トップページ > 道みち有料道路走行記 -HIGHWAY RUNNER- > [E14] 富津館山道路 富津竹岡IC〜富浦IC 編

◆ 路線概要 ◆

千葉県木更津市と南房総方面を結ぶ有料道路、富津館山道路。

1999年の開通当初は、富津竹岡IC〜鋸南富山IC間のみで、他の高速道路と接続しない完全に孤立した路線であった。2004年には鋸南富山IC〜富浦IC間が開通し本路線は全線開通したが、孤立状態はなおも続き、2005年に館山自動車道が富津中央IC〜富津竹岡IC間が開通。この時点では君津IC〜富津中央ICが通じていなかったため、孤立状態が解消はされていなかったが、2007年に上記区間が開通したことで、本路線は東京(横浜)〜富浦、館山方面を結ぶ路線が完成した。

房総から房総を結ぶ短い路線からスタートした本路線であるが、沿線自治体は観光の他に水産業が盛んであり、今や館山市のみならず南房総方面から東京湾岸地域への物流の効率化や発展に重要な役割を担う路線となった。

今回は、千葉県富津市の富津竹岡ICから南房総市の富浦ICまでをレポートする。

起点終点: 千葉県富津市〜南房総市
開通区間: 富津竹岡IC(千葉県富津市)〜富浦IC(南房総市富浦町)
総延長: 約20.4km
撮影データ: 2013年5月24日撮影

◆ インターチェンジ・休憩所 














種別・番号 施設名称 接続路線・設備など










↑[E14 館山道] 木更津・千葉・東京方面
20 富津竹岡 内房なぎさライン(国道127号線)方面
ETC専用
21
富津金谷 鋸山/金谷港/浜金谷駅
国道127号線
22 鋸南保田 道の駅保田小学校/鴨川
23 鋸南富山 岩井海岸
PA 富楽里PA
ハイウェイ
オアシス
富楽里
トイレ・自動販売機ほか
道の駅富楽里とみやま
レストラン
軽食・物産コーナー

(詳しくはこちらをご覧下さい)
24 富 浦 白浜/館山/富浦/大房岬
国道127号線

▲休憩所施設案内は、エリアガイド、Wikipedia等の記事を引用しています。

上り→富津・木更津方面 下り→富浦・館山方面

カラーリング対応一覧:
=インターチェンジ 
=ETC専用インターチェンジ
=ジャンクション(JCT)
=サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)
=県境

[E14] 富津館山道路 富津竹岡IC〜富浦IC


20





[20] 富津竹岡IC 出口
内房なぎさライン(国道127号線)方面はこちらから

これより先は富津館山道路となる。
出口分岐部に、境界を示す標識が設置されている。






竹岡第1トンネル 長さ:159m

[20] 富津竹岡IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。






[21] 富津金谷 3km
[22] 鋸南保田 7km
館山 24km


なお、2023年12月より、富津金谷ICはETC搭載車専用の出入口となったため、注意が必要。
現金支払いのETC非搭載車両は利用できない。





竹岡第2トンネル 長さ:430m





トンネルでの対面通行は運転していて疲れる。





金谷第1トンネル 長さ:826m

トンネルを抜けたらすぐにまたトンネル。





[21] 富津金谷IC 2km

ブレブレですみませぬ…





出口が見えてきた。





動物注意





[21] 富津金谷IC 出口 1km





[21] 富津金谷IC 出口 500m





金谷第2トンネル 長さ:352m



21
国道
127号線
鋸 山
Mt.Nokogiriyama
金 谷 港
Kanaya Port





[21] 富津金谷IC 出口
鋸山、金谷港、浜金谷駅方面はこちらから


繰り返しになるが、当ICはETC搭載車専用の出入口となったため、注意が必要。
現金支払いのETC非搭載車両は利用できない。





ひたすら対面通行が続く。






鋸山を望む。
名前の通り、ギザギザとした山容が特徴的である。





[22] 鋸南保田 3km
[23] 鋸南富山 6km
館山 20km

左は[21] 富津金谷IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。





鋸山トンネル 長さ:1551m










[22] 鋸南保田IC 1.8km





トンネルの出口が見えてきた。





[22] 鋸南保田IC 出口 1km
鋸南町に突入!!

