神奈川県を起点とし、埼玉県、茨城県を経由して千葉県木更津市までに至る高速道路(一般有料道路)である。都心から約40〜60kmの中核都市とも接続され、首都圏から放射状に広がる高速道路とも接続されることで、交通の分散、渋滞の緩和、流通の効率化などが期待されている。東京湾アクアライン、東京外環自動車道と共に首都圏の主要幹線道路網を形成し、交通の利便性の向上を目的に建設が進められている。 |
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↑ 内 回 り 東 金 方 面 |
種別・番号 | 施設名称 | 接続路線・設備など | 外 回 り 木 更 津 方 面 ↓ |
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↑山武成東・銚子方面 | |||||||
(100) | 東金JCT | [E82]千葉東金道路(千葉・京葉道路方面)接続 | |||||
101 | 東 金 | 東金市街/九十九里方面 東金九十九里有料道路/国道126号線 圏央道専用 出入口(千葉方面利用不可) |
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ETC専用 101-1 |
大網白里 | 大網白里市街/あすみが丘方面 |
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102 | 茂原北 | 鎌取/白子方面 国道128号線/千葉外房有料道路 |
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ETC専用 102-1 |
茂原長柄 | 茂原市街方面 |
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103 | 茂原長南 | 茂原市街/一宮/長南/長生方面 国道409号線 |
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104 | 市原鶴舞 | 大多喜/睦沢/いすみ/勝浦方面 国道297号線 |
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PA | 高滝湖PA | トイレほか
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105 | 木更津東 | 木更津市街/鴨川/久留里方面 国道410号線 |
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(110) | 木更津JCT | [E14]館山道(富津・館山方面) [E14]館山道(木更津北・千葉方面)接続 |
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[CA 東京湾アクアライン] 袖ヶ浦・川崎方面↓ |
※ | 内回り→東金方面 | 外回り→木更津方面 |
□ | =インターチェンジ |
■ | =ETC専用スマートインターチェンジ |
■ | =ジャンクション(JCT) |
■ | =サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA) |
■ | =県境 |
※おことわり
レポートで使用した写真は、路線を撮影した2013年5月24日のものを基本としていますが、
後年追加された施設や、2022年現在の様子については、後日再撮影を行うことを念頭に、
暫定的に「Google Map」のストリートビュー機能にて補完しております。予めご了承下さい。
注釈が無いものについては全て2013年頃に撮影した写真となります。
[5-1] 東金JCT 銚子・茂原方面 分岐 300m先
東金JCTにて、千葉東金道路から圏央道へ分岐する。
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[5-1] 東金JCT 銚子・茂原方面 分岐
[C4 圏央道] 山武成東・銚子方面は左方向へ(千葉東金道路 2003年リニューアル版レポートへ)
[C4 圏央道] 茂原・木更津方面は右方向へ
圏央道開通以前は、ここから銚子方面も「千葉東金道路」であったが、
現在はこのように「圏央道」と路線名が改められている。
今回は茂原方面へ向かう。
圏央道との接続に伴って新設されたランプウェイ。
圏央道本線が見えてきた。
[101] 東金IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。
圏央道本線に合流した。
[101-1] 大網白里スマートIC 6km
[102] 茂原北 9km
[103] 茂原長南 20km
木更津 59km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 83km
インターチェンジの番号がなんと3桁となっている。
都市高速道路を除き、3桁の番号が付番されているはこの圏央道が初めてでは無かろうか。
ちなみに、上の写真には写っていないが…
2022年現在の様子 (Google Mapより)
2022年現在、大網白里スマートICが開設されたのだが、なんと番号が「101-1」番。
3桁の番号というだけでも驚きなのに、更に枝番号となっている。
数多ある高速道路(厳密には有料道路)の中でも、恐らく圏央道だけであろう。
大網白里市に突入!!
