高松自動車道(以下「高松道」と表記)とは、徳島県鳴門市から愛媛県四国中央市を結ぶ高速自動車国道である。 |
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↑ 上 り 高 松 方 面 |
種別・番号 | 施設名称 | 接続路線・設備など | 下 り 川 之 江 ・ 松 山 方 面 ↓ |
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↑高松東・鳴門・淡路島・神戸方面 | |||||||
16 | 高松中央 | 高松市街/高松港/栗林公園/屋島 国道11号線 |
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17 | 高松檀紙 | 国分寺/郷東/香西/綾川方面 国道32号線 上り線入口 下り線出口のみ 四国八十八箇所札所 (80番)国分寺/ (81番)白峯寺/(82番)根香寺/(83番)一宮寺 |
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1 | 高松西 | 国分寺/郷東/香西/綾川方面 国道11号線 上り線入口 下り線出口のみ 四国八十八箇所札所 (80番)国分寺/ (81番)白峯寺/(82番)根香寺/(83番)一宮寺 |
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PA ETC出口 1-1 |
府中湖PA | トイレ・ショッピング・スナック・自動販売機ほか
上下線出入口(24H) |
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(2) | 坂出JCT | [E30]瀬戸中央道(瀬戸大橋・岡山方面)接続 | |||||
3 | 善通寺 | 善通寺市街/まんのう公園/金刀比羅宮/ 多度津/丸亀城方面 国道319号線 四国八十八箇所札所 (75番)善通寺 |
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3-1 | 三豊鳥坂 | 三豊市街/高瀬/詫間/鳥坂峠方面 上り線入口 下り線出口のみ 四国八十八箇所札所 (71番)弥谷寺 |
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PA | 高瀬PA | トイレ・自動販売機ほか
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4 | さぬき豊中 | 観音寺/三豊市街/高瀬方面 国道11号線 |
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5 | 大野原 | 観音寺市街/豊浜/一の宮公園方面 国道11号線 |
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SA | 豊浜SA | トイレ・ショッピング・レストラン・スナックほか
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↑香川県 愛媛県↓ | |||||||
(6) | 川之江JCT | [E32]徳島道(徳島方面) [E32]高知道(高知方面)接続 |
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[E11 松山道] 新居浜・松山方面↓ |
※ | 上り→高松方面 | 下り→川之江・松山方面 |
□ | =インターチェンジ |
■ | =ETC専用スマートインターチェンジ |
■ | =ジャンクション(JCT) |
■ | =サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA) |
■ | =県境 |
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[16] 高松中央IC 入口
ETCで行ってヨシ!
松山方面へ分岐。
ランプウェイは左カーブとなっている。
本線に合流!
高松自動車道(以下「高松道」と表記)に入ったことを意味する標識。
道路好きの間では「ドングリ」とも呼ばれる。以降言及しない。
[17] 高松檀紙 6km
[1-1] 府中湖PA (スマートIC) 16km
[2] 坂出JCT 22km
[E30 瀬戸中央道] 岡山 78km
高松檀紙ICと府中湖PAの間に高松西ICが存在するが、松山方面へ向かう車は利用できないので省略されている。
高速道路の両脇に高層マンションやビルが所々見える。都市高速を走っている気分だ。
尚、この直下には国道11号が通っている。
158キロポスト
鳴門本線料金所からの距離に100を足した数字が書かれている。
高松道は現在の高松西ICを起点に松山方面へ向かって伸びる高速道路として計画された経緯があるので、
あとから計画されたこの区間は、西端の川之江JCTのあとのIC番号が振られ、キロポストも区別されている。
この先左カーブ。
160キロポスト。特別なキロポストは設置されていない。
正面に見える山(浄願寺山)を避けるように道路が建設されている。
いうほどキツイカーブではない。
[17] 高松檀紙IC 2km
四国八十八ヶ所 お遍路巡りの案内。
[17] 高松檀紙IC 出口 1km
国分寺という字を見て東京都を想像した人、挙手!