カントリーサインの図柄は「見返り美人図」。
浮世絵を確立した菱川師宣の代表作であり、鋸南町は生誕の地でもある。





元名トンネル 長さ:133m





[22] 鋸南保田IC 出口 400m



22
鴨 川
Kamogawa





[22] 鋸南保田IC 出口

道の駅保田小学校、鴨川方面はこちらから






大帷子(おおかたびら)トンネル 長さ:481m

左は[22] 鋸南保田IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。





[23] 鋸南富山IC 2km





吉浜トンネル 長さ:136m





大吉トンネル 長さ:322m





動物注意





[23] 鋸南富山IC 出口 1km





[23] 鋸南富山IC 出口 600m


23
国道
127号線
岩 井 海 岸
Iwai beach





[23] 鋸南富山IC 出口

岩井海岸方面はこちらから






追越車線 1km先

左は[23] 鋸南富山IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。





富楽里PA (ハイウェイオアシス) 1km





下佐久間トンネル 長さ:410m





南房総市に突入!!





対面通行の区間が続く。



富 楽 里
Furari





富楽里PA (ハイウェイオアシス) 入口
[ハイウェオアシスには 12mを超える牽引車は 進入できません]


「富楽里」と書いて「ふらり」と読む。少し中を覗いてみたいと思う。





ハイウェイオアシスと本線がこの先で分岐しているようだ。





富楽里PA 駐車場

道の駅「富楽里とみやま」に直結するハイウェイオアシスの駐車場。
本来、このパーキングエリアは「富山PA」として独立した休憩施設を有する予定であったが、
建設の目処が立っていないため、本線から分岐しハイウェイオアシスへ直結する形となっている。
従って、標識上は暫定的に道の駅の名称が表記されている。





パーキングエリアから本線へ合流する





[24] 富浦 (終点) 6km
館山 12km






部分的に追越車線を有している。





とみやまトンネル 長さ:1450m





旧・富浦町へ突入!!
カントリーサインの図柄は「枇杷」。
当地は「日本一のビワの里」と称されているのだそうな。

現在は合併により南房総市となったため、カントリーサインの自治体名が消去されている。





富浦トンネル 長さ:580m





[24] 富浦IC 終点 2km





枇杷山トンネル 長さ:450m





動物注意





[24] 富浦IC 終点 出口 1km





[24] 富浦IC 終点 出口 500m






[24] 富浦IC 終点 出口





[この先急カーブ R=250]





料金所 500m





[24] 富浦IC 終点 出口 料金所



24
国道
127号線
白 浜
Shirahama
館 山
Tateyama
富 浦
Tomiura
大 房 岬
Taibusamisaki




国道127号線と分岐。

富津館山道路のレポートはここまで。



◆ 編集後記 

千葉東金道路、圏央道、館山道に続き、撮影からおよそ10年近い歳月を経ての公開となった。
このレポートは、館山市内にある信号機の撮影を目的に、その道中に撮影したもので、
復路は一般道を利用して木更津市内まで抜けたのだが、比較的流れが良かったとは言え
それなりに時間を要した記憶がある。「富津館山道路」自体はトンネルや対面通行の区間が多く、
路線が通過する地域を考慮すればそれなりの設備ではあるが、信号機や交差点をショートカット
できる点を踏まえると、この道路のポテンシャルの高さは強く感じられた。

ところで、復路はせっかく房州へ来たのだから海鮮物でも食べて帰ろうという理由で敢えて
一般道を選んだのだが、沿道を見渡すと食事処が並んでいて、おまけに何も下調べもせずに
来たものだから、どこに入ろうか迷っている内に木更津市へ来てしまった。
結局、これを逃したら店が無いのではという考えから、パッと目についたお店に入ったのだが
これが大正解。そこで頂いた海鮮丼が美味だった。

だが、店の名前を覚えていないのが悔やまれる。当時もスマホがあったのだから撮っておけばよかった
ものをと思ったのだが、10年前の己の適当さを今更悔いたところで仕方の無い話である。
そもそも10年もネタを寝かせている時点で、適当さがどうしようもなく滲み出ているのだが…。

(どちらかと言えば、せっかく時間を作って運転を引き受けてくれた真白君に申し訳ないことをしてしまった
点を悔やむべきであろうが)

Special thanks:真白氏
毎度の取材に際し、運転を引き受けて下さった真白君には、心より感謝の念を申し上げます。