カントリーサインの図柄は「白里海岸」と「イワシ漁船」と思われる。
九十九里浜の白里海岸は、江戸時代よりイワシの地引き網漁が盛んで、現在もカタクチイワシの水揚げ量は多く、
ごまや唐辛子などと共に酢漬けにした「鰯のごま漬け」は、市の郷土料理として知られている。
余談だが、自治体名だけの標識が設置される傾向にある近年の高速道路の中で、昔ながらの図柄付きカントリーサインが
設置されるのは、ファン目線として非常に喜ばしいことと言える。
養安寺トンネル 長さ:120m
動物注意の標識。
たぬきが出るようだ。
[横風注意]
周囲が開けているので、走行時横風には十分に注意したい。
トンネル情報は特になし。
山部トンネル 長さ:800m
2013年の撮影当時、路線が開通したばかりだったので、ご覧の通りトンネル内が非常に綺麗である。
[追越車線 5km先]
5km先までこの対面通行が続く…。
[車間確認 200m先]
煽り運転が問題となっている昨今、前方車両との車間距離には十分に注意したい。
千葉市に突入!!
カントリーサインの図柄は、東京湾を臨む「幕張メッセ」と「マリンスタジアム」と「コアジサシ」。
「幕張メッセ」、「マリンスタジアム」は、日本最大級のコンベンション・センター、そして千葉ロッテマリーンズが拠点とする野球場として
その名が知られている。
「コアジサシ」は、千葉市が平成5年に政令指定都市に移行した際、それを記念して市のシンボルとして制定された。
絶滅危惧種にも指定されている希少な渡り鳥だ。
(千葉市公式サイト「市の鳥「コアジサシ」について」より)
239キロポスト地点に到達
この距離表示は神奈川県茅ヶ崎市にある茅ヶ崎JCTから計測された距離だ。
全線開通すると、茅ヶ崎JCT〜木更津JCTまでの約300kmに及ぶ大環状道路となる。
大網白里市に突入!!
先ほどとは異なり、市名だけの簡易なカントリーサインだ。
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2022年現在の様子 (Google Mapより)
[101-1] 大網白里スマートIC 出口
大網白里市街、あすみが丘方面はこちらから
先述の通り、2022年現在、東金ICと茂原北ICの間に、大網白里スマートICが開設されている。
上述したが、撮影当時はまだ開通したばかりだったため、道路環境が非常に綺麗である。
[追越車線 2km先]
[102] 茂原北IC 2km
茂原市に突入!!
カントリーサインの図柄は「茂原七夕祭り」。
関東三大七夕祭りの一つに挙げられ、関東地方の夏祭りとしても有数の規模を誇る。
産業振興や商店街の夏枯れ対策を目的に1955年より開催されている。
色彩豊かな七夕飾りが街を彩り、祭りのイベントとして「もばら阿波おどり」なども行われている。
[102] 茂原北IC 出口 1km
追越車線があるためか、追越禁止が解除された。
[102] 茂原北IC 出口 500m
特に情報は無い模様。
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[102] 茂原北IC 出口
鎌取、白子、千葉外房有料道路方面はこちらから
逆行対策のために、標識の文字に切れ込みが入れられている。
[102] 茂原北IC 出口
白子方面はこちらから
[102] 茂原北IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。
[対面通行 1km先]
これより車線減少となる。
茂原第一トンネル 長さ:70m
[この先 対面通行]
245キロポスト地点に到達!!
先述したが、この距離表示は神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎JCTから計測した距離である。
[102-1] 茂原長柄スマートIC 3km
[103] 茂原長南 9km
[104] 市原鶴舞 17km
木更津 48km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 71km
2022年現在の様子 (Google Mapより)
2022年現在、茂原北ICと茂原長南ICの間に、茂原長柄スマートICが開設されている。
茂原第二トンネル 長さ:930m
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2022年現在の様子 (Google Mapより)
[102-1] 茂原長柄スマートIC 出口
茂原市街、長柄町市街方面はこちらから
先述の通り、2022年現在、茂原北ICと茂原長南ICの間に、茂原長柄スマートICが開設されている。
[追越車線 3km先]
[車間確認 200m先]
車間の確認基点。
[追越車線 2km先]
2022年現在の様子 (Google Mapより)
[103] 茂原長南 4km
[104] 市原鶴舞 12km
木更津 43km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 66km
長柄町に突入!!
カントリーサインの図柄は同町の「長柄ダム」と思われる。
ダム湖の一部は現在は市原市である旧市津町と接しているため、市津湖(しづこ)とも言われる。
ダム湖周辺は周遊道が整備されており、山々に咲く桜や紅葉を眺めながら散策を楽しめる。
長南町に突入!!