[17] 高松檀紙IC 出口 500m
[高松西ICでは出られません]
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[17] 高松檀紙IC 出口
国分寺、郷東、香西、綾川方面はこちらから
[この先 急カーブ 速度注意]
高松西ICへの接続路である。カーブがきついので注意しよう。
中央分離帯のコンクリート部分に電球が埋め込まれていて、カーブであることを知らせている。
今度は右へ急カーブ。
ここは165キロポスト。高松西ICの料金所が見えた。
[1] 高松西IC 入口
松山方面へ向かう車はここで出られない。
0キロポスト
高松道は本来、ここが起点である。
これは、当路線が高松西ICから西側(松山方面)へ向けて開通した名残であり、
それ故にキロポストやインターチェンジの番号が当インターを境にリセットされている。
80km/h制限 ここまで
古くからあるせいか、これまでとは道路の雰囲気がちょっと違う。
1キロポスト。特に何ということはない。
[1-1] 府中湖PA (スマートIC) 6km
[2] 坂出JCT 12km
岡山 66km
松山 144km
5.0パーセントの下りこう配。
以降、勾配標識については言及しない。
長い下り坂 速度注意
標識が古くて黒ずんでしまっている。
修繕工事のため高松西ICの入口が夜間閉鎖されていたようだ。
車間距離を確認しよう。
そしてNice S字カーブ。
ここはハイウェイラジオ国分寺局。
トンネル情報板。やはり古い。
国分寺トンネル 長さ:340m
[ちょっとひといき。 府中湖PA 3km]
香川県と言えばタヌキである。いたずら好きなキツネを追い払ったという伝承が残る香川県では、タヌキは切っても切れない存在なのだそうな。
香川県綾歌郡綾川町(あやうたぐんあやがわちょう)に突入!
讃岐うどん発祥の地として知られる。
[1-1] 府中湖PA (スマートIC) 出口 2km
府中湖PA 2km
高瀬PA 27km
香川県坂出市に突入!
[1-1] 府中湖PA (スマートIC) 出口 1km
府中湖PA 1km
府中湖PAスマートIC
車長12m超 通行不可
なんと立派な斜張橋。
府中湖 橋長:200m
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府中湖PA
[1-1] 府中湖PA (スマートIC) 出口
綾川町中心地方面はこちらから
Niceカーブ
香川県丸亀市に突入!
うどん専門のファストフードチェーン店の「丸亀製麺」は兵庫県加古川市がルーツなので、こことは無関係である。
飯山トンネル 長さ:810m
ご注文はうさぎですか?…
もとい、動物注意の標識にウサギのシルエットが使われている。
[2] 坂出JCT 2km
ピンボケ失礼。
[瀬戸中央道は左車線へ]
奥のほうに工業地帯と見られるクレーンがいっぱい見える。
[2] 坂出JCT 分岐 1km
すべりやすい
道路情報板。どちらも情報なし。
[2] 坂出JCT 分岐 600m
香川県坂出市に再突入!
カントリーサインが先ほどと同一の物である。
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[2] 坂出JCT 分岐
[E30 瀬戸中央道] 坂出・岡山方面は左方向へ
[E11 高松道] 松山・高知方面は直進方向へ
松山方面へいくため、直進する。
瀬戸大橋・ 岡山方面へのレポートはこちらから
「進行方向を間違えたら」「次のICでお申し出を」
瀬戸中央自動車道からのランプウェイがオーバーパスしている。
瀬戸中央道からの合流。左からの合流車両に注意。
香川県丸亀市に再突入!
丸亀市街地がちょっとだけ見える。
[3] 善通寺 6km
[3-1] 三豊鳥坂(みとよとっさか) 13km
高知 105km
松山 129km
樹木に隠れてしまっている…
土器川 橋長:450m
丸亀バス停
車間距離を確認しよう。
[3] 善通寺IC 2km
ピンボケ失礼。
香川県善通寺市に突入!
