。
[2] 大宮IC 出口 1km
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[2] 大宮IC 出口
大宮台、鎌取、外房有料道路経由・茂原方面はこちらから
[3] 高田IC 1.4km
野呂PA 3km
[3] 高田IC 出口 500m
[3] 高田IC 出口 1km
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[3] 高田IC 出口
誉田、ちはら台方面はこちらから
中国道にも高田ICがあるが、こちらの「たかだ」に対し、あちらは「たかた」なので読み方は被ってはいない。
そのためか、こちらの名称はそのまま「高田」となっている。
野呂PA 1.5km
野呂PA 700m
野呂PA 入口
千葉東金道路唯一の休憩所だ。
[4] 中野IC 出口 1km
[4] 中野IC 出口 500m
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[4] 中野IC 出口
土気方面はこちらから
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[5] 山田IC 出口 1km
[5] 山田IC 出口 500m
[5] 山田IC 出口
山田台、大網白里方面はこちらから
2003年公開当時のレポートは夏場の撮影なので、九十九里に海水浴へ向かうであろう車が多く見られる。
[6] 東金 出口 1km
ここから先の本線は左側の山武成東・銚子方面。
ちなみにこのレポートを制作した2003年当時は、圏央道の東金JCT〜木更津JCT間が
開通していないため、松尾横芝ICまでの区間も「千葉東金道路」を名乗っている。
料金所 1km
[6] 東金IC 出口 500m
料金所 500m
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[6] 東金 出口
東金市街、八街、九十九里、東金九十九里有料道路方面は直進方向へ。
今回は「山武成東 銚子」方面へ。
銚子方面へ向かう連絡路。
2003年、2006年頃の撮影なので、圏央道・木更津方面へ通ずるランプウェイは影も形も見られない。
千葉東金道路本線
2022年現在、ここからの区間は「圏央道」を名乗っているが、
この写真を撮影した2003年当時は「千葉東金道路」として営業。
この先、終点の松尾横芝ICまで一部を除き対面通行区間となる。
八街市へ突入!!
カントリーサインの図柄は、名産の落花生をキャラクター化した「ピーちゃんとナッちゃん」がスイカを抱えている絵。
左のリボンをしている方がナッちゃんで、右側の帽子を被った方がピーちゃんである模様。
[7] 山武成東 7km
[8] 松尾横芝 15km
銚子 58km
再び東金市に突入!!
カントリーサインの図柄は八鶴湖(はっかくこ)に咲き乱れる桜と思われる。
参考:花見特集2022(乗り換え案内のジョルダン)
一部区間ではこのように追越車線が設置されている。
旧・山武町(さんぶまち)へ突入!!
カントリーサインの図柄は名産の「山武杉」、「ヤマユリ」と、
背後には展望台「グリーンタワー」が描かれているものと思われる。
この写真は2005年頃撮影のもの。当時は山武郡山武町であった。
山武市(さんむし)へ突入!!
カントリーサインの図柄は……………「山武市」である。
同じ場所で2006年頃に撮影したもの。
山武市は山武町と近隣の成東町、蓮沼村、松尾町が合併して誕生した。
合併後のため「山武町」のカントリーサインをマスキングして「山武市」と表記している。
たぬきが出没するらしい。
[7] 山武成東(さんぶなるとう)IC 2km
[7] 山武成東IC 出口 1.3km
[7] 山武成東IC 出口 800m
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[7] 山武成東IC 出口
このインターチェンジ名にある「山武」は、かつての「山武町(さんぶまち)」のことを指す。
先述の通り、2022年現在、山武町は近隣自治体とともに合併し「山武市(さんむし)」となった。
2006年撮影当時の横断幕。
銚子連絡道路との接続に伴う工事に関するものだ。
「千葉東金道路 松尾横芝IC改良工事中 H17年6月初旬〜H18年3月下旬まで 日本道路公団」とある。
この横断幕が掲げられた当時はNEXCOではなく、日本道路公団が管轄していた頃であった。
(道路公団の民営化とNEXCOの発足は2005年10月1日である)
旧・成東町へ突入!!
カントリーサインの図柄は「成東海岸」、町の花「ノギク」、栽培が盛んな「イチゴ」である。
成東地区は、イチゴ狩りが楽しめる農園が多数点在しており、特に国道126号線の沿線は
その数が多く、イチゴ狩りのメッカとなっていることから、「ストロベリーロード」の愛称があるという。
参考:「山武市成東観光苺組合」
参考:「千葉県のいちご狩りスポット!関東最大級「ストロベリーロード」(いこレポ
おでかけコンシェルジュ)
カントリーサインの後ろに、「追越車線 2km先」の標識が見える。
こちらは山武市へ合併後の2006年の様子。
このカントリーサインについてもマスキング処理が施されているが、町名だけを隠して
図柄の部分はそのまま残されている。
[8] 松尾横芝 6km
銚子 50km
そして再び旧・山武町へ突入!!