カントリーサインの図柄は「笠森観音」と思われる。
先まで見通せる綺麗に弧を描いたカーブ。
この先再び片側2車線区間となる。
[103] 茂原長南IC 2km
[対面通行 1km先]
この先車線減少。
[103] 茂原長南IC 出口 1km
[103] 茂原長南IC 出口 600m
[この先 対面通行]
茂原市に突入!!
図柄が無い簡易的なカントリーサインである。
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[103] 茂原長南IC 出口
一宮、睦沢、長生方面はこちらから
長南町に突入!!
茂原市と同様、町名だけの簡易的なカントリーサイン。
[追越車線 3km先]
[104] 市原鶴舞 7km
[105] 木更津東 20km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 62km
[E14 館山道] 館山 88km
[追越車線 2km先]
[車間確認 200m先]
258キロポスト地点に到達
この先片側2車線区間となる
[対面通行 1km先]
この先車線減少。
高滝湖PA 5km
[館山方面] 君津PA 40km
[川崎方面] 海ほたる 42km
[千葉方面] 市原SA 43km
2022年現在の様子 (Google Mapより)
最上段の白くマスキングされた標識は、この先の高滝湖PAに関する案内である。
2013年の撮影当時、工事の遅れなどにより同エリアは未開業であった。
当初、このエリアは「市原高滝湖SA」という名称のサービスエリアとして建設が計画されていたが、
売店や自動販売機などが無い、パーキングエリアとして最小限度の施設(駐車場とトイレ)のみが
設置されている。
[104] 市原鶴舞IC 3km
笠森鶴舞トンネル 長さ:2420m
[104] 市原鶴舞IC 出口 1.7km
ブレてしまっていて申し訳ない…(´・ω・`)
同じ場所の標識 (Google Mapより)
実際の標識はこんな感じである。
[104] 市原鶴舞IC 出口 900m
またもやブレてしまっていて申し訳ない…(´・ω・`)
同じ場所の標識 (Google Mapより)
実際の標識はこんな感じである。
市原市に突入!!
カントリーサインの図柄は、市の鳥「ウグイス」、その後ろに市の花「コスモス」、奥に市の木「イチョウ」が
描かれているものと思われる。
[104] 市原鶴舞IC 出口 300m
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[104] 市原鶴舞IC 出口
大多喜、勝浦、いすみ方面はこちらから
[104] 市原鶴舞IC 入口合流部
左側からの合流車両に注意しよう。
[車間距離は 十分に!!]
近年問題になっている煽り運転も、一歩間違えれば死亡事故に繋がりかねない。
運転マナーにはくれぐれも気をつけていきたい物である。
ちなみにこの標識………
2020年現在の様子 (Google Mapより)
高滝湖PA 1km
高滝湖PAの標識をマスキングしたものなのであった。
広域情報
特に表示は無い。
[車間距離は 十分に!!]
再び登場したこの標識。
先ほどと同じくこちらも……
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2020年現在の様子 (Google Mapより)
高滝湖PA 入口
やはり高滝湖PAの標識をマスキングしたものである。
こちらの2013年当時の景色と、現在の景色と比較すると、
この写真に写る本線上に掛かったトラス橋の躯体が無くなっていることが分かる。
2013年当時、高滝湖PAは建設中であった。
[105] 木更津東 10km
[110] 木更津JCT 17km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 52km
[E14 館山道] 館山 78km
[追越車線 1.7km先]
本線が先まで見通せる。
養老川 橋長:470m
[ハイウェイラジオ ここから]
[対面通行 1km先]
これより車線減少。
[対面通行 300m先]
トンネルが見えてきた。
[対面通行 100m先]
[この先 対面通行]
山口トンネル 長さ:680m
ブレブレの写真だが、トンネルを抜けて…
木更津市に突入!!