[3] 善通寺IC 出口 1km
仮設の道路標識が置かれている。
常設の標識に覆いがされている。
まんのう公園への案内がされている。
こんぴらさんとは、金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)を祀っている金刀比羅宮(ことひらぐう)のことで、地元ではこのように呼ばれている。
仲多度郡琴平町(なかたどぐん ことひらちょう)に所在している。
海上交通の守り神として信仰されているそうだ。
ちなみに、きんぴらごぼうの「きんぴら」は坂田金時(金太郎)の息子とされている
架空の人物「坂田金平(さかた(の)きんぴら)」が由来なので、こんぴらさんとは無関係である。
[3] 善通寺IC 出口 500m
標識に「琴平」の標示があるが、先述の金刀比羅宮と読みが一緒なので、
何か関わりがありそうな感じがする。
この先 工事車線規制
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[3] 善通寺IC 出口
善通寺市街、まんのう公園、金刀比羅宮(こんぴらさん)、多度津、丸亀城方面はこちらから
規制区間ここまで
ここから松山自動車道の三島川之江ICまでの区間が、高松道で最初に開通した区間である。
1987年12月16日開通。
横風注意の吹き流しの部分に白と黒の色が付いている。
[3-1] 三豊鳥坂 6km
[4] さぬき豊中 13km
高知 98km
松山 122km
山を左に避ける形で道路が敷かれている。
「この先 キリ 多し」
樹木で標識の左半分が隠れてしまっている。
[太平洋まで 100km]
[3-1] 三豊鳥坂(みとよとっさか)IC 2km
「鳥坂」と書いて「とっさか」と読むのだ。
路面に走行車線・追越車線の標示。
今は数を減らしつつある円板型の可変速度標識。
三野バス停
瀬戸内国際芸術祭の時に使われる臨時のバス停だ。2010年から3年おきに開催されているそうだ。
香川県三豊市に突入!
[3-1] 三豊鳥坂IC 出口 1km
[3-1] 三豊鳥坂IC 出口 500m
情報なし
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[3-1] 三豊鳥坂IC 出口
高瀬、詫間方面はこちらから
高瀬PA 2km
豊浜SA 19km
右カーブ
三豊市の街並みが一瞬見える。
対向車線では自衛隊車両が隊列走行している。
[4] さぬき豊中 5km
[5] 大野原 14km
高知 90km
松山 114km
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高瀬PA 入口
古くからある高速道路という感じの風景だ。
[4] さぬき豊中IC 2km
名神高速道路の豊中ICと区別するため、頭に「さぬき」を付けたようだ。
この先にトンネルがあるようだ。
[4] さぬき豊中IC 出口 1.5km
眉山トンネル 長さ:510m
[4] さぬき豊中IC 出口 500m
この先 工事走行注意
仮設の標識がいくつか置かれている。
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[4] さぬき豊中IC 出口
観音寺、三豊市街方面はこちらから
工事(または作業)が終わって引き上げた直後だったのだろうか?
車線減少の仮設標識があったが、それっぽい様子は見られない。
いい眺めだ。
[5] 大野原 8km
[6] 川之江JCT 19km
高知 84km
松山 108km
香川県観音寺(かんおんじ)市に突入!