こちらは山武市へ合併後の2006年の様子。
旧成東町と同じく、町名だけを隠して図柄の部分はそのまま残されている。
片側二車線区間。
中央分離帯の部分にも木が生え、並木道のようになっている。
旧・松尾町に突入!!
カントリーサインの図柄は「キキョウ」。
この写真の撮影は2006年3月30日のため、既に合併により市制施行された後であるが、
標識には何も手を付けられず、そのままになっている。
[8] 松尾横芝IC 2km
さて、ここから先の景色は様相が一変しているため、時期を分けてレポートしたいと思う。
まずは2003年〜2005年当時の様子から御覧頂きたい。
[8] 松尾横芝IC 出口 1km
料金所 1km
[8] 松尾横芝IC 終点 出口 500m
料金所の手前、約500〜600mほどに渡って、何やら大がかりな工事が行われている。
本線をこのまま直進して料金所となる。
[8] 松尾横芝IC 終点 出口
2003年当時、料金所を出るとそのまま丁字路の交差点に接続している。
さて、再び松尾横芝ICから1km手前に戻り、2006年撮影当時の様子を御覧頂こう。
[8] 松尾横芝IC 出口 1km
料金所 1km
銚子連絡道路と接続されたため、標識の形態が変化した。
[8] 松尾横芝IC 出口 500m
料金所 500m
路面の形状も大きく変化しているのが分かる。
今までは料金所までこのまま直進していたが、右に大きく迂回している。
「急カーブ 注意」の標識の奥に、今まで使用されていた料金所が見える。
[8] 松尾横芝IC 出口方面は左方向へ
[銚子連絡道路] 横芝光、匝瑳、銚子方面は右方向へ
将来的に、圏央道として本線が成田方面に延伸する予定である。
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[8] 松尾横芝IC 千葉東金道路 終点 出口 料金所
料金所が新しくなり、松尾横芝IC出口と銚子連絡道路方面のブースが分けられている。
新しくなった松尾横芝IC交差点。
2003年当時、料金所を出るとそのまま丁字路の交差点に接続していたが、
2022年現在は立体交差化が行われ、匝瑳市方面へと伸びる銚子連絡道路が直結された。
今までの交差点はここを左に曲がったところにあるが、信号機などは撤去されて交差点としての機能は無くなっており、
旧ランプウェイはフェンスで仕切られて進入できないようになっていた。
千葉東金道路のレポートはここまで。
東金ICでは本線への案内として「銚子方面」の表示のもと、松尾横芝IC方面へ誘導する形になっているが、
実際には銚子市へ通じているわけではないので、この案内については長年疑問であった。
現在は「銚子連絡道路」も開通したことで、ほんの少しでも銚子市へ近づいた形になるため、
案内上も嘘偽りの無い形になりつつはあるが、実際に銚子市近辺まで有料道路で行ける日は
いつになるのだろうか。
夏場は蓮沼海浜公園など、海水浴へ向かうための路線というイメージが個人的には強いが
将来的には成田〜木更津が結ばれ、アクアラインと一体的に千葉から神奈川港湾地区への
アクセスを担う路線として、この路線の真価が発揮されることであろう。
このレポートは2003年頃のものをベースに、2005〜2006年頃に撮影した写真を追加したものだが、
銚子連絡道路の取材を行った際に、一緒に撮影した写真が使われずにそのままになっていたものを
活かした格好となった。松尾横芝ICは銚子連絡道路との接続に伴って様相が一変し、山武市の市制施行に
伴ったカントリーサインの過渡期の姿など、個人的には面白い形でリニューアルできたのでは無いかと感じている。
個人的な事情ではあるが、なかなかこういった写真を使用する機会がなく、勿体ないと感じていたのだが
この様な形でようやく日の目を見ることが出来たので満足している。
ただ、写真のサイズが撮影時期によって異なっているが為に、非常に見苦しい体裁になってしまった点についてはお詫びしたい。
レポートを作成していた当時の環境に依存するもので、写真の原本が既に存在しないこともあり、どうかご容赦頂きたい。
これらも、2003年と2022年現在の撮影機材や、PC環境の変化を物語るものだと思えば面白いものであろう。
…………などと思って頂けないかなと、勝手に(無理矢理)願っている。