カントリーサインの図柄は市の花「サツキ」と思われる。
この先、トンネルが連続している。
真里谷(まりやつ)第一トンネル 長さ:220m
真里谷第二トンネル 長さ:270m
[追越車線 3.7km先]
[車間確認 200m先]
[105] 木更津東IC 3.5km
真里谷第三トンネル 長さ:180m
真里谷第四トンネル 長さ:890m
[追越車線 700m先]
[105] 木更津東IC 出口 1km
[105] 木更津東IC 出口 500m
首都高速湾岸線の渋滞情報が出ている。
頭の中で地図が描けていないと、どことなく違和感を憶えてしまう表示だ。
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[105] 木更津東IC 出口
木更津市街、鴨川、久留里方面はこちらから
道の駅 木更津うまくたの里 IC出口より200m
ETC2.0搭載車限定で、当インターから流出し 「道の駅 木更津うまくたの里」を利用して再び高速道路に戻った場合、
継続して高速道路を利用した場合と同じ料金に調整されるようになっている。
余談ではあるが、千葉県内で圏央道として初めて開通した区間(当時、東金IC〜松尾横芝IC間は千葉東金道路として営業)は、
当インターチェンジから木更津JCT間であり、開通当初の当インターチェンジの番号は、NEXCOが管轄する高速道路の
インターチェンジに於いて当時最大の番号であった東京外環道・三郷南ICの「82番」を追い抜き、「97番」が付番されていた。
更に2013年に入ると、東金JCT〜当インターチェンジ間が開通し、番号が「105番」に改められた。
NEXCO管轄の高速道路の標識に於いて3桁の番号表記や、それらの枝番号表記が見られるのも、日本ではこの路線だけで
あるという点に注目したい。
2007年当時の様子 (Google Mapより)
97番が付番されていた当時の木更津東IC。
[動物注意]
[110] 木更津JCT 5km
[E14 京葉道路] 千葉 34km
[CA 東京湾アクアライン] 川崎 40km
[E14 館山道] 館山 66km
この区間は2007年開通のため、標識が「公団ゴシック」を使用した旧様式のものになっている。
木更津JCTの番号部分のみ、近年の標識の標準的な字体が使用されているが、開通当時は
「16番」が付番されており、2013年の東金JCT間〜木更津東IC間の開通に際し、旧番号の上から
現在の番号を貼り付ける形で改めたため、このような差が生じてしまっているのである。
余談だが、NEXCO管轄の道路でのジャンクションに於いては、この木更津JCTの番号が日本最大の数字である。
2007年当時の様子 (Google Mapより)
16番が付番されていた当時の木更津JCT。
[車間確認 200m先]
袖ケ浦市に突入!!
カントリーサインの図柄は、「東京湾」(または「袖ヶ浦公園」??)をバックに描かれた市の花「ヤマユリ」。
[横風注意]
謎の設備
ネット上で拾ってきたところによれば、丁度頭上の位置に送電線が掛かっており、それに関連する設備であるとのこと。
比較的、送電線と近い高さの高架であるため、送電線から発生するノイズの影響を車側の設備(ナビやETC)が受けないように
するためのものらしい(真偽の程は不明)。
…とはいえ、埼玉県桶川市内の圏央道・桶川加納IC〜白岡菖蒲IC間も、同じように本線上を送電線が横切っているが、
この様な設備は無く。謎が深まるばかりだ。
[110] 木更津JCT 2.1km
木更津市に突入!!
カントリーサインの図柄は先ほどと同じく市の花「サツキ」と思われるが、絵の大きさが異なっている。
[110] 木更津JCT 分岐 1km
館山道・京葉道路を経由した場合の首都高速湾岸線の渋滞情報だ。
[110] 木更津JCT 分岐 500m
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[110] 木更津JCT 分岐
[E14 館山道] 木更津南・館山方面と
[E14 館山道] [E14 京葉道路]方面・千葉方面は左方向へ
[CA 東京湾アクアライン] 袖ヶ浦・川崎方面は直進方向へ
神奈川県から続く圏央道は、ここで終点となる。
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[110] 木更津JCT 館山・千葉方面 分岐
[E14 館山道] 木更津南・館山方面は左方向へ
[E14 館山道] [E14 京葉道路]方面・千葉方面は右方向へ
右側はアクアラインからの合流。
館山道に合流した。
圏央道のレポートはここまで。
これより先の区間のレポート:
[E14] 館山自動車道 木更津JCT〜富津竹岡IC 編 はこちらから>
Special thanks:真白氏
毎度レポートの取材に際し、運転を引き受けて下さった真白クンには、心より感謝の念を申し上げます。