防護壁がないため、この先の道路が見通せる。
40キロポスト
「高松から」との表記があるが、開通当時高松西IC〜善通寺ICは未開通で、
現在の高松西ICは高松ICと仮称されていた名残である。
観音寺バス停
道はまだまだ続く。
[5] 大野原IC 2km
[5] 大野原IC 出口 1km
[5] 大野原IC 出口 500m
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[5] 大野原IC 出口
観音寺市街、豊浜、一の宮公園方面はこちらから
豊浜SA 3km
上分PA 13km
道の駅 霧の森 22km
高知自動車道の新宮ICに隣接している道の駅だ。
豊浜SA 2km
[6] 川之江JCT 9km
[E32 高知道] 高知 74km
[E11 松山道] 松山 98km
[E32 徳島道] 徳島 111km
ちなみに次のICは
[E11 松山道] [7] 三島川之江IC 13km先
[E32 高知道] [8] 新宮IC 20km先
[E32 徳島道] [6] 井川池田IC 31km先 である
(いずれもこの標識の設置場所からの距離)
豊浜SA 0.8km
[ガス欠に注意!豊浜SAで早めの給油を]
四国の高速道路で唯一、GSが24時間営業しているSAである。
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豊浜SA 入口
豊浜といえば、どかちゃん(青春ブタ野郎シリーズの登場人物の一人「豊浜のどか」)である。
50キロポスト
特別なものは設置されていない。
ここからトンネルが連続する。
[追突注意 車間距離を十分に]
魚見山トンネル 長さ:500m
真っ直ぐな道だ。
上之山トンネル 長さ:310m
鳥越トンネル 長さ:920m
香川県→愛媛県
愛媛県四国中央市に突入!
山田井トンネル 長さ:380m
道路脇の樹木がかぶって標識が見えなくなってしまっている…
[ようこそ愛媛 道後温泉]
道後温泉へは、松山自動車道の松山ICから。
[6] 川之江JCT 2km
[6] 川之江JCT 分岐 1km
[川之江JCT - 川之江東JCT 工事車線規制]
[6] 川之江JCT 分岐 500m
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[6] 川之江JCT 分岐
[E32 高知道] 高知方面と、[E32 徳島道]方面は左方向へ
[E11 松山道] 松山方面と
[E76 しまなみ海道] 今治方面は直進方向へ
高知方面へのレポートはこちらから
(現在工事中)
松山方面へ分岐。
高松道レポートは、ここでおしまい。
これより先の区間のレポート:
[E11] 松山自動車道 川之江JCT〜松山IC 編 はこちらから>
[E32] 高知自動車道 川之江JCT〜高知IC 編 はこちらから>
開通した時期の違いから、高松西ICを境に道路の雰囲気が違うと感じた。
阪神地区と四国地方を直接結ぶメインルートとなっているためか、
先に取材していた徳島自動車道に比べて走りやすそうな道路だと感じた。
途中、聞き覚えのある地名が出てきて「おっ?」と思うことがあったが、
由来などを調べた結果関係ないと知ったときは「なんだよぉ…」と感じた。
Part1の冒頭で言及したが、 高松東IC以東では開通当初対面通行であったというが、
4車線化拡幅事業着手の目安となっている1万台/日の交通量を同区間で越えていて、
地元からも拡幅の要望があったにもかかわらず、政府の都合により拡幅事業の方針が
二転三転していた経緯を見ると、拡幅工事の完成は悲願だったのだなと感じた。
民主党政権時代に「公共事業は税金のムダ遣いだ!」「2位ではダメなのか?」などと言って様々な
公共事業が切り捨てられ、そこへ東日本大震災に伴う原発事故という大きな災害などが
加わり経済活動は低迷した。この高速道路もその影響で拡幅工事が進められず、
慢性的な混雑から、メインルートとしての役割を果たせない状態に陥ったこの道路を、
直接利用しない人から「ムダなもの」と思われていたと考えると、その建設計画に携わっていた
関係者は非常に理不尽な思いをしていただろうと心が痛む。数か月に1回程度ならまだしも、
慢性的に混雑しているならば、供給が需要に追いついていないというのは明らかだ。
道路の建設・拡幅事業が無駄なことなのかどうかは車の流れを見ることと、その効果が
費用に見合っているかで判断すべきだと思うようになった。
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※レポートを提供してくださいましたヒバライオン新太様、ありがとうございました。
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