トップページ>道みち高速道路走行記 - HIGHWAY RUNNER - >[E1A] 新名神高速道路 甲南IC〜草津JCT 編 |
増加の一途をたどる交通需要と、自然災害に対応する為には交通ネットワークの多重化が必須とされ、名神高速道路・東名高速道路・新東名高速道路と相互に機能を補完し、円滑な交通利便性と、大都市間ネットワークの形成を目指して建設されたのが、「新名神高速道路」である。旧来の名神高速道路とほぼ並行しているが、都市圏からやや離れた山間部に位置している。草津、高槻に連絡路で名神高速道路との相互の接続を行うほか、京都・大阪・神戸圏内では京滋バイパス、第二京阪道路等と連携し、交通を分散させることで、慢性化していた高速道路の渋滞緩和と、安定的な輸送体制を確保している。 |
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↑ 上 り 甲 南 ・ 四 日 市 方 面 |
種別・番号 | 施設名称 | 接続路線・設備など | 下 り 草 津 ・ 名 神 方 面 ↓ |
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↑甲賀土山・四日市方面 |
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5 PA |
甲 南 | 甲賀市南部/伊賀方面 |
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甲南PA トイレ・忍者の里甲南(スナック・ショッピングほか)・自動販売機・喫煙所
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6 | 信 楽 | 甲賀市西部/信楽方面 国号307号線 |
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建設中 |
(大津JCT) |
([E1A] 高槻・神戸方面 2023年度開通予定) | ||||
7-1 | 草津田上 | 草津市街/大津市東部方面 国道1号線 |
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(30-1) | 草津JCT | [E1]名神(栗東・米原・名古屋方面)接続 [E1]名神(京都・大阪方面)接続 瀬田東JCT経由・[E88]京滋バイパス (久御山・大阪方面)接続 |
※ | 上り→四日市方面 | 下り→草津方面 |
□ | =インターチェンジ |
■ | =ETC専用スマートインターチェンジ |
■ | =ジャンクション(JCT) |
■ | =サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA) |
■ | =県境 |
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[5] 甲南IC・PAから本線に復帰。
新名神であることを示す標識。道路好きの間では「ドングリ」と呼ばれている。
各IC・JCTの合流先にあるものなので、以降は省略する。
道路わきの垂れ幕。安全運転を喚起している。
[6] 信楽 4km
[7-1] 草津田上(くさつたなかみ) 18km
京都 44km
甲南トンネル 長さ:2,530m
ここから信楽ICまで片側3車線化されている。上り線についても同様。
2021年10月頃の様子
車線を拡張する工事が行われており、トンネル内部で右側に車線が一つ増えていた。
2021年2月頃の様子
右側に車線を拡張できる余地があるが、当時はまだ工事の様子は見られない。
トンネル内についても、このように線が引き直された跡があるとわかる。
[6] 信楽IC 1.5km
標識については変わっていないようだ。
同じ場所の2車線の頃の写真
[6] 信楽IC 出口 1km
[6] 信楽IC 出口 600m
余談だが標識の「楽」の文字が、他の標識と若干異なった形になっている。
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まもなく [6] 信楽IC 出口
3車線区間が終わるため、車線減少の標識が建てられている。
同じ場所の2車線の頃の写真
[6] 信楽IC 出口
甲賀市西部、信楽方面はこちらから
車線減少。尚、ここから先の区間も片側3車線化工事が行われている。
信楽ICを過ぎると、下り線と上り線で高低差があるところを走る。
[7-1] 草津田上 12km
[30-1] 草津JCT 14km
[E1 名神] 栗東 20km
[E1 名神] 京都 38km
対向車線が高いところにあることがよくわかる。
広域情報
2020年12月20日に撮影されたもので失礼。
2021年2月17日に撮影したときは舞鶴道の情報はなかった。
滋賀県栗東市に突入!
カントリーサインのデザインは、「競走馬と騎手」が描かれているので「栗東トレーニングセンター」をイメージしていると思われる。
栗東市は競走馬を育成する、JRA(日本中央競馬会)の上記施設を有しており、「馬のまち」としてその名が知られている。
近江大鳥橋 長さ580m
この橋を渡ってすぐにトンネルがある。
立派な斜張橋である。
金勝山(こんぜやま)トンネル 長さ3,770m
トンネル内の様子。将来的に拡幅できるように余白がつくられている。
暫定4車線時代の新東名とは違い、右側が空いている。
滋賀県大津市に突入!
カントリーサインのデザインは近江国大津の名物、大津絵の「藤娘」。
歌舞伎舞踊の演目の一つでもあり、今日の日本舞踊においても必須の演目とされている。
(Wikipediaより)
[E1|名神] 草津PA 6km
[E1|名神] 大津SA 15km
[E1|名神] 桂川PA 31km
SA・PAの混雑情報。大型スペースが混雑している。
先ほどの草津PAの小型車スペースは空いているという情報だったが、混んできたようだ。
「路肩縮小 ここから」
「この先」「長い下り坂」「速度注意」
中央分離帯側に仮設の柵が置かれている。
[この先速度注意! 下り4.0%]
ここから80キロ規制
[この先 速度注意 4.0%]
2021年10月現在の様子。
左側に新たな車線を新設しているようである。
2021年2月頃の様子
この写真と比較すると、10月現在は車線が少し右側に少し移動していることが分かる。
2021年2月頃の様子
[つながります新名神 全線建設中 大津〜神戸]
この場所は将来の大津JCTだろうか?
同じ場所の2021年10月現在の様子。先ほどと同じくレーンの拡張工事が続いている。
[7-1] 草津田上IC 3km
[急カーブ注意 減速!]
最初に通った時は、なぜこんなところに急カーブと勾配があるのかわからなかったが、
調べてみたら将来的にジャンクションになるからこのような線形になっているらしい。
カーブが続く。その横で絶賛建設工事中。2023年度に開通するそうだ。
[渋滞による追突注意]
確かに見通しが悪いため、勢いに乗ってかっ飛ばすと渋滞末尾を見て
ブレーキをかけても間に合わず追突する危険がある。
[7-1] 草津田上IC 1.5km
田上と書いて「たなかみ」と読むようだ。
相変わらず80キロ規制
[30-1] 草津JCT 2km
草津JCT案内図。方面に加えて、草津PAの案内も表示されている。
草津JCT付近の分岐が少々わかりやすいよう、色分けされた標識に差し替えられている。
2021年2月頃の様子
ここでキロポストがリセットされる。「W」が付いている珍しいキロポストだ。
[7-1] 草津田上IC 出口 500m
京都方面と栗東方面の道路情報板
[30-1] 草津JCT 分岐 1km
まもなく [7-1] 草津田上IC 出口
2021年10月現在の標識。
2021年2月頃の様子
2021年10月現在は矢印が路線毎に色分けされた詳細な案内になっているが、
以前はこのような標識であった。
これ以降、草津JCTに関する色分けされた標識については2021年10月に撮影された物である。
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[7-1] 草津田上IC 出口
草津市街、大津市東部方面はこちらから
草津市の市名と、大津市田上の両名を複合した名称。新名神で最初に開通したインターだ。
また、インターチェンジの番号が[7-1]となっているが、これは大津JCT建設予定地から
草津JCTまでの間は新名神の本線では無く、名神〜新名神間を結ぶ連絡路であるため。
(ちなみに当インターチェンジの開通前の仮称は「大津草津」であったが、両市に跨がっているとは言え、
さすがにこの仮称は大ざっぱすぎる感が否めない。)
[30-1] 草津JCT 分岐 500m
2021年2月頃の様子
先述の通り、2021年10月現在は矢印が路線毎に色分けされた詳細な案内になっている。
[彦根方面 合流後 右へ]
ここは草津田上ICからの合流。合流から分岐まで300mしかないので、なかなか忙しそうだ。
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[30-1] 草津JCT 分岐
[E1 名神] 瀬田東・京都方面と
[E88 京滋バイパス] 大阪方面は左方向へ
[E1 名神] 栗東・名古屋方面と
[E8 北陸道] 福井方面は直進方向へ
分岐した先で2車線になるってまるで首都高速みたいだ。
そして、対向車線の「とまれ! 逆走です」にも目が行ってしまう。
先述の通り、こちらは2021年10月現在の標識であるが、同年2月頃(下写真)と比較して
手前の標識は全て交換されているのに対し、分岐部の標識は矢印部分のみを貼り替えて更新の対応としているのが分かる。
2021年2月頃の様子
先述の通り、2021年10月現在は矢印が路線毎に色分けされた詳細な案内になっている。
草津PA 入口
草津PAを利用しない車は、黄色い線に沿って進行する。
このPAにGSがあるのは、京滋バイパスを経由する場合、しばらくGSに行けなくなるために、
大津SAから移設されたという経緯があるらしい。
[急カーブ 下り坂 減速!]
新名神が東名阪道とつながってから、このジャンクションに交通が集中して渋滞が発生しやすくなった。
追突事故防止のため、このような大きな看板で注意喚起がなされている。
早く高槻JCTまで新名神が繋がって欲しいと願うばかりである。
[下り坂注意 5.0% R=280m]
名神高速道路が見えてきた。55年以上前からある道路のせいか、雰囲気が全然違う。
名神高速道路に合流
55年以上にわたり様々な自動車を受け入れてきたという歴史と通行実績、
そして東京から続いているキロポストの数字に、貫禄というか存在感の大きさを感じる。
新名神レポートはここまで。
これより先の区間は、名神高速道路のレポートをご覧ください。
[E1] 名神高速道路 小牧IC〜瀬田東JCT 編 はこちらから>
感想としては、とにかくトラックなどの商用車がたくさん
走っていることから、物流には非常に重要な道であることがわかる。
地図でみると、名古屋から大津市まで、従来のルートは名古屋の近郊を
東から北へ大きく迂回し、その後山を極力避けるために関ケ原を通り
鈴鹿山脈の西側に沿うのに対し、こちらはいくらかカーブしている
ところはあるものの、鈴鹿山脈をトンネルで貫いているためほぼまっすぐに
つながっていることから、走りやすさと走行距離の短縮が要素として挙げられるだろう。
あとはちょうど道路標識の基準の移行過渡期に道路が開通したためか、
区間によって標識のデザインが異なるという、面白い状態をみることができた。
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※レポートを提供してくださいましたヒバライオン新太様、ありがとうございました